うつ病をきっかけに新たな生き方を模索する人のためのブログ

作業療法士の転職で、志望動機を書く切り口とは?

2019/09/17
 
この記事を書いている人 - WRITER -
たぐ
webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
詳しいプロフィールはこちら

作業療法士として転職する時には、志望動機をどのように書こうか、悩みますよね。

 

 

 

 

「これだ!」という特色が、転職先にある

自分の 「このスキルを活かしたい!」

 

 

 

 

なんとなく頭の中に考えが浮かんでいても、言葉にすることは難しいです。

 

 

 

僕は、作業療法士になってから、転職を3回しました。自分の転職経験から考えると、作業療法士の転職には、志望動機が一番大事です。採用担当者は、志望動機を聞いたことで、期待を込めて採用するからです。

 

 

 

 

また、転職の志望動機が整理できると、作業療法士としての自分の強みにも気づけて、転職に自信がつくと思うんですよね。


スポンサーリンク

作業療法士として転職した時の志望動機には、何を書いた?

まず、僕が転職した時に、履歴書に書いた志望動機と自己PRを紹介します。実際に使った志望動機や自己PRを知ってもらった方が、志望動機を書くイメージが湧くと思いますからね。

 

 

 

志望動機

『立ち上げから○年目。見学では、作業療法部門としての色やチーム医療での部門の役割を模索していると伺いました。貴院で、臨床・教育・経営を考えながら働く事で、自分の経験が病院や科・部門の発展に寄与できるのではないかと考え、入職を志望しました。』

 

 

自己PR

『臨床では、患者様の機能・日常生活動作訓練、家事や就労の支援など、多岐に渡って経験を積んで参りました。特にポジショニングに力を入れ、他職種への指導や研修も行ってきました。また、療法士が△△名を超える組織で、リーダーや役職者を経験し、後進の教育や部門・科内運営にも力を入れてきました。』

 

 

 

たぐ
コピペはしないでくださいね。他人の言葉をかいつまんで書いた志望動機ほど、つまらないものはありません。

 

 

 

 

転職の志望動機を書く時のポイントは、自分に何ができるかを主張することです。

 

 

 

 

作業療法士として、転職で主張できる強みなんてない…

 

 

 

 

と思われたでしょうが、誰でも自分の強みを持っているものです。ただ、自分で気づいていないということは、よくありますよ。

 

作業療法士としての強みを見つける方法

 

転職する時に何が大変かと言えば、履歴書にしても、面接にしても、自分のことを相手に知ってもらうことですよね。自分の仕事ぶりを見ていない人に、自分がどういう作業療法士かを知ってもらうのは、大変です。

 

 

 

 

作業療法士としての強みを見つけるには、臨床の中で、自分がついつい力を入れたり、こだわったりしてしまう分野を振り返ってみてください。作業療法士の経験を振り返って、好きな分野や興味のある分野は、勉強したり、他人に教えたりするなどして、気づかないうちに、他の作業療法士よりも詳しくなっている分野だからです。

 

 

 

「○○療法を勉強してきました!」なんて、かっこつける必要はありませんよ!

 

 

 

● 認知症の患者さんと接していると、癒やされる

● 患者さんと、作品作りをしている時間が好き

● 車いすを見ると、無性にいじりたい衝動にかられる など

 

 

 

臨床の中で、他の作業療法士よりも、好き・興味が持っていそうな分野があるはず。自分の経験を振り返る時、僕は、よくノートに書き出す癖があるんですが、好きな分野や興味のある分野、それと他の作業療法士にはないであろう経験を書き出してみました(もちろん、僕が勝手に自負しているところです)。以下の写真を見てください。

 

 

作業療法士の転職の志望動機.jpg

 

 

 

例えば、赤線を引いた部分を見たら、こう思ったはず。

 

 

 

 

うつ病になった経験なんて、強みになるの??

