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うつ病で3ヶ月休職したサラリーマンが復職に向けて準備したこと

2019/02/20
 
この記事を書いている人 - WRITER -
たぐ
webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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うつ病で休職してから3か月が経とうとしています。僕にとって3ヶ月とは、休職できる最大の期間です。
どんなに嫌でも、復職を意識し始めると、どのように復職に向けて準備をしたらいいものか悩みますよね?
うつ病で休職している人の復職までの様子を参考にしたくても、知り合いもいなければ情報も少ない。
だから、うつ病で3ヶ月休職した自分の経験が、読んだ人の参考になればと思い、この記事を書くことにしました。

この記事を読んで分かる事
1.うつ病者の復職に対する不安
2.復職に対する不安の原因
3.復職に向けたうつ病者の実体験

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うつ病による休職からの復職に対する不安

僕は、数週間後にせまった復職に向けて不安があります。
数週間後にやってくる休職3ヶ月が僕の満期。今の会社は、転職して試用期間が終わったばかりなので、最大で休職できる期限が3ヶ月と決められているんです。
「やっていかなきゃ」、「やっていける自信はない」
毎日、復職する責任と仕事に対する自信の喪失感を感じているんです。
おそらく、休職期間が長い人ほど、復職に対する不安は、大きくなるんじゃないかな?

復職に対する不安の原因ってどこからくるんだろう?

そういう訳で、ここ最近は、復職に対する不安でいっぱいなんですが、うつ病が原因で休職をしたならば、復職に不安になるのは当たり前なんですよね?
うつ病になった原因が何であれ、
僕らの職場での記憶は、
仕事で失敗した経験で止まっています。

復職を控えた僕の頭に浮かぶ不安は主に4つです。

①人と上手く関われるか
②仕事のリズムに戻せるか
③他のスタッフにどう思われているか
④うつ病が再発しないか

この記事を書いていて思った事が、休職している間に、復職に対する不安を言葉にしておくのはよいですね。
復職に対して不安に思っていることをまとめると、自分の苦手なシチュエーションや苦手な事柄がわかってきました。
僕の場合は人との関わりなど、「人間関係」に対する不安が大きいようです。
お客さんと上手く話ができるかなぁ?
スタッフとコミュニケーションとれるかなぁ?
「他人の目」を気にしすぎてしまう事は、精神科医からも、度々指摘されるし、自覚もあるんです。
自分の苦手な事がわかって、不安の原因が整理できても、すぐに解決する訳ではないけれど、漠然とした不安を抱えているよりは、自分の理解できる範囲までに不安を言葉にしておけると、気が楽です。

復職の助言をしてくれても、選択の決定権は自分にしかない

復職への不安が残っていても、いつかは復職をしなければならないですよね?
復職に向けて不安に思っていることがわかっても、最終的には、自分でどう仕事と生活と向き合っていくかを決めなければいけません。
復職については、医師、家族、上司に相談や話をしました。

① 精神科医

精神科の医師と話をする内容は、たいてい「食べる」「寝る」「くすりの効き具合」でした。
僕の場合は、休職の期限が3か月と決まっていたし、当初は「眠れない」事を中心に訴えていた事もあり。
医師の中では、僕の生活リズムの優先度が高まっているんだろう‥と最近では冷静に考えている自分自身に、うつ病の回復を感じているようなそんな関係性を保っています。
休職の期限が決まっているので、医師としても「まだ復職は早いんじゃない?」とも言えないような状況を作ってしまっているから、復職のタイミングや具体的な働き方について、アドバイスを受けた事がほとんどないんです。

② 妻

僕の仕事は、病院で入院している患者さんにリハビリを行う仕事をしており、患者さんと密なコミュニケーションをとらなければならないサービス業なんです。
妻とは、「1対1で何十分も患者さんとコミュニケーションをとれるかが不安だ」という事をよく聞いてもらっています。
仕事について自分の考えを話す事は、普段は億劫なんですけれど、時々、無性に話を聞いてもらいたいと思うときがあるんですよね。
思った事をありのまま話すと、自分について曖昧だった不安に理解が深まっていく実感がします。
あなたは、復職に対してどんな不安がありますか?
僕は、妻と話をしていく中で、「相手の顔色を見る」といいますか。相手の好む対応を自分ができなかった時に、強い失望と不安、焦りを自分に感じる事がわかってきました。
わかってきたところで、復職をして患者さんと1対1の場面になれば自分しか頼るものがないので、妻に話した後は、「やるしかないよね」という諦めと自信が入り混ざったような感情が自分の中に残るだけなんですけどね。

