うつ病人の生き方・働き方改革

作業療法士の就職 自信がない人に、リハビリ病院を薦めたい理由

2019/09/17
 
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たぐ
webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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作業療法士の資格を取得したはいいが、就職する自信がない。自分も、実習地で出会った作業療法士のように、働いていけるのだろうか?

 

 

 

作業療法士として働くことを考えると、就職に自信が持てないこともありますよね。専門学校で4年間教育されてきただけでは、実際の作業療法士の仕事のイメージは、なかなかつかないものです。

 

 

 

僕は、普段から不安にかられて、落ち込みやすかったり、日々の気分の変動が激しいタイプの作業療法士にこそ、最初は、リハビリ病院に就職してみてはどうかと思うんですよね。

 

 

 

僕自身も、世間一般で言うところの「メンタルの弱い人」。そんな僕も、リハビリ病院でなら、7年間、働くことができました。自分の経験に基づいて、作業療法士の就職に自信が持てない人に、リハビリ病院を薦めたい理由を説明していきます。


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作業療法士の就職に自信がない人に、リハビリ病院への就職を薦める5つの理由

作業療法士の就職に自信がない人に、リハビリ病院への就職を薦める理由をまとめました。

 

① 患者さんのリハビリ予定を自由に組める

② 1日の担当患者数が決まっている

③ 助けてくれる仲間(同僚)が多い

④ 連続した勤務が少ない

⑤ 休みがとりやすい

 

① 担当患者さんのリハビリの予定が自由に組める

リハビリ病院では、作業療法士1人につき、5~8名程度の患者さんを担当します(自分の担当患者さん)。その担当患者さんのリハビリ予定を自由に組めると、どのようなメリットあるのか?担当患者さんのリハビリ予定を自由に組めると、作業療法士自身の体調に合わせて、どの患者さんからリハビリを実施していくかを決められるんです。

 

 

 

作業療法士も人間ですし、風邪をひくなどの身体的な不調もありますし、なんとなく疲れている、気分があがらないなど、精神的な不調になることも多いはず。学生時代なら、授業をサボればいいだけなんですが、仕事だと、そう都合良く休めないことも多いです。

 

 

 

だから、僕の場合は、例えば、気分があがらない時には、自分と相性の合わない患者さん、初めて担当する患者さんなど、自分に精神的な負担がかかると思える患者さんについては、午前中の最後に、リハビリの予定を組むようにしていました。

 

 

 

なぜ、午前中の最後かというと、あと1人のリハビリを終えれば、とりあえず昼休みになって一息つけると、自分のわずかに残った気持ちを奮起させることができたからです。

 

 

作業療法士は、「医療のプロだから、いつでも笑顔で元気でいないといけない」と考えている人もいますが、僕は、作業療法士だって所詮、人間。気持ちが不安定になる時もあれば、緊張しやすかったり、苦手な状況だってあるから、自分の精神的な体調に合わせて、患者さんのリハビリ時間をコントロールすることが重要だと考えています。

 

 

リハビリ病院での作業療法は、マンツーマンでやらなければいけない大変さはありますが、自分の体調をみながら、リハビリの予定をコントロールしやすいことで、少しだけ精神的な余裕を作れるんですただし、もちろん、患者さんの要望、理学療法や言語聴覚療法との時間の兼ね合いがあるので、全部が全部、自分の予定通りにはいかないので、それだけはご注意を。

 

② 1日の担当患者数が決まっている

リハビリ病院では、作業療法士1人が、リハビリ業務をできる時間が決まっているんです。1人の療法士ができるリハビリ業務時間は、1日に24単位(8時間)まで。実際は、勤務時間内に仕事を終わらせるように予定を組むから、21単位(7時間)程度で、どこの病院の作業療法士も、1日に7時間程度のリハビリ業務をしています。

 

 

 

7時間だと、作業療法士1人が、1日に担当する患者さんは、約7~10人です。リハビリをする前日には、翌日のリハビリを担当する患者さんの予定が、大体わかっていることが多いです。だから、どの患者さんの担当するか、気持ち的に心構えもできますし、どのくらいの仕事量があるのか、見当がつけやすいんです。

 

