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うつ病を再発してから気づいた6つの兆候【体験談】

2019/07/29
 
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たぐ
webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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うつ病の再発は、誰でも不安に思うもの。うつ状態の経験がある方なら、寝たきりになるようなつらい思いは避けたくなるものです。

 

 

 

 

 

一般的に、うつ病を再発する前には、発症した時と同じような症状に悩まされやすいと言われています。ただ、実際に再発を疑がうような症状があっても、自分では確信できないことがあるかもしれません。「甘えかも」「怠けたいだけ」などといったように、からだがつらい状況なのに、なぜか気持ちの問題と考えてしまうことが多くはないでしょうか?

 

 

 

 

僕は20代の時にはじめてうつ病を発症し、30代に入ってうつ病を再発しました。現在は、再発後のうつ病の状態も、仕事ができるほどに良くなってきたのですが、振り返ってみると、「調子がおかしかったかな?」と思える再発の兆候があったことに気づいたんです。

 

 

 

 

 

そこで、自分がうつ病を再発した時の経験を紹介します。もちろん、うつ病を発症したり、再発したりした時の症状は人によってさまざまでしょう。ですが、再発した当事者の様子がわかると、受診や再発予防に役立つと思うので、参考にしてみてもらえれば幸いです。


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うつ病の再発率

厚生労働省によると、うつ病の再発率は60%と言われています。再発してうつ状態になると、発症時のように仕事や家事などができなくなるので、体調を崩さないよう再発予防をしたり、自分の再発の兆候を知っておいたりすることが必要です。

 

 

 

 

一般的に、うつ病を再発した時には、発症時と同じような症状が現れます。

 

 

一度うつ病になった人は、同じような状況におちいった時に再発しやすく、また初期症状も同じような形であらわれることが多い

(引用:坪井 康次(2017) 患者のための最新医学 うつ病 高橋書店 )

 

例えば、他人の言動で不安な気持ちが強くなったり、眠れない日が続いたり、イライラした状態が多くなったりと。「あの時と同じかもしれない…」と思えたら、まずは、うつ病の再発を疑ったほうが良いかもしれません。

 

 

 

 

ただし、人によっては、はじめてうつ病を発症した時と違った症状が出るということも。そのため、うつ病の再発を疑った時には、自己判断をせずに、精神科や心療内科を受診して、専門家の意見を聞いてみたほうが正確な判断をしてもらえるでしょう。

 

再発の兆候だったと感じる6つのこと

では、うつ病を再発した時のイメージはどういったものなのでしょうか?ここからは、実際に、僕がうつ病を再発した時に感じた再発の兆候を紹介します。もちろん、全く同じことが当てはまる訳ではないですが、再発の兆候を考えてみたり、受診したりする際の参考になるでしょう。

 

 

うつ病の再発の兆候だったと感じる6つのこと
1. 自宅で酒を飲むようになった
2.  家族の声かけに、イライラしている
3. いつも不安な気持ちになっている
4. 常に、仕事で失敗することばかり考えている
5. 入眠困難や中途覚醒の頻度が増えた
6. 人目や人と接することを避けるようになった

 

 

1.  自宅で酒を飲むようになった

僕は、普段、自宅で酒を飲むことが全くないのですが、再発した当時を振り返ると、夕飯後に350~500mlの缶酎ハイを飲むことが習慣になっていました。炭酸のアルコール飲料を飲むと、その時だけは、スッキリした気分になれたので、からだが自然とアルコールを欲していたのかもしれません。

 

 

 

 

うつ病者では、アルコール依存症を併発している人も多いと言われています(参考:e-ヘルスネット。たしかに、アルコール飲料を飲むと気分が高揚しますし、嫌な気持ちや忘れたいことがある時などには、酒を飲みたくなることも多いですよね。

 

 

 

 

依存症までいかなくとも、うつ病を発症する前に、アルコールが習慣になる人も多いと思います。もともと酒を飲む習慣がなかった場合、自分では「少量のアルコール」と思っていても、からだの異変に注意した方が良いでしょう。

 

 

2. 家族の声かけに、イライラしている

僕は、妻と小学校2年生になる娘と3人暮らしをしているのですが、うつ病を再発した頃に、妻から「なんで、そんなにイライラしているの?」とよく言われていたことを思い出しました。こういった指摘を受けて振り返ってみると、たしかにスケジュールを聞かれたり、子どもの教育方針について聞かれたりするなど、何か考える作業が求められた時にイライラしやすくなっていました。

 

 

 

 