③ 職場の上司

職場の上司とは、
● 休職の相談をした時
● 診断書を持っていった時
● 電話で状態の報告
コミュニケーションをとる機会があっても、上司としては病気の事は主治医に任せるほかないし、復職するかどうかは、本人の意志に任せるしかないんですよね。
本当は、フルタイムからではなくて、時間や出勤日数を少なくできないか相談したいんですけれど、今の職場は転職してまだ4ヶ月しか働けていないので、雇用形態の相談が申し訳なく思えてしまい、フルタイムで復職になりそうです。
もっと権利を主張すればいいんでしょうけれど、ちゃんと仕事できている訳ではないから、強く出られないのが悩みの種です。

復職の参考になる現実味のある情報がない

本やインターネットで調べると、専門の医療機関が、うつ病の患者さんが復職までに通る道を示してくれています。
でも、僕は「体験談」が知りたかった。結局、休職からの復職といったって、会社のシステムによって形は色々ですよね?
うつ病で復職する人が肩身の狭い思いをせざるを得ない会社もあれば、ならし勤務のように、徐々に復職できる職場もあるだろうし。
理想を言うなら、うつ病の自分を復職しやすいようにバックアップするような体制であってくれればいいけど、会社は自分の為に存在している訳ではない。
だから、うつ病からの復職というベルトコンベア式の説明をされても、何か「きれいごと」に聞こえてしまい、現実味を感じなかったんです。
例えば、初めて子育てをするお母さんが、子育て本よりも、先輩ママの体験談の方が参考になるように、僕は、当事者の体験談を知りたかった。

うつ病で3ヶ月休職したサラリーマンが復職に向けて準備した事

うつ病 復職 準備.jpg

だから、うつ病で休職している自分が、実際に復職に向けた準備として行っている体験談を書いていきます
読んでいてしっくりくる内容は、自分にあっていると思うので、当事者が考えたアイディアとして、参考にしてみてください。

① 生活リズムをつける

医師は、生活リズムを整えるように初めての受診から必ず言います。でも、「整った生活リズムって何?!」と思いませんか?
僕は、生活リズムには二種類があると考えるようになりました。
i) 体を休める生活リズム
うつ病の急性期から回復期の生活リズムです。
朝起きて朝日を浴び、3食をしっかり食べ、薬を飲む習慣をつけ、昼寝をしすぎず、やりたいと思う事だけ無理せずにやって、夜はしっかり眠る。
いわゆる医師のいう「生活リズム」だと思います。
ii) 復職をする為の生活リズム
仕事のリズムに合わせた生活をしていく事です。
朝起きる時間は出勤時刻に合わせて、頭を使って考える作業や体を使って体力をつける作業を行う事が、仕事をするなら必要ですよね?
僕は、ちょうど子どもが学童に通い始めたので、朝食の準備と学童に送っていく事をきっかけに、出勤時刻に起きる事と出勤を兼ねた外出をするきっかけを作りました。
今までは、8時前の誰もいないリビングに起きていた時に比べ、朝が早いだけでなく、出発が遅れないようにテキパキ動くと、朝から頭や体を使って動く感覚が取り戻せますよ。

② 家事や育児をやる

自分が動ける範囲で、家事と育児を行う事をおすすめします。
仕事では、ひとつの仕事だけを行うって事は少ないですよね?何か課題をやっている最中に、他の仕事を頼まれたりする事がほとんどでした。
家事や育児をやっていると、自分のペースでやれない事が多いんですよね。
だから、
「待ったり」
「相手のペースに合わせたり」
「余計な疲れを感じたり」
一人で生活しているだけでは、感じられないストレスを感じる事ができます。
そして、一番大事な事は、疲れが溜まりすぎてストレスで潰れないように、「手放す事を覚える」ことです。
休職中では、仕事で疲れて帰ってきた奥さんを見ると「せめて家事は自分がやらなきゃ!」って、勝手に責任感を高めてしまうけれど、休職中の自分にだって都合はあるんです。
● 体調が悪い
● 昨日は眠れなかった
● 昼間に動きすぎて疲労感がある
● 気分があがらない
自分の体調と相談し、いまの自分の仕事(家事や育児)を手放せることは、再発しない為の技術として身につける必要があります。

