うつ病人の生き方・働き方改革

うつ病で落ちた意欲の回復に、大事だったと思うこと

2019/02/03
 
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たぐ
webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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うつ病になると、今まで楽しめていたことにも、意欲が湧かない。

 

 

 

どうやったら意欲が湧くのか?うつ病になる前の自分は、どうやって〝それを〟楽しめていたのか?あらゆることに意欲が湧かないと、なんだか、自分が自分ではないような感覚になりますよね。

 

 

 

うつ病で落ちた意欲に加え、日々、変動が激しい体調と付き合っていると、病気のことばかりに意識が向き、何かをするのに慎重になる…。言ってみれば、「ただ生きていることに慎重になる」というか。

 

 

 

先日、僕はうつ病になってから、初めて、ちょっとした旅をすることができました。うつ病の診断を受けてから、僕の生活圏は、せいぜい精神科と駅前のドトール、元職場の半径7㎞でした。だから、日帰りの旅ができるようになったことは、自分の中で、とても嬉しかったんです。

 

 

 

なんで、旅をしたい気持ちが湧いてきたか?遠出をしようとする意欲が出てきたのか?自分でも、不思議でした。

 

 

 

うつ病って、意欲が落ちる病気ですし、薬を飲んでいるからと言って、自然と意欲が湧いてくるなら、世の中のうつ病の人は、もっとイキイキしていると思うんですよね?

 

 

 

そこで、ちょっと、自分の生活を振り返ってみると、うつ病で落ちた意欲の回復に、大事だったんじゃないかな?って思えることがありました。その大事なこととは…

 

 

 

病気じゃなくて、自分の人生の時間に意識を向けること

 

 

 

「自分の人生の時間をどう使うか」を意識するようになってから、うつ病持ちの体でも、「何かをやってみたい」という意欲が湧くようになってきたんですよね。


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〝うつ病だから〟…何なの?

うつ病になってからは、普段の生活を送っていても、自分が自分ではないような感覚がありました。

 

 

 

「今日も、なんだか調子があがらない…」、「やる気が起きない」、「昔の自分は、こんな感じだったかな…?」

 

 

 

健常な頃と比べると、うつ病の自分は、〝挑戦する〟とか、〝努力する〟とか。何か行動を起こそうと思っても、体を動かせるほどの気力が湧いてこない。それが1日だけならまだしも、毎日続いたり、1日の中でも、気力の変動が激しかったり…。

 

 

 

そうした体調の変動が激しく、うつ病の症状にうんざりさせられていたお陰で、いつの間にか、常に、病気のことに意識が向いてしまうようになっていたんですよね。

 

 

 

病気のことに、自分の意識が固定されると、症状の程度、今日の体調、病気の回復具合など、考えること全ての中心が、「うつ病」になってくると思うんです。

 

 

 

「うつ病にさえならなければ…」

「自分がうつ病だから…」

「うつ病…。もうイヤ…」

 

 

 

ずっと、病気について考えていると、まるで自分の人格の一部みたいにうつ病が思えてきて。いつの間にか、「うつ病を治すこと」や「うつ病の体を制御しようとすること」が、生活の中心だったり、生きる目的にすり替わっていることに気づいたんです。

 

 

 

自分の人生が、うつ病に振りまわされていると思うようになってからは、うつ病のことを考えるよりも、「うつ病を患っている今の体でも、自分の人生の時間をどう使って、いかに人生で楽しい時間を過ごせるようにできるか」に意識を向けるようにしていきました。

できないことは、無理をしてまでやらない

健常な頃と比べると、うつ病になってからは、明らかにできないことが増えるんです。

 

 

 

意欲や気力が湧かないから、色々なことが億劫に感じられるようになりましたし、体力と集中力などが落ちているから、長く同じことを続けていられない。

 

 

 

僕には、元々「めんどくさがり」な性格や「注意散漫」な傾向があったので、物事への億劫感や集中力のなさなどが、もはやうつ病のせいなのか、昔からの性格によるものなのか。実際のところ、今となっては判断がつきにくいです。むしろ、病気か性格かを考えることさえ、めんどくさい。笑

