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承認中毒とは?「いつも認められたい」気持ちになる原因と対処法を紹介

 
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たぐ
webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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「まわりの人に認められたい」

 

家族や友達、同僚など、誰でもまわりの人に認められたいと思う承認欲求を持っています。「承認欲求」は、物事をがんばれる原動力のひとつですが、持ちすぎていると強いストレスを感じる原因にもなります。

 

「いつも認められたい」気持ちが強い時には、どうすれば良いのでしょうか?

 

ここでは、承認欲求について説明しながら、承認中毒への対処法を紹介します。

承認中毒-いつも認められたい

人間には、生命を維持したり社会で生活したりするために色々な欲求があります。アメリカの心理学者マズローは、人間の欲求を次のように分類しました。

食事や睡眠などの生命を維持するための「生理的欲求」、経済的な安定や健康を欲する「安全の欲求」、集団に所属したり仲間を求めたりする「社会的欲求」。

 

これら3つの欲求が満たされると、人間は、他人に認められたいと思う「承認欲求」や自分の能力を発揮する「自己実現欲求」を満たしたいと考えるようになるのです。

 

ところが、最近では、承認欲求を持ちすぎて、“いつも誰かに認められたい”気持ちが強くなる人も増えています。

 

いつも認められたい-承認中毒に陥ると、人間関係からの孤立を怖がったり他人からの批判を恐れたりして、自分の思ったような言動ができなくなるので、何かと生きづらさを感じがちです。

 

なぜ「いつも認められたい」のか?

精神科医であり、認知行動療法のパイオニアでもあるデビッド・D・バーンズ医師は、著書「いやな気分よ さようなら」のなかで、人間が承認中毒に陥る原因を次のように述べています。

 

そもそも最初にどこでこの承認中毒に陥ったのでしょうか?その答えは、子供のときにその人に重要だった人々との相互関係のなかにあるようです、としかいえません。それは誤ったことをしたときに過度に批判的な両親だったり、特に何もしていないときでも神経質な両親だったりしたかもしれません。母親に「そんなことをするなんて、なんて悪い子なの!」とほっぺたをたたかれたり、父親に「いつもボーッとしてばかりでちっとも進歩のない奴だ!」と言われていたかもしれません。

(引用 デビッド・D・バーンズ(2013):いやな気分よ さようなら コンパクト版.星和書店)

 

尊敬する人が褒めてくれた時にだけ気分を良くしたり、存在価値を感じたりすることが子どもの頃から習慣化していると、他人に「いつも認められていない」と自分を保てなくなると言います。

 

要するに、承認中毒に陥ると、自分をうまく保つために他人の賞賛が欠かせないのです。

 

承認中毒による生きづらさ

では、承認中毒に陥ると、具体的にどのような生きづらさを感じるのでしょうか?「いつも認められたい」気持ちを理解するために、承認中毒がもたらす生きづらさを整理してみましょう。

 

他人の批判が怖い

「いつも認められたい」気持ちが強い人ほど、他人の批判を怖く感じます。同僚や友達、家族などから批判を受けるのが怖いので、ついつい他人の顔色を気にしすぎてしまう人もいるでしょう。

 

承認中毒に陥ると、他人の評価を基準に自分の行動の良し悪しが決めがちです。何か物事をおこなう時には、他人が賛成してくれれば行動を起こせますが、反対されれば自分の意思ではまったく動けなくなってしまうということも。

 

このように、承認中毒に陥ると、他人の顔色や意見をうかがわずには思ったような行動ができなくなります。そのため、職場や家庭など、他人と一緒に生活する時間が息苦しく感じられます

 

自分の考えに自信が持てない

他人の意見に左右されやすく、自分の考えに自信が持てないのも承認中毒の人の特徴です。

 

「いつも認められたい」気持ちが強いと、他人に喜んでもらったり、褒めてもらったりされる態度を好んでとるようになります。逆に言うと、そういった他人の賞賛なしには行動できなくなるので、自分の考えにもとづいた行動ができません

 

例えば、大して仲良くもない相手と会話を取りつくろうとしたり、行きたくもない飲み会に参加したり、友達からの頼まれごとを断れなかったり。いつでも他人が嫌な顔をしないように振る舞うので、自分の考えや気持ちが後まわしにしがちです。

 

このように、承認中毒に陥ると、他人の考えや意見に合わせながら生活するので、思ったように行動できないストレスも大きいです。

 

承認中毒を解消するには?

承認中毒を解消するには、「いつも認められたい」気持ちをやわらげることが大切です。どのようにすると承認中毒を解消できるのか?具体的な方法を紹介します。

 

批判の受けとり方を変える

承認中毒を解消するには、批判の受けとり方を変えることが大切です。というのも、承認中毒の人は、他人の批判によって自分の人格まで否定されたように感じる傾向があるからです。

 

例えば、物事のミスを指摘されただけなのに、他人から「ダメな人間」とレッテルを貼られたような気持ちになります。あるいは、自分の意見を批判されると、いままで積み上げてきたことがすべて無駄だったようにも感じます。

 

どうして、このような極端な受けとり方をするかというと、承認中毒の人は、頭のなかで「物事の批判」を「人格の否定」にすり替えているからです。他人の顔色の顔色をうかがって生活することで、自分の人格を否定されないようにしているのです。

 

しかしながら、実は、自分の人格を他人が否定することはできません。

 

なぜなら、仮に「ダメ人間」「バカだ」「使えないヤツ」などと言われたとしても、他人にはそれを証明する手段がありませんし、真実かどうかを決める裁量権は自分にあるからです。

 

つまり、自分で人格を否定しない限り、他人に自分の人格がおびやかされる心配はないのです。

 

このことからもわかるように、他人の批判は、単なる「物事の批判」と考えて受け取り方を変えていくことが重要です

 

自分を褒める

他人の承認がなくても行動するには、自信が必要です。自信がないと、何をするにも他人の顔色や意見に左右されて、思ったように行動することが難しいでしょう。

 

自分に自信がない人には、ある共通点があります。それは、「自分を褒める習慣がない」ことです。自分を褒める習慣がないと、他人の賞賛なしには物事の達成感や満足感を感じることができないので、自信が身につきにくくなります。

 

また、自分を褒める習慣がない人には、次のような傾向もあります。

・物事を達成しても、「こんなことは誰にでもできる」と自分の成功を低く見る

・ひとつでもミスがあることは、完全な失敗として評価する

・物事は、自分が満足するだけでは意味がないと考えている

 

要するに、自分を褒める習慣がない人は、完璧に達成していない物事は成功と捉えず、さらには他人の賞賛なしには満足できないということです。これでは、成功体験を積む機会が少なくなりますから、いつまで経っても自信がつきません。

 

自信をつけるためには、自分を褒めて成功を実感することが大切です。

 

些細なこと、中途半端でも達成したこと、自分だけが満足することなど。これらは、他人にはまったく価値がないことかもしれませんが、自分の人生経験という視点からみると、立派な成功ではないでしょうか?

 

ですから、まずは褒める習慣を身につけて、自分で自分を認められるようにしたいものです。

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