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作業療法士の転職時期 「円満退職」するにはいつ頃がおすすめ?

2020/01/12
 
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たぐ
webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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転職を考えている作業療法士のなかには、いまの職場を退職するタイミングに悩む人も多いはず。リハビリの業界は狭い世界ですから、できるだけ円満に退職したいものです。

 

「転職するなら、いつ頃が良いでしょうか?」

 

僕は、リハビリ科の役職者を務めていた経験があるのですが、多くの作業療法士から、転職の時期に関する相談を受けてきました。職場や上司に迷惑をかけないために、誰もが転職時期に迷いやすいのでしょう。

 

ここでは、作業療法士が円満退職をするために、押さえておきたい転職時期について紹介します。

転職時期を決める前に考えておくべきこと

何も考えずに転職時期だけ決めてしまうと、円満退職しにくくなったり、利用できる権利を失ってしまったり、デメリットが多いです。

 

まずは、転職時期を決める前には、考えておくべきことについて整理しましょう。

 

上司に退職を伝えるタイミング

転職をする時には、必ず直属の上司に報告・相談します。病院や介護施設などに勤務する作業療法士もサラリーマンですから、上司の許可なく職場を退職することはできません。

 

上司に退職を伝えるタイミングは、とても重要です。職場側からすると、退職者が出た場合には、変わりの人材を採用する必要があるので、できるだけ早く退職について知りたいからです。

 

法律上は、「退職の報告は、退職日の2週間前までにする」よう決められています。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
(引用 第627条1項)

 

ところが、リハビリの業界は、退職日の3ヶ月前には上司への報告をすることが一般的です。管理職からすると、「理学療法士」や「作業療法士」、「言語聴覚士」などの新たな有資格者を探すには時間もかかりますし、人員をそろえるためにも、多くの時間を必要とする傾向があります。

 

少なくとも退職をする3ヶ月前には、上司に報告するように考えておきましょう

要注意
療法士の人数が少ない職場では、半年~1年前には相談しておきたいです。特に、自分が退職するこで、療法士の施設基準を割ってしまうような職場では、退職を許可してもらえない場合もあります。
 

有給休暇の消化

有給休暇は、退職日までに消化しておきましょう。退職をすると、有給休暇がなくなってしまいます。一般企業では、有給休暇をお金で買い取ってくれる会社もあるのですが、病院や介護施設では、そういった体制をとっている職場はないでしょう。

 

個人的におすすめしたい有休の消化方法は、退職日前に1~2週間ほど、まとまった休みをとることです。

 

療法士にとって、退職前の有休消化は、次の職場に向けて住まいの環境を整えたり、からだをリフレッシュしたりできる数少ないタイミングです。時間を有意義に使えるように、有休消化の仕方を考えておきましょう

 

ボーナスの支給

ボーナスを貰って退職するには、ボーナスの支給日まで、いまの職場に在籍している必要があります。有休消化中、公休日など、どのような形で退職日を迎えるかはわかりませんが、職場に「籍が残っている」ことが重要です。

 

一般的に、ボーナスは、次のようなスケジュールで支給されます。

ボーナス 支給日
夏のボーナス(賞与) 6月下旬~7月下旬が多い
冬のボーナス 11月下旬~12月下旬が多い

 

具体的なボーナス支給日は、職場によって変わってきます。そのため、転職する前には職場のボーナス支給日を確認しておき、ボーナス支給日よりもあとに退職日を設定するようにしたいです。

 

もちろん、「ボーナスなんていらないから早く退職したい」という場合は、ボーナス支給日にこだわる必要はありません。

 

次の職場の入職時期

いまの職場の退職日と、次の職場の入職日は、できるだけ連続しているほうが手続きが楽になります。

 

病院や介護施設で働いている作業療法士は、職場で雇用保険や厚生年金に加入しています。これが、退職日と入職日に1日でも間ができると、その期間は、一時的に国民保険や国民年金へ切り替えるなければならなくなるので、手続きが面倒です。

 

面倒な手続きを少しでも減らしたいと考えている方は、退職日と入職日に、間が空かないように転職スケジュールを考えましょう

 

作業療法士の転職時期

では、作業療法士は、どのような時期に転職をしているのでしょうか?もっとも転職者が多くなる時期は、次の2つです。

 

3月に退職、4月に入職

年度末は、どこの病院や介護施設でも転職者が多くなる時期です。4月は、新卒職員も入職してくる時期でもあります。

 

採用する職場側からすると、新卒職員と一緒に中途職員の研修もしやすかったり、新たな職場体制をつくりやすかったりするので、この時期の転職者が多くなっています。

 

8月に退職、9月に入職

もうひとつは、8月に退職して9月に転職先で働きはじめるパターンです。この時期は、夏のボーナスをもらって転職する作業療法士が多い時期です。

 