③ 人と関わる

休職してから圧倒的に少なくなっている事は、人とのコミュニケーションの量です。
この3か月、僕がコミュニケーションを習慣的にとっていた相手は、妻と娘と精神科の先生です。
正直、「いま人と関わるのがもっとも不安」
3か月近くまともに他人と話をしていないと、どういう風に他人と接していいかを忘れます。
家族や医者は、自分に都合のよいように言葉を選んでくれているから、病気の事情を知らない人と接するのが怖いんですよね。
「うつ病で‥」なんて言い訳もきかないじゃないですか?治ってないなら、職場にくるなよと言われてしまいますよね。
だから、復職前に、人と関わる機会を自分から作ってみたんです。
i)ランチ会
自分の病気の事を話せる人と食事するだけでも、どんな風にコミュニケーションとっていたか、「自分らしさ」が取り戻せます。
どんなに仲が良くても、適度に気を使いますが、人と関わっていく練習としては、「病気の事を話せる友人」とのランチは、社会復帰へのいい機会です。
隠す必要を感じているのは自分だけです。僕は、「僕のリハビリに付き合ってくれ!」とメールで、ランチに付き合ってもらいました。
ii)美容院
単純に髪の毛が切りたかったという理由もありますが、美容院で1時間、1体1で人と関わりを持たなければならないのは、コミュニケーション不足の休職者にとっては、結構苦痛です。
もし通い慣れている美容師であれば、友人ほど近くはないし、赤の他人ほど距離が離れていないので、コミュニケーションをとり、人慣れしていくには、いい環境だと思います。
家族や医師から世界を広げ、人とコミュニケーションをとれるようになった自分に気づけると、うつ病の回復や仕事に復帰していく自分に自信が持てました。

④ 考える作業を行う

何かの課題を解決する過程を考える作業は、仕事をする上で必要です。
僕がブログを書いている理由も、ブログが好きであると同時に、ブログを読みやすくしたり、ブログに各文章を考える事が、仕事での問題を解決する時の「頭の使い方」に似ていると感じているからです。
例えば、社内のSNSを閲覧してみたり、仕事に関連した本を読むなど、1日の中で、「考えて問題を解決する時間」を作ってみてはいかがでしょうか?

⑤ 体力をつける

僕は、平日は1日7000歩を必ず歩くようにしています。理由は、通勤で歩く歩数が往復7000歩だからです。
休日は、妻や娘も休みなので、各地で行われているイベントに参加したり、子どもとサッカーをしたりして、活動量を増やしていっています。
単純に歩くよりも、ショッピングモールに行ったりとか、○○祭りなどに出向いた方が、色々な活動をする事が余儀なくされますよ。

⑥ 抑うつ、不安や焦りを感じた時の対処を身につける

再発や体調不良を予防する為に、休職中に、自分にあった対策を色々と試しています。
ここでは、何に取り組んでいるのかを挙げさせていただきます。細かいやり方などは、リンクを貼りますのでそちらを参考にしてください。
i) 認知行動療法で考え方を整理する

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ii) 眠りの質をあげる為に瞑想を取り入れた

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iii) 薬の飲み方を医師に相談した
僕は、抗うつ薬と抗不安薬を服用しています。抗不安薬は、自分の気分に合わせて、一錠にしたり、二錠にしたり、今後、復職した後には、職場でそわそわ・ドキドキしてしまった時に服薬したり、自分でコントロールする方法を医師に教えていただきました。

まとめ

うつ病で休職し、復職をする人の現実味のある情報を自分が知りたいと思ったので、今回、復職前の自分が感じている不安や行っている復職の準備について書きました。
言葉足らずでわかりにくい部分は、説明を加えたいと思うので、気軽に質問いただければと思います。
少しでも参考になっていれば嬉しいです。

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