 

 

逆に言うと、何かの理由で、リハビリが中止にならない限りは、担当する患者さんの人数が減ることはありません。ただ、「ここから、ここまでをやる」という1日の仕事の見通しがつくと、不安で自信が持てない調子の悪い日は、「とりあえず、最低限の与えられたことだけやって、定時に帰ろ!」と、割りきった考え方がしやすいです。

 

③ 助けてくれる仲間(同僚)が多い

作業療法士の就職の話をしていると、よく、「どんな職場に行っても、自分次第でしょ?」という言葉を聞きませんか?あれは、メンタルが強い作業療法士の言葉ですね。

 

 

 

やはり、同じ職種、同じ立場の人間がいることほど、心強いものはありません。働いていて、何が1番辛いかというと、「みんなが頑張っているのに、辛いのは自分だけって思えてしまうこと」。同じ職種や立場の人がいると、辛いことを辛いと言い合えるし、その日、その時を何とかやり過ごすには、たとえ辛さや不安がなくならなくても、自分の気持ちを共感してもらえることが大事なんです。

 

 

 

学校生活であっても、根本的な問題は、何も解決していないのに、先生や友達、あるいは家族などに悩みを打ち明けることで、問題に対する捉え方が変わったという経験は、誰にでもありますよね。

 

④ 連続した勤務が少ない

現在の日本のリハビリ病院は、どこへ行っても、365日体制です。365日体制というのは、日曜祝日、お盆、正月関係なく、入院している患者さんは、1週間丸々リハビリを受けているということです。だから、365日、リハビリのスタッフは、誰かしら出勤しなければならないので、リハビリ病院では、土日やすみよりも、例えば月曜と木曜、日曜と水曜など、休日が分散されて、シフトが組まれます。

 

 

 

連休は少なくりますが、4日も5日も連続して仕事をしなくていいのは、精神的に楽です。僕は、作業療法士の仕事が嫌いなわけじゃないんです。ただ、自分で言うのもなんですが、気を使いすぎて、精神的に疲労しやすい人間だから、中休みがすぐに欲しいの。笑

 

 

 

1日が終わって、その日に嫌なことがあっても、気分が持ち直せると良いんですけれど、必ずしも、そうでもない時がありますよね?辛いことや不安なことについて、どうしても暗い方向に物事を考える人であれば、たぶん5日勤務はきつくなるはず。

 

 

 

連続した勤務がないと、休日が適度にやってきて、気持ち的に楽に感じることが多いです。ちなみに、希望すれば、連休がとれる職場が多いですよ。

 

⑤ 休みがとりやすい

リハビリ病院は、作業療法士のスタッフが多いです。作業療法士のスタッフ数が多い職場は、作業療法士の替えが利きやすく、自分が休んでも、仕事がまわりやすいことが特徴です。

 

 

 

リハビリ病院に限らず、就職をすると、有給休暇(正式には、年次有給休暇と言います)がつきます。

 

(年次)有給休暇とは?

一定期間勤続した労働者に対して、心身の疲労を回復しゆとりある生活を保障するために付与される休暇のこと。年次有給休暇が付与される要件は2つあります。(1)雇い入れの日から6か月経過していること、(2)その期間の全労働日の8割以上出勤したこと、の2つです。この要件を満たした労働者は、10労働日の年次有給休暇が付与されます。

引用:厚生労働省

 

難しく書いてありますが、多くのリハビリ病院では、就職をしてから半年後に、普段の休みとは別に、10日間の休暇(給料が発生する休暇)がもらえます。有給休暇は、それを使って旅行に行く人もいれば、インフルエンザなどにかかって出勤停止の時のために取っておく人など、使い方は本人次第です。

 

 

有給休暇がつく前は、仕事を休んでしまうと欠勤(その日の給料は支給されない)になってしまいますが、有給休暇さえついてしまえば、体調の悪い日に、他にリハビリを代行してくれる作業療法士はたくさんいるので、休みがとりやすいですね。

 

 

 

急に休まれると、出勤している作業療法士や患者さんには、たしかに迷惑がかかるけれど、そこはお互い様。僕は「気合いがたりない」とかいう精神論は信じていないので、気分が落ちていたり、体調が悪い時は、やっぱり体が休め!って言っているサインなのかと思っています。