 

 

 

 

おそらく、自分が採用者だったら、うつ病になった人よりも、心身ともに健康な作業療法士を採用しようと考えますよね?でも、うつ病になったからこそ、経験できたことを言葉にしてみると、作業療法士としての自分の強みになるんですよ。

 

 

 

 

たぐ
うつ病になって、社会で働けない時期がありました。自分が働けなくなったからこそ、入院して障害を持ち、自分の社会的な役割を見失った患者さんの気持ちが、理解しやすくなったように思います。

 

 

 

 

先ほどよりも、印象が変わりましたか?うつ病かどうかはどうでもいいんですけれど、要するに、他の作業療法士が経験していないことや自分が力を入れてきたことは、他人からすると真新しい経験だったり、他人が苦手とすることだったりするものです。

 

 

 

 

だから、自分の経験を振り返って、好きな分野や興味のある分野を見つけてみてください。作業療法士としての自分の強みがわかりますよ。

 

 

 

 

自分の強みがわかると、転職の志望動機に、「作業療法士として、自分に何ができるか」が整理できて、単に書類を作成するだけでなく、転職に自信がつきますよ。

 

 

 

 

また、自分の経験を振り返る以外にも、志望動機を書くには、別の切り口があります。それは、「他の職場にあって、転職先にないものを主張する」ことです。

 

他の職場にあって、転職先にないものを主張する

 

あえて転職先にないものを主張すると聞くと、「おいおい、ケンカ売ってんのか?」と思われそうですよね。僕も、自分が採用担当者なら、「コイツ、挑戦的だなぁ。」って思います。笑

 

 

 

 

でも、この考え方は誤解です。転職先の採用担当者は、あなたに何かしらの期待を感じるから採用するんです。採用担当者は、即戦力の作業療法士として、うまく仕事をこなしてもらえそうな期待感が欲しいんです。

 

 

 

 

例えば、以下に、冒頭で書いた僕の志望動機を載せたので、もう一度見てください。ちなみに、この志望動機で、ちゃんと転職ができました。

 

 

 

 

志望動機

『立ち上げから○年目。見学では、作業療法部門としての色やチーム医療での部門の役割を模索していると伺いました。貴院で、臨床・教育・経営を考えながら働く事で、自分の経験が病院や科・部門の発展に寄与できるのではないかと考え、入職を志望しました。』

 

 

 

 

僕が主張した「他の職場にあって、転職先にないもの」は、「転職先のリハビリ病院に、作業療法部門としての特色がない」ということです。では、なぜ、志望動機に、「作業療法部門としての特色がないこと」を主張したのか?理由を説明していきます。

 

 

 

 

僕が転職を希望したリハビリ病院は、病院のホームページを見ても、見学しても、「この病院の作業療法は、ここに力を入れている!」という特色がわかりませんでした。見学した時には、採用担当者自身が、「まだ、作業療法部門としての特色がないんだよね。」とさえ、言っていたくらいです。

 

 

 

 

そんな病院に、なんで転職を希望したの?

 

 

たぐ
作業療法士の経験年数があったので、特色のない職場で、自分の経験とスキルを活かして、特色を作り上げていきたかったんです。

 

 

 

 

「他の職場にあって、転職先にないもの」を主張する方法は、当たり障りない志望動機を説明するよりも、ずっと採用担当者の興味をひきつけられると思います。

 

 

 

 

もちろん、心にもないことは、言っちゃダメですよ!「その職場でやりたいこと」、「何かを作り上げたいこと」、「変えたいみたいこと」をアピールしてみてください。

 

採用担当者は、後ろ向きな退職理由に興味がない

ここで例に挙げている履歴書を書いたリハビリ病院に転職をする前、僕は、特養で働いていました。詳細は省略しますが、特養を転職することになった理由は、人間関係に上手くなじめなかったからです。

 

 

 

 

採用担当者に、僕の退職理由を話した内容を要約すると、以下のようでした。

 

 

 

 

“作業療法士として、特養に勤務していたんですけれど、特養でのスタッフや利用者さんとの人間関係になじめず、退職をするに至りました。僕は、元々、物事を生真面目に考えるタイプで。働いていた特養で、ある利用者さんから「あなたのやり方は、利用者ごとに違いがある。」、「利用者を差別している。」と言われ。それをきっかけに、相手を傷つけた自分が嫌になり、メンタル不調に至ったことで退職しました。”

