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作業療法士が志望動機を書くコツとは?転職先へのアピール方法を紹介

2020/01/10
 
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たぐ
webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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作業療法士として、はじめての転職。誰でも、志望動機の書き方には悩むものです。

 

採用担当者に、自分のやる気や働く意欲を上手にアピールできないと採用にはつながりにくいでしょう。合否のことを考えて、不安になっている人も多いはず。

 

以前、僕は、リハビリ科の管理職として、作業療法士の採用にたずさわっていました。また、自分自身も作業療法士として3度の転職経験があります。

 

管理職や転職の経験を通して気づいたのは、転職では志望動機がもっとも重要になるということ。採用担当者の多くが、志望動機を踏まえながら、職場が必要としている作業療法士かどうか見極めています

志望動機とは?

志望動機とは、作業療法士としての実務経験を伝えながら、転職を希望した理由や職場への貢献の仕方についてアピールする項目です。採用担当者は、志望動機を参考にすることによって、職場が必要としている人材かどうか判断しています。

 

採用担当者が、志望動機から読み取っている情報は次の5つです

 

・ やる気

・ 働く意欲

・ 実務経験

・ 職場への興味

・ 職場との相性

 

言い換えると、どんなに転職したい気持ちが強くても、上手に志望動機を書けなければ、採用担当者には一生懸命に働きたい熱意が伝わらないのです。

 

作業療法士が志望動機を書く時のコツ

では、どのような点を意識しながら志望動機を書けば良いのか?作業療法士が志望動機を書く時のコツについて、2つ紹介しましょう。

 

転職先との相性の良さをアピールする

まずは、自分と転職先との相性の良さをアピールする書き方です。この書き方では、作業療法士の実務経験を伝えながら、その経験が転職先でどのように活かせるかをアピールしていきます。

 

志望動機を書くには、次の手順を踏みます。

① 作業療法士の実務経験を振りかえる

② 力を入れてきた分野や仕事を見つける

③ 転職先の理念や方針、仕事の特徴を調べる

④ 転職先で、どのように実務経験を活かせるかアピールする

 

志望動機の書き方がイメージしやすいように、例文を紹介しましょう。

 

【Aさん、男性、作業療法士3年目、リハビリ病院勤務後に特養への転職を希望】「私は、これまでリハビリ病院に勤務し、患者さんの日常生活動作の支援をおこないながら、余暇時間を充実させる活動に力を入れてきました。仕事をする中で、日常生活を楽しく過ごすには、趣味や生きがいなどが感じやすい環境づくりを支援していく必要性に気づきました。貴施設では、レクリエーションやイベント活動などに力を入れていると知り、余暇活動を充実しながら、施設で生活されるご利用者さんの生活の支援をおこなっていきたいと考え、志望しました。」

 

この例文では、はじめに作業療法士としての実務経験を伝えながら、仕事を通して気づいた興味や使命感などを訴えています。そして、それらの経験が転職先でどのように活かせるかを説明することで、自分と転職先との相性の良さをアピールしています。

 

他の職場にあって、転職先にないものを主張する

もうひとつは、転職先にないものをあえて主張する書き方です。この書き方では、自分を作業療法士として採用することで、職場に新たなノウハウが取り入れられることをアピールしていきます。志望動機の書き方としては、上級者向けかもしれません。

 

志望動機を書くには、次の手順を踏みます。

① 作業療法士の実務経験を振りかえる

② 自分の得意分野を見つける

③ 色々な職場を比較する

④ 希望する職場に不足している点を見つける

⑤ 自分が職場の不足点を補える人材であることをアピールする

 

こちらも、志望動機の書き方がイメージしやすいように、例文を紹介しましょう。

 

【Bさん、男性、作業療法士6年目、急性期病院勤務後にリハビリ病院への転職を希望】
私は、これまで急性期病院で、作業療法の治療業務をおこないながら、リハビリ科のリーダーとして、若手スタッフの教育や部門運営などにも携わってきました。貴院は、立ち上げから3年目。見学時には、作業療法部門としての特色づくりやスタッフの教育方法などを模索していると伺いました。貴院で、教育や部門運営などについて考えながら働くことで、部門や病院の発展に寄与できるのではないかと考え、志望しました。