うつ病の代表的な症状に、「考えがまとまらくなる」という状態があります。僕の場合も、何かを考えようとした時に頭が熱くなったり、重くなったりするような感覚がありました。自分では、「頭に速度の遅いパソコンをのせている」という表現をしています。イライラするまでいかなくとも、考えがまとまらないと感じた場合には、うつ病の影響が考えられるかもしれません。

 

 

3. いつも不安な気持ちになっている

うつ病には、不安がつきもの。僕の場合も、職場で不安を感じることが多かったです。

 

 

 

 

僕は、再発する約2ヶ月前に、仕事でとあるお客さんからクレームを受けたことがありました。クレームを受けた時は一時的に落ち込んだのですが、その場では何とか気持ちを持ち直し、お客さんのクレームに対応することができました。ところが、その日の夜から、お客さんから受けたクレームが頭から離れず、自分のやることなすことに全く自信が持てなくなってしまったんです。

 

 

 

 

クレームを受けて自分の仕事に自信がなくなってしまった僕は、それ以来、仕事中に、他のスタッフから自分が怠けているように見られたり、手を抜いて仕事をしていると思われたりする気持ちを持つようになったんです。こういう状態を「被害妄想」と言うのかもしれません。ただ、当事者からすると、周囲の目を不安に感じて、満足に仕事ができない状態になってしまい、とてもつらい思いをしました。

 

 

4.  常に仕事で失敗することを考えていた

また、職場から帰宅した後や休日にも、仕事のことが頭から離れなくなっていました。娘と遊んでいる時も、家族で遠出をしている時も、仕事に対する不安が漠然と頭に浮かんできたのです。例えば、

 

・担当しているお客さんからクレームが入ってはいないだろうか?

・自分が行った仕事で、同僚に迷惑をかけてはいないだろうか?

など

 

とにかく、仕事で失敗をしていそうな予感が頭から離れなかったので、うつ病を再発した当時は、いつもひどく疲れていたように感じました。

 

 

5. 入眠困難や中途覚醒の頻度が増えた

うつ病の睡眠障害には、「入眠困難」「中途覚醒」「早期覚醒」の3種類があります。なかでも、僕の場合は、「入眠困難」や「中途覚醒」の頻度が増えていました。

 

 

 

 

ベッドで眠りにつくことができても、夜中に何度も目を覚ましては仕事のことを考え、そのたびに首や背中などに大量の汗をかいていたのです。自分では眠ったつもりでいても、夜中目が覚めた時にはしっかり頭がさえていましたし、睡眠の途中で目が覚める頻度も多かったので、全く疲れがとれない日々を送っていました。

 

 

 

 

また、仕事が不安で仕方がなかったので、段々と朝を迎えることが怖くなり、それからは眠りにつくのにも約2時間くらいかかるようになりました。「明日が来るのが怖かった」というと、わかりやすいかもしれません。

 

 

 

 

睡眠障害は、うつ病の時に、もっとも多く見られる症状です。眠れなくなると、不安になりやすかったり、思考が働くなったりするなど、色々な困難さが出てくるので、受診するきっかけと考えて良いかもしれません。

 

 

6. 人目や人と接するのを避けるようになった

再発の6つ目の兆候は、人間関係を避けるようになったことです。僕の場合、頭の中で考えがまとまらなかったためか、うまく言葉が出ないことも多かったですし、相手の言動で不安な気持ちになることが多かったので、人と関わることがすっかり怖くなっていました。

 

 

 

 

ただ、一方では、孤独感が強くなっては、自殺を考えるようなこともあったんです。自分から人を避けているにも関わらず、孤独感が強まるなんて厄介な状態ですが、気持ちに余裕がなくなると他人とのコミュニケーションも億劫に感じられるのでしょう。

 

再発を疑ったら、迷わず受診する

一度うつ病を経験している人なら、誰でも再発をしたくないものです。あるいは、再発の兆候があったとしても、「甘えている」「怠けているだけ」といったように、再発を認めたくない場合もあるかもしれません。

 

 

 

 

ただ、実際に、再発をしてみると、はじめてうつ病を発症した時と同じような症状で悩まされますし、自分で解決できないことのほうが多いです。いまは、本やインターネットで、「うつ病は自分で治せる」「薬を使わずに治した」などの情報もありますが、思考力が低下しているうつ状態では、自己判断するのは危険ではないでしょうか?

 

 

 

 

自分で通院できるうちに受診して、早めに治療を開始することで、病気の重症化を防ぐようにしましょう。

 

関連記事:うつ病が治ってきたと思えること、再発予防のために気をつけること

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