 

リハビリ病院の求人情報や見学で確認すること

作業療法士の就職に自信がない人に、リハビリ病院への就職を薦めた訳ですが、どこのリハビリ病院でも良いか?というとそうではないんです。会社(例えばアルバイト先や実習先など)によってシステムや雰囲気が違うように、リハビリ病院によっても、作業療法士の働きやすさも結構変わってきますね。

 

 

 

そこで、リハビリ病院の求人情報や見学した時に、どこをみると良いのかを挙げみました。

● 作業療法士・理学療法士・言語聴覚士の年齢層

● 休日の日数

● リハビリ科の勉強会の頻度

 

作業療法士・理学療法士・言語聴覚士の年齢層

作業療法士の場合、社会人経験がある人も多いので、見た目だけでは、経験年数が判断つきにくいですが、まずは見学に行った時に、療法士の年齢層がどのくらいかを見てください。この年齢層は、作業療法士だけでなく、理学療法士や言語聴覚士の年齢層も含みます。

 

 

 

30代以上の療法士が多い職場なら、僕みたいなメンタルの弱い人間でも働きやすいですよ。30代以上の女性が多い職場なら、なおさら。理由は、30代を超えてくると、自分の家庭を持った人が多いので、家庭優先の職場になりやすく、他の療法士の働き方をとやかく言う人が少ないですし、教育という名のもとに、業務後の長い時間にわたって、一方的な指導を行おうとする習慣がないからです。

 

 

 

リハビリ業界の教育を全否定したい訳ではないんです。ただ、実習でも経験していますでしょ?リハビリ業界は、1年でも経験年数が多い方が、絶対的な権限があるような勘違いしている風潮がまだまだ多いです。

 

 

 

メンタル弱くて、自信なさげに、リハビリ業務をやっている作業療法士ほど、「指導、指導」と、何かと干渉やお節介をされて、潰されていってしまうこともあるところにはあるんです。

 

休日の日数

多くのリハビリ病院は、4週8休。月に8日間休めるところが多いです。病院によっては、4週10休なんてとこもありますから、休みは多いにこしたことはありませんよ。

 

 

 

あとは、半休といって、午前中や午後だけ休めるシステム。時間休と言って、1時間だけ早く上がれるシステムがあります。このあたりの休みの取り方は、就職を希望する先に、見学した時に聞いてみると良いです。

 

リハビリ科の勉強会の頻度

勉強会をたくさんやっているところって、どうなのかな?少なくとも、勉強会が多い=良いリハビリ病院という考えは、捨てた方がいいです。リハビリ病院の勉強会は、本来の業務が終了した後に、30分~1時間、長いと2時間以上もやっている場合があります。

 

 

 

勉強会への出席が、個人の自由であれば問題ないのですが、勉強会に出席していないと、上司から指導が入ったりするなど。そんな勉強会のシステムだったら、あまりおすすめできない病院です。

 

 

 

作業療法士にとって、一番の勉強は、患者さんと関わることです。その為に、早く帰宅してリフレッシュしたり、自分のやりたいことに時間を使えないのだったら、ストレスが溜まって、仕事にも身が入りません。

 

 

 

だから、ホームページや見学に行って、自分で「勉強会が多いな…、ここはちょっと…」と感じたら、自分には向いてない病院かもしれません。

 

まとめ

作業療法士の就職に自信が持てない人に、リハビリ病院を薦めたい理由を説明しました。おさらいすると、

 

 

①患者さんのリハビリの予定を自由に組める

②1日の担当患者数が決まっている

③助けてくれる仲間(同僚)が多い

④連続した勤務が少ない

⑤休みがとりやすい

 

 

以上の5つの点で、最初は、リハビリ病院が経験を積んでいきやすいと思います。求人情報や見学に行った時は、作業療法士・理学療法士・言語聴覚士の年齢層、休日の日数、リハビリ科の勉強会の数が、働きやすい職場のある程度の参考になりますよ。

 

 

 

メンタルが弱い僕でも、7年間働けたので、あなたにも、きっとできますよ。

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