 

 

 

だから、今はこう考えるようにしているんですよね。

 

 

 

できないことは、無理をしてまでやらない

 

 

 

うつ病に至るまで、おそらく多くのことで失敗をして、自信を失ってきていると思います。例えば、僕の場合は、知らない人とのコミュニケーションがとても恐怖に感じますし、会社のような特定の組織で働くことは、今はもうできないと感じています。

 

 

 

八方美人だった僕は、他人の顔色を伺い、他人に合わせて自分のペースを乱し、それがうつ病のひとつの原因になったとも考えています。

 

 

 

その為、「他人に合わせて言動しなければならない環境にいること」は、僕にとっては、「できないこと」「無理をしなければできないこと」だと考えるようになったんですよね。

 

 

 

ただでさえ、うつ病で、気力・体力・集中力などが落ちているので、1日にまともに活動できる時間は少ないです。「自分の限界を超えて」なんて僕には夢の話ですし、ホットコーヒーが冷めるくらいに、僕がそれらの限界を迎えるのは早いです。

 

 

 

できないことに、無理をしてまでエネルギーを使うよりも、今できること、楽しめることに、ちょっとづつ手をつけて行動していく方が、人生の時間を有意義に使えるでしょうし、落ちていた意欲の回復にも、繋がりやすいと思うんですよね。

 

うつ病者は、エネルギーが少ないからこそ、やりたいことをやる

 

 

うつ病になって落ちた気力と体力では、毎日のことをこなすだけで、やっとかもしれない。食事をする、買い物をする、ましてや仕事じみたことをした日には、少ないエネルギーを根こそぎ削がれるような感覚にさえなると思います。

 

 

 

うつ病になって、気力や体力が落ちているからこそ、自分がやりたいことに、エネルギーを使いたいんです。

 

 

 

やりたくもないことばかりを無理してやっていると、せっかく回復してきた意欲が失われ、うつ病急性期に戻るとまでは言わないですが、何かをする気力が湧かなくなったり、何のために生きているのかわからなくなり、自分のための行動が起こせなくなります。

 

 

 

少ないエネルギーを効率的に使って、自分のやりたいことだけやる。

 

 

 

うつ病で落ちた意欲を回復していくためには、誰かの評価を気にしたり、何かの見返りを求めなくても、自分の欲求に従って、夢中になれるものをやれるだけやることが大事です。

 

 

病気じゃなく、人生の時間の使い方に意識を向ける

 

うつ病になったことをどう受け止めるか、うつ病の体とどう付き合っていくかは、人それぞれだと思います。

 

「どうしてうつ病になったんだろう?」

「この病にさえならなければ…」

「今の自分の将来が不安で仕方がない」

 

うつ病の症状は、変動が激しいので、調子が良い時は〝やれそうな気がして〟、調子が悪い時は〝絶望的になって〟、きっと、もがきながら、病気と自分との付き合い方を見つけていくものなんでしょうね。

 

 

 

ただ、病気のことだけに意識を向けている時でも、肝心な「自分の人生の時間」は、どんどんと過ぎていってしまっているんです。

 

 

 

だから、「うつ病だから」と病気に捕らわれすぎず、「自分の人生として」、今やこれからの時間をどう使っていくかに意識を向けると、自分の人生を充実せていくことができると思うんです。

 

おわりに

僕自身が、「旅に出たい」と思えるようになった意欲の回復を振り返り、病気じゃなく、「自分の人生の時間」に意識を向けることの重要さに気づきました。

 

 

 

うつ病になると、気力や体力など、とにかく色々なエネルギーが落ちています。

 

 

 

うつ病の体と付き合いながら、「自分の人生の今とこれからを楽しむ」ためにも、①できないことは、無理をしてまでやらない、②うつ病だかこそ、やりたいことをやることが重要だと思います。

 

 

 

もし、今湧いてくる欲求があるのでしたら、どんなに小さくても、欲求を抑えずに、やりたいようにやってみてほしいです。その延長に、うつ病で落ちた意欲の回復と自分らしい人生の過ごし方があると思いますよ。

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