以上のように、3月や8月に退職する作業療法士が多いということは、病院や介護施設からすると、これらの時期に合わせて人員を揃えようとするため、求人募集の件数も増えます。

 

言い換えると、転職する時には、「12月~1月」または「6~8月」頃に職場を探すと、色々な病院や介護施設が求人募集をしており、転職先が探しやすくなるでしょう。

 

リハビリ科の上司に、転職を伝える時期

転職をする場合には、リハビリ科の上司に、報告をする必要があります。自分の直属の上司に報告をして、退職願(または退職届)を提出することで、退職の手続きが完了するからです。これは、どのような職場で働いていても一緒ですよ。

 

普段の仕事だったり、仕事の帰りに飲みに行ったり、日常的にコミュニケーションをとっていれば、上司に報告する時期を悩まなくていいんでしょうが、なかなか、都合良くいかないですよね?上司が他の職種であったら、なおさらです。

 

そこで、リハビリ科の上司に、転職を伝える時期について、以下のように、3つにまとめてみました。

法律上:退職する2週間前までに、上司に報告する

一般的な作業療法士:退職する2~3ヶ月前までに、上司に報告している

円満退職:退職する半年前までに、上司に報告したい

法律(民法)では、退職前の14日前までに、上司に報告をすれば、退職できるとなっています。しかし、あくまでも法律上なので、この方法で退職をした場合、上司から「常識がない!」、「認められるか?!」と散々に言われて、退職する可能性が高いです。

 

例えば、遠方の家族が急病で、どうしても介護をしなければいけないなど、特別な理由がない限り、この方法で退職をしない方が良いです。リハビリの世界は狭いので、転職した職場で、上司の知り合いが働いているなんてことはよくありますからね。

 

一般的な作業療法士は、退職する2~3ヶ月前に、上司に報告している場合が多いです。退職まで2~3ヶ月あれば、自分が行っている仕事の引き継ぎや患者さんへの説明・理解も十分に得られる期間でしょう。ただし、注意がひつような点があります。上司や職場の体制によっては、「報告が遅い」と指摘を受け、退職までに、職場内で居心地が悪くなる可能性が考えられるんです。

 

僕が働いていた病院は、10月までに、退職の希望を上司に報告する体制をとっていました。4月から働いてもらう新卒・既卒の作業療法士をどのくらい募集をかけるか、10月までに決めていたからです。上司や職場が、いつまでに退職の意思を知りたいかは、色々ですね。

 

そこで、僕が、リハビリ科の上司に転職の報告をするおすすめの時期は、退職する半年前までです。半年前であれば、病院や施設側も、あなたが退職するまでに、作業療法士の採用を決めることができ、売り上げや人員配置の問題が起こらないからです。半年前に言ったにも関わらず、職場側が変わりの作業療法士を採用できなかった場合は、職場側の責任ですからね。

たぐ
転職先が決まっていなくても、退職の意思が決まっていれば、半年前までに報告した方が、円満な退職につながりますよ。

 

時期別の転職シミュレーション

自分が転職する時期がイメージしやすいように、作業療法士の転職が多い2つの時期を例にシミュレーションをしてみましょう。

 

4月から新しい職場で働きはじめる場合

時期 作業療法士の動き
11~12月 退職について上司に報告・相談
3月 有休消化、いまの職場を退職
4月 新たな職場で働きはじめる

※11月よりも前に上司へ退職について報告・相談できると、より円満退職しやすいです。

 

9月から新しい職場で働きはじめる場合

時期 作業療法士の動き
5~6月 退職について上司に報告・相談
8月 有休消化、いまの職場を退職
9月 新たな職場で働きはじめる

※5月よりも前に上司へ退職について報告・相談できると、より円満退職しやすいです。

 

上司への相談はできるだけ早く

円満退職を考える時には、上司への報告のタイミングがもっとも重要です。ただ、そうはいっても上司との仲が良くないため、退職について話をしにくいということもあるかもしれません。

 

そういった場合には、まずは、上司に退職をにおわせておくことをおすすめします。

 

例えば、

・飲み会の流れで

・更衣室で

・残業したついでに

など

 

とりあえず「上司の耳に」軽く入れておくだけでも、本格的に退職の報告をする時に、話を切り出しやすくなりますよ。

 

狭い業界、転職は円満に

リハビリの業界は、とても狭い世界です。転職をした先の職場に、元の職場の同級生や先輩、元同僚などがいることもよくあります。

 

どこで、誰と誰がつながるかわかりません。

 

狭い人間関係は面倒に感じられるかもしれませんが、つながりがあると、思いもよらなかったことでサポートをしてもらえることもあります。

 

ですから、転職する時には、できるだけ円満退職を目指したいものです。

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