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うつ病の回復期の波が激しいからこそ、落ち着くまでに考えた4つのこと

2019/07/25
 
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たぐ
webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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うつ病の回復期には、体調の波がつきもの。調子が良いと思っていたら、翌日には憂うつな気分でいっぱいになるなど。回復期の波が激しいと、抑うつ気分が強まったり、生活に不安を感じたりすることもあるでしょう。

 

 

 

 

 

僕は、現在、仕事や家事ができるまでに体調が良くなってきましたが、一時期は、体調の波が大きくて、活発に動ける時もあれば、ほとんど身動きできなくなる日もある日々に、不安や疲れを感じる時もありました。体調が落ち着かないと、できることもなかなか増えていかないですし、気持ちの面でもつらく感じるでしょう。

 

 

 

 

回復期の気分や体調の波に流されないようにするには、どういったことを考えれば良いのでしょうか?この記事では、体調の安定しない回復期に考えたい4つのことを紹介します。少しでも、からだや気持ちに負担をかけないように、うつ病の回復期を過ごしていければと思います。


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うつ病の回復期とは、いつからいつまで?

うつ病の専門書によると、一般的に回復する過程は、次のように考えられているようです。

 

急性期:気分の落ち込み、不安、イライラ、不眠、食欲の低下などの症状がもっとも重くつらい期間
回復期:調子が良くなったり、また少し落ち込んだりというように上下しながら徐々に改善していく時期
再発予防期:「回復への最後の総仕上げ」ともいえる時期

(引用:坪井 康次(2017) 患者のための最新医学 うつ病.高橋書店,pp64ー66

 

 

厚生労働省によると、一般的に急性期は1~3ヵ月、回復期は4~6ヵ月、再発予防期は1年以上になります。ただ、人それぞれで、回復にかかる期間やできる活動などが違ってくるでしょうから、それぞれの期間を厳密に分けられるものでもないでしょう。

 

 

 

 

 

実際に僕の場合は、うつ病の診断を受けて、抗うつ薬を使用しはじめてから1ヵ月くらいが経過した頃に、自宅でちょっとした家事ができる日も出てきました。その一方で、朝に起きられず、15時過ぎまでベッドの中という日もありました。

 

 

 

 

専門家ではないので、はっきりとは言いきれませんが、回復期とは、からだが動くようにはなったものの、気分や体調が安定しない時期のことを指すのでしょう。

 

回復期の波が不安な時は、主治医に相談してみる

僕は、うつ病の回復期に入ってから、症状の波が激しい時期がありました。例えば、家事をしたり、軽いランニングをしたりできたと思えた日があれば、全くやる気がわかずにソファの上でYoutubeを見ることしかできないという日もあったんです。

 

 

 

 

体調が良くて、意欲が湧いているうちは「安定したかな?」と安心感がある一方で、調子を崩す日があると、自分のつらい状態が一生続くような気持ちにもなるかもしれません。

 

 

 

 

僕は、症状の波が激しいことが不安に感じられたので、自分が抱えている悩みについて、主治医に相談したことがあります。その時には、主治医と次のようなやり取りをしました。

 

Dr.X
どうですか?

 

たぐ
調子が安定しなくって。良い時は動けるんですけれど、調子が悪くなると動けなくなるので、それがつらいです。でも、回復期って、そんなもんなんですよね?

 

Dr.X
そうですね。うつ病の回復期には、どうしても波があるものなんです。2、3日で調子が戻れば問題ないですが、1~2週間続くようなら相談してくださいね。

 

それぞれの精神科医によって考え方や方針の違いがあるかもしれませんが、長く続かない体調不良は、うつ病の回復期には必ず見られることのようです。僕は、主治医の考えや助言を聞けただけでも、自分の病気を理解したり、からだの状態を知ったりすることにつながり、不安な気持ちが軽くなりました

 

 

 

 

体調の波に不安を感じる時には、まずは、主治医に相談してみるようにしましょう。

 

回復期に体調の変動が激しい理由

そもそも、なぜ、うつ病の回復期に体調の波が激しくなるのでしょうか?個人的な考えになるのですが、自分の経験から体調の波が激しくなる理由について考えてみました。

 

 

回復期に体調の波が激しくなる理由

・ 活動と休憩のバランスがわからない

・ からだを動かしぎる

・  頭を使いすぎる

・ 家族や周囲に気を遣えるようになる

・ 仕事や将来のことについて考えはじめる

 

 

うつ病になって寝たきりのような全く動けない期間が長くなると、からだが動かせるようになっても、活動や休憩のペースがわからないように思います。だから、調子が良い日には動きすぎてしまったり、調子が悪いにも無理をして動いてしまったりして、無意識にからだや頭を使い過ぎてしまうのかもしれません。

 

 

 

 

からだが動けるようになれば、できるだけ家族に迷惑をかけないように振る舞いたいですし、仕事復帰などについても、現実的に考え始めますよね。つまり、からだが本調子になっていない中で、動きすぎたり、気を遣いすぎたりすることがきっかけで、体調の波が激しくなりやすいと言えるのではないでしょうか。