 

 

 

 

たぐ
僕の退職理由を聞いて、どう思います?正直、どうでもよく思いません??僕であれば、他人の退職理由よりも、転職してきて、何がしたいのかを聞きたいです。

 

 

 

 

採用担当者の人柄にもよると思いますが、転職先を含めて見学をした2箇所の病院では、「そういうことがあったんですか。大変でしたね。」の一言で済みました。どの採用担当者も、苦労したんだね、人生いろいろあるよねって感じで、自分が思っている以上に、深入りしてこなかったんですよね。

 

 

 

 

だから、退職理由よりも、これから何をしたいか、志望動機を上手く説明することに力を入れてみてください。

 

退職理由と志望動機には、一貫性を持たせる

志望動機を書く時には、退職理由と志望動機が、一貫性があるかどうかが重要です。一貫性にかけていると、転職先の採用担当者の信頼が得られにくいからです。

 

 

 

 

例えば、「生活に密接した作業療法を行いたい」という理由でリハビリ病院を退職したのに、転職を志望した先が急性期病院だったら、「あれ?」ってなりますよね。相手の信頼を得るには、話に一貫性が必要です。

 

 

 

 

僕の場合、退職理由と志望動機の一貫性は、以下のように説明しました。

 

 

 

 

“特養では、人間関係が上手くいかずに、仕事ができなくなりました。特養は利用者90名に対し、作業療法士1名の人数比でサービスを提供してきました。自分の中での容量をはるかに超え、サービスの行き届いていない利用者さんから、「差別しているのか?」とさえ言われてしまいました。自分は、リハビリ病院での勤務歴が長く、キャリアがあります。リハビリ病院では、患者さん1人に対し、作業療法士1人のリハビリになります。量的なリハビリが確保されている環境の方が、自分の仕事をするスタイルには合っていると考え、特色が形作られていない職場で、自分の経験をもう一度活かして働かせてもらいたいと思ったんです。”

 

 

 

 

もしかしたら、僕は、作業療法士のキャリアが長いから、転職活動で強気に出られているのかもしれません。でも、実は、転職活動では、作業療法士のキャリアよりも、信頼できる人間性の方が、何百倍も重要なんです。

 

採用したいのは作業療法士。でも、採用者が興味を持っているのはあなた

 

作業療法士が働く病院や施設も、会社・企業です。作業療法士をしているとついつい忘れがちですが、「作業療法士というのは、ひとつの資格に過ぎない」なんですよね。

 

 

 

 

病院や施設の求人情報では、作業療法士を募集していますが、採用担当者が興味を持っているのは、あなたという人間です。

 

 

 

 

だから、うそ偽りなく、些細なことでも、やってきた経験に自信を持って、自分を知ってもらえるよう志望動機をアピールすれば、きっと熱意は伝わりますよ。

 

 

 

 

最後は、精神論になりますが、人間が動くきっかけは、感情が揺さぶられた時です。当たり障りのない、どこかでもらってきたような借り物の言葉を使っても、結局、面接で上手く説明できなくなりますから、自分の言葉で志望動機を語ることが大事ですよ。

 

おわりに

作業療法士として、転職を3回した経験から、志望動機を書く切り口と必要性を説明しました。

 

 

 

 

採用担当者にどう思われるかは気にせずに、自分が積んできた経験に自信を持って、作業療法士としての強みを探してみてください。作業療法士としての強みは、自分が好きな分野や興味がある分野を振り返ってみるといいですよ。

 

 

 

そして、最終的には、採用担当者も人間なので、何か熱いものを感じて、期待を込めて採用をします。ぜひ、自分の言葉で、堂々と志望動機を語りながら、転職の見学や面接をしてくださいね。

 

関連記事:作業療法士の転職の理由で重要なことは、自分に何ができるか知ること

この記事を書いている人 - WRITER -
たぐ
webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
詳しいプロフィールはこちら

Copyright© 僕の人生にうつがきた , 2018 All Rights Reserved.