うつ病人の生き方・働き方改革

作業療法士の給料が高い職場には、色々な理由がある?

2019/02/06
 
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たぐ
webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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作業療法士の求人情報を見ると、給料の条件は病院や施設で、さまざまですよね。就職や転職する時に、「給料は、もっとも気になる条件」という人が多いはず。

 

 

僕は、作業療法士として4カ所の病院と施設で勤務してきました。内訳は、クリニック、介護施設、リハビリ病院が2カ所です。病院と施設というだけでも、作業療法士の給料は違いますし、同じ領域であっても、職場によって、給料の事情はずいぶんと違いがありました。

 

 

給料が低いよりは、高い方が良いと思いますが、実は、作業療法士の給料が高い職場には、基本給に手当が付いていたり、色々な理由があるんです。

 

 

これから作業療法士になる就職活動中の人、作業療法士として初めて転職を考えている人の参考に、作業療法士の給料の事情について書きます。


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作業療法士の給料の支払い方法には、年俸制と月給制がある

初めに、給料の支払い方法について説明します。

 

作業療法士の場合、給料の支払い方法に違いがあっても、年収にはあまり影響がないですが、1ヶ月の生活スタイルに差が出てくる部分です。給料の支払い方法は、2種類。

 

作業療法士の給料の支払い方法
① 年俸制
② 月給制

 

 

① 年俸制

1年間に貰える給与(年収)が決まっており、年収を12ヶ月で割った給与の支払い方法。

 

年収÷12ヶ月+毎月に発生した分の残業手当

 

賞与(ボーナス)が年収に含まれているので、残業をしない限り、基本的に年間の給料に変動がありません。

 

 

僕が働いていた施設の中には、あらかじめ残業代を含んでいる場所がありました。給料にあらかじめ残業代が含まれている施設では、業務終了時間から、毎日1時間分の残業代が含まれているので、何か用事があっても、残業せざる終えない状況になったりします。。

 

 

そういった病院や施設も中にはあるので、年俸制の場合には、残業代の取り扱いがどうなっているのか、確認が必要です。

 

② 月給制

病院や施設・その人自身の業績で、毎月の給料が変動し、夏や冬に賞与(ボーナス)がある給料の支払い方法です。

 

年収+残業手当+賞与(ボーナス)

 

ただし、リハビリの業界は、国の医療保険や介護保険の保険料で収入が決まってくる為、毎月ごとで見ると、給料の変動はないと思ってもらって良いです。

 

 

賞与(ボーナス)に関しては、病院や施設で、どのくらいの患者さんにリハビリを提供できたか、自分が院内や施設内の委員会活動など、職場にどのくらい貢献できたかで、数万円程度の個人差がつくこともありますよ。

 

 

…で、年俸制と月給制は、どちらが良いの?

 

 

年俸制・月給制どちらでも、年収の差はほとんどありません。ひとつ言えることは、とりあえず賞与(ボーナス)はいらないから、1ヶ月に給料が多く欲しい人は、年俸制があっています。

 

 

例えば、僕は作業療法士1年目の時に、年俸制の職場で働いていました。年俸制で、年収を12分割して貰えていたので、1ヶ月の給料は、月給制の同期(大学の友人)よりも貰えていたのです。

 

 

作業療法士として年収が変わらなくても、1ヶ月の給料が多いと、「新卒で、都内の7万8000円のマンションに住む」なんてこともできるんです(間取りは、1K6畳、バス・トイレ別)。

 

 

給料には、2種類の支払い方法があって、方法を使い分けるだけでも、1ヶ月の生活スタイルが少し変わってきます。ただ、作業療法士の場合は、給料の支払い方法よりも、基本給と各種の手当てを理解する事の方が、給料の条件の選び方としては重要だと思います。

 

 

次は、基本給と各種の手当てについて、説明していきます。

 

作業療法士の基本給と各種の手当

作業療法士の求人票には、基本給と色々な手当が記載されています。

 

① 基本給

最も重要な給料の条件は、「基本給」の金額です。というのも、賞与(ボーナス)や残業手当は、基本給を元に計算されるからです。

 

賞与(ボーナス)は基本給の○○ヶ月分、残業手当は基本給の△△%というようにして計算される為、基本給が少なければ、当然、賞与や残業手当も少なくなります。見かけ上、同じ給料の金額でも、基本給で、年間に貰える給料の金額に違いがある事は、覚えておいてください。

 

② 各種の手当て

作業療法士の手当てには、僕の知る限りでは以下のような手当(給料への加算)がありました。

 

資格手当、調整手当、扶養手当、通勤手当、住宅手当、残業手当、年末年始勤務手当、都市特別区調整手当(名称曖昧です)、役職手当

 

資格手当は、作業療法士の資格に対して加算がつく手当です。他にも、施設によっては、ケアマネジャーや福祉用具関連の資格を取得した人(取得している人)に、いくらかの手当(給料の上乗せ)がつく場合があります。

 

 