 

この例文では、作業療法士としての実務経験を伝えたあとに、あえて転職先の不足点に触れます。そして、自分が不足点を補える人材であることを説明し、転職先が求める人材であることをアピールするのです。

 

どちらの切り口が書きやすいかは、人によって違ってきます。自分が書きやすい切り口で志望動機を書くようにしましょう。

 

作業療法士としての強みを見つける方法

志望動機の書き方で悩んでいる方のなかには、作業療法士としての自分の強みがわからないという人も多いでしょう。臨床経験が少ないうちは、自信を持ってアピールできる分野もすくないものです。

 

そこで、作業療法士としての強みを見つける方法について紹介しましょう。

 

仕事で力を入れてきた分野を見つける

作業療法士の仕事内容は、とても広いです。ですから、作業療法士と一口に言っても、人によって力を入れてきた分野が違います。

 

・認知症の方と一緒にできる作業活動に力を入れてきた

・色々な人の車いすのシーティングを手掛けてきた

・他職種と話し合う機会をつくり、チームでの支援に力を入れてきた

・イベント活動を数多くおこなった

など

 

ついつい力を入れてきた仕事は、他の作業療法士よりも知識や技術が豊富になっているものです。

 

興味があり勉強してきた分野を見つける

仕事の場面で活かしきれなくても、自宅学習や研修を通して勉強をしてきた分野も、作業療法士としての強みのひとつです。「興味がある」ということは、他の作業療法士よりも、その分野に関して詳しく調べたり、勉強したりしている可能性が高いです。

 

勉強してきたことが転職先でどのように活かせるのか、うまくアピールできると良いでしょう。

 

研究実績や取得資格を振りかえる

臨床研究の実績や取得した医療介護福祉系の資格がある時には、それを強みとしてアピールしても良いかもしれません。

 

ただし、採用担当者は、職場で活躍してくれる人材が欲しいので、転職先と関連性が少ない実績や資格は、あまりアピールポイントになりません。採用担当者に、作業療法士としての魅力が伝わるように注意しましょう。

 

採用面接で、志望動機を伝える時の注意点

志望動機の難しいところは、履歴書に書いて終わりではないことです。作業療法士の採用面接では、必ず志望動機について口頭で質問されます。そのため、最後に、採用面接で志望動機を伝える時の注意点について書いていきます。

 

採用面接では、退職理由と志望動機に一貫性を持たせて話すことがポイントです。作業療法士の採用面接では、次の内容がもっとも質問を受けやすいです。

 

・志望動機

・退職理由

・自己PR

 

このうち、退職理由と志望動機に一貫性がないと、採用担当者の信頼が得られにくくなり、不採用ということにもなりかねません

 

では、退職理由と志望動機の一貫性とは、どういうことかというと次の例を見てください。

 

【一貫性がない】

「私は、急性期病院に勤務する中で、積極的なリハビリの必要性に気づきました。だから、私は、老人保健施設(老健)への転職を希望しました。」

⇒積極的なリハビリの必要性を感じているのに、リハビリ機会の少ない老健に転職を希望するのは不自然

 

【一貫性がある】

「私は、急性期病院に勤務する中で、積極的なリハビリの必要性に気づきました。だから、私は、リハビリ病院への転職を希望しました。」

⇒積極的なリハビリの必要性を感じ、リハビリ時間がもっとも長いリハビリ病院への転職を希望しているので自然

 

これは極端な例文ですが、管理職をしていると、時々このような一貫性がない志望動機を目にします。

 

どのような場合に一貫性がなくなるかというと、とりあえず退職理由と志望動機を取りつくろうとしている時です。

 

例えば、

・職場の人間関係が不満で退職した

・職場の方針が不満で退職した

など

 

転職先に良いイメージを持たれそうにない理由で退職した時には、退職理由を隠したくなることもあるものです。作業療法士もサラリーマンですから、色々な不満を持って退職することもあります。

 

嘘をついたり、偽ったりするのはよくありませんが、採用担当者の信頼が得られるように退職理由と志望動機には一貫性を持たせるようにしましょう

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