 

回復期の波が落ち着くまでに考えた4つのこと

うつ病になったら、回復期の波は必ずあるものであるとわかりましたが、当事者としては、少しでも楽に生活したいもの。そこで、僕は、以下にあげる4つのことを考えながら、回復期の波が落ち着くまでの期間を過ごすようにしていました。

 

 

1.自分の状況を家族に伝える

回復期は、周りから見ても活動できるようになってきたので、家族もひと安心して、健常な頃の自分を相手にするようかのように、多くの相談事をしてきたり、怒りをぶつけてきたりすることもあるでしょう。

 

 

 

 

ところが、当事者としては、まだまだ本調子で動くことが難しく、病気の前に比べると頭の回転も悪く、処理できる物事も少なくなっています。このように、家族と当事者の間には、うつ病の回復に対する認識のギャップがあるのです。

 

 

 

 

だから、家族には、自分の状態や気持ちについて、時々は説明しておきたいです。実際、僕も妻から、「何を感じているか、考えているかを理解したい」と言われたことがあります。うつ病の時は、言葉数も表情も少なくなっているので、周囲からすると、本人が何を考えているのか察しにくいのかもしれません。

 

 

 

 

 

自分のからだに負担をかけないためには、気が向いた時にちょっとだけ勇気を出して、家族に自分の状況や気持ちを話しておけると良いでしょう。

 

 

2.ポジティブな感情にも注意する

うつ病の療養中は、憂うつや不安をはじめとするネガティブな感情に注意がいくもの。ネガティブな感情がある日は、慎重に行動するよう心がけている人が多いのではないでしょうか?

 

 

 

 

ただ、僕はネガティブな感情よりも、むしろポジティブな感情を持っている時に注意が必要と考えています。というのも、ポジティブな感情が湧いた時は、からだの調子も良いですし、動けなかった時間を回収するように、動きすぎてしまうこともよくあったからです。知らないうちに疲れやストレスが溜まって、気がつけば激しいうつ状態に陥ってるということにも。

 

 

 

 

自分が経験したことからすると、うつ病の回復期には、ポジティブな感情だろうと、ネガティブな感情だろうと、プ感情の動き自体がからだや心のストレスになるように感じます寝たきり期を抜けて、活動できる喜びや嬉しさを感じはじめた時期ですから、適度にポジティブな感情にひたりながら、「調子に乗って動きすぎない」ように気をつけたほうが良いでしょう。

 

 

3.仕事復帰を先のばしする

僕は、回復期に入った当時には、会社を休職していました。会社からは休職期間として2ヶ月間をもらっていたのですが、2ヵ月が経過しても体調の変動が激しかったので、休職期間を1ヵ月延長したんです。結局、合計3ヵ月の休職をしても、復職に失敗して会社を辞めることになったのですが、からだの状態によっては仕事復帰を先延ばししたほうが良いかもしれません。

 

 

 

 

復職をしてみてわかったことは、自分がいなかったところで、会社も、スタッフも、担当していたお客さんも、いないなりにまわっているということです。真面目な人ほど、「仕事を休むと職場に迷惑がかかる」と思いがちですが、そんなことは幻想かもしれません。1スタッフがいなくても、フォローする体制が整っているのが会社ですから。

 

 

 

 

一生懸命働いていると、自分や家族の存在より、仕事や会社を重視してしまいがち。ですが、体調が良くなれば、仕事のことは何とかなるものでしょう。せっかく体調が良くなってきているのだから、自分のからだを一番に考えていきたいところです。

 

 

4.生活リズムを整える

体調の波が激しいと、乱れた生活になりがちですが、回復期では生活リズムを整えることが重要です。生活リズムが整っていると、不安になりにくかったり、活動しやすくなったり、からだにとって多くのメリットがあります

 

 

 

 

僕の場合は、家事や散歩を日課に取り入れながら、デスクワークをするイメージでブログを書いたり、人との距離感を慣らすために喫茶店などの人ごみにいったりして、多くの時間を過ごしました。現在は、在宅で働く兼業主夫として、webライターの仕事を中心におこなっています。

 

 

 

 

生活リズムが重要なことは、仕事をする環境や自分の役割などに関係ありません。うつ病を改善していったり、予防していったりするためにも、回復期には、基本的な生活習慣を身につけたいものです。

 

まとめ

体調の波が激しいと、急性期に戻ってしまったように感じますが、回復期には必ず起こる状態です。この時期をできるだけからだや気持ちの負担が少なく過ごすために、自分の経験から必要だったことを紹介しました。

 

 

1. 自分の状況を家族に伝える

2. ポジティブな感情にも注意する

3. 仕事復帰を先のばしする

4. 生活リズムを整える

 

 

体調が変動するつらい時期でもありますが、逆に言えば、からだが回復している最中です。体調とうまく付き合いながら、自分にあった生活スタイルを見つけていけると良いのではないでしょうか。

 

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