調整手当は、転職者にとって重要です。作業療法士の経験年数だけでなく、どのようなキャリアを持っているかで、支給額が上下します。この調整手当は、面接を受ける時に、履歴書や職務経歴書を提出したのち、初めて知ることができます。

 

 

扶養・通勤・住宅手当は、その言葉通りの手当ですが、住宅手当だけは注意が必要です。理由は、病院や施設によっては、持ち家の人には、住宅手当がつかない場合があるからです。1~2万円程度の手当があるのとないのとでは、生活の余裕にずいぶん差がありますよ。

 

 

他にも、リハビリ病院では年末年始に働くと、手当がついたり、施設が都市部にあるという理由で、手当がつく場合もありました。

 

 

各種の手当てが加算された分、給与の合計額は上がっていきますが、肝心なのは、「基本給」ですからね。

 

 

この基本給に関しては、たいていの病院や施設では、年度がかわる度に昇給があります。実際の昇給事情は、どのようなものか。作業療法士の昇給の事情について、書きます。

 

作業療法士の昇給の事情

多くの病院や施設は、年度末に「考課査定」があります。つまり、その年度の働き具合を会社が評価をして、基本給をどのくらい上乗せするかが決められるのです。

 

 

僕は昇給額5000円前後の場所が多かったですが、働いた職場の中には、「考課査定」とは関係なく、一律1万円昇給という施設もありましたね。インターネットを検索してみると、作業療法士の昇給額が数百円の場所もあったりするようなので、自分の働いていた職場は、恵まれていたんだと個人的に思っています。

 

 

ただ、昇給をしても、保険料が差し引かれますので、毎年、給料が上がった実感は薄いです。何年か経った後に給与明細を見て、以前よりも、給料が上がったことを実感できるのではないでしょうかね?

 

作業療法士の残業

最後に、作業療法士の残業についてです。給料の条件が良くても、残業が多く、仕事の拘束時間が長いと、プライベートに時間が使いにくかったり、体力的にきついですよね。

 

 

病院と施設を比較すると、病院の方が残業時間は多い傾向です病院の場合、作業療法士は、勤務時間をめいっぱい使って、患者さんの治療業務を行っているので、リハビリに必要な書類の作成が、どうしても業務時間終了後になりやすいんです。

 

 

また、病院の方が、委員会・係などの療法士業務以外の仕事も多い為、集まって話し合いがある場合にも、業務終了後に行われる傾向があります。…業務時間外の勉強会も、病院の方が多いです。

 

 

残業が少なからずあるのは、ある程度仕方ないかもしれません。問題は、残業の時間数と残業の手当がつくかどうかす。

 

 

療法士の残業の実態は、就職してみないとわかりにくいですが、少なくとも見学時に、毎月どのくらいの残業をしているかは、それとなく採用担当の人に聞いた方が良いですよ。

 

 

勉強会にしても、委員会・係活動にしても、業務後に長くやればやるほど、効率は悪くなる傾向があります。疲れで頭も働きませんからね。

 

「研修に力を入れています!」
「新たな取り組みをたくさんしています!」

 

という言葉だけ見ると、たしかに聞こえはいいんですが、残業すればするほど、翌日以降の患者さんのリハビリへの集中力に影響を及ぼすします。また、新卒者ほど、研修会や勉強会に魅力を感じる人も多いと思いますが、生身の患者さんと関わることほど、勉強になる機会はありません。

 

 

毎月の残業時間、残業手当の有無は、確認しておくべきです。

 

 

■転職・就職を支援するサービス(無料)

療法士は、給料や残業を含む条件の交渉に慣れていないので、 転職・就職支援サービスの担当者から、給料や残業の事情を情報収集してもらうのも便利 ですよ。特に転職をする時は、転職支援のサービスの担当者を通して、大まかな給料の条件を聞くことができる場合があります。自分では、給料のことを聞きにくい業界だと思うので、転職や就職で、こういうサービスを使ってみるのは、おすすめです。

 

 

PTOT人材バンク

僕は、こちらの転職支援サービスを使いました。(株)エス・エム・エス・キャリアが運営する作業療法士、理学療法士、言語聴覚士を専門としている転職支援サービスです。

 

マイナビコメディカル

厚生労働省に認可を受けた転職支援サービス。就職・転職支援サービス大手「マイナビ」の療法士版です。

 

まとめ

就職活動中の人や初めての転職を考えている人の参考に、作業療法士の給料条件の選び方について、この記事では書きました。

 

 

記事の中では、2種類の給料の支払い方法に触れましたが、給料の中でも「基本給」が重要です。病院や施設では、様々な手当があり、場所や条件によって支給される手当に違いがありました。

 

 

作業療法士も、年度毎に「考課査定」があり、昇給をする事がありますが、昇給金額は、施設毎に違ってきます。また、職場を探す時には、給料の金額だけではなく、自分のプライベートの為に、残業の時間を確認しておく事は必要ですよ。

 

 

就職や転職の条件で迷われた時に、この記事が役に立てば幸いです。

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