うつ病をきっかけに新たな生き方を模索する人のためのブログ

うつ病ブログで、僕があえて顔出しをする3つの思い

2021/10/07
 
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webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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どうも、うつ病系顔出しブロガーの たぐ です。

 

先日、脱サラしてから、ブログで顔出しをしました。

 

僕にとっては、念願の顔出しだったんですが、「うつ病でありながら、ブログで顔出しするなんて勇気があるね!」と励ましをいただくことがありました。

 

もしかすると…

 

注目を集めたいの??

うつ病アピールしたいの?!

 

などと思われる方がいるかもしれないけれど、そんな安っぽい理由で、このさえない外見をネット上にさらす訳ないでしょ?

 

うつ病を含め精神疾患の方と知り合う中で、うつ病ブロガーだからこそ、顔出ししてブログを書きたいと考えるようになったんですよね。

 

勝手ながら、僕がうつ病をテーマにしたブログで、顔出しをした3つの思いを書きます。


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うつ病になったことは、自分の経験値なんだよ

うつ病になったことをどう捉えているかは、人それぞれ。

 

僕は、うつ病になったことを自分の人生での経験値だと考えています。結果論だけれど。

 

うつ病をオープンにしづらい世の中。他人からどう見られているのか気になって、うつ病を隠したいって気持ちも、一応わかっているつもりです。

 

でも、うつ病になって立ち止まらなければ、気づかなかったことも多いと思うんですよね?

 

 

● 何のために生きているの?

● 自分は何が好きなんだろう?

● 今の生き方で楽しいのかな?

 

 

僕は、脱サラするまで、作業療法士というリハビリの国家資格を使って10年間、病院や施設で働いてきました。リハビリの国家資格を持っていると、患者さんや看護師などから「先生」なんて呼ばれたりして…。

 

ただの資格のはずだったのに、10年経って気づいてみたら、作業療法士という資格(仕事)自体が、自分の人生や生き方になっていることに気づいたんですよね。

 

作業療法士の資格がないと、生きていけない、仕事をしていけない…とさえ思っていました。

 

会社で働き始めて10年の間に、2度のうつ病になり、ようやく人との関わりが自分にはすごくストレスだったことに気づき、他人に愛想を振りまいたり、自分の容量を超えて他人に合わせた働き方をしていたり。

 

本当は合わない環境や働き方だったのに、自分をごまかしながら、体に無理させて働いてきたことに気づいたんですよね。

 

会社で働くことがきついと感じ、フリーランスになり、webを使いながら仕事をするようになってからは、他人に縛られない生き方や働き方がしっくりきていて、すごく楽なんですよね。

 

だから、僕にとっては、うつ病になったことが人生の経験に感じるんです。

 

少し話はそれますが、よく、ブログやwebサイトを見ていると、弁護士、会計士、栄養士、FP(ファイナンシャルプランナー)、作業療法士などの資格を持った人が、顔出しをして、情報発信していますよね?

 

資格を持っている人も、資格を取得したり、資格を持って働いた経験を武器に物事を語っているのなら、うつ病になったことだって、うつ病者にしかわからない経験をしている訳なんだから、もっと、うつ病と闘っていることを誇ったっていいんじゃないか?!

 

うつ病になったことを恥じたくない、恥じてほしくないという思いから、さえない外見をネット上にさらしながら、自分のうつ病で経験していることを語りたいんですよね。

 

 

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うつ病者は、辛さや苦しさを上手く言葉にするのが難しい

 

 

うつ病を含めて、精神疾患を持っている人が、自分から辛さや苦しさを言葉にすることは、すごく難しいですよね。

 

僕は、初めて精神科を受診した時、とにかく不安で仕方がない状態であったけれど、自分でもよくわからない精神状態を相手に伝えたり、理解してもらうことは、かなり難しく思う時が多かったです。

 

自分の症状の話をしていて、相手から反応がないと、一方的に辛さや苦しさをアピールしている自分の姿がむなしく思えてきました。

 

うつ病者は、

 

他人の目を気にしやすい

ちゃんと話せないとダメと思っちゃう

周りの理解がないケースが多い

 

うつ病の辛さや苦しさ、うつ病を持って生きている姿を言葉にして伝えていくこは難しいと思う。

 

でも、笑っているうつ病者、仕事をしているうつ病者、うつ病が転機になったうつ病者etc…。

 

うつ病やうつ病者として偏見を持たれたくはないし、「うつ病」とくくるのではなくて、色々なうつ病の症状やうつ病者がいることを知ってほしいんですよね。

 

ブログに来てくれる人に、安心してほしい

とは言っても、うつ病をテーマにブログを書いているので、ブログに来てくれる人は、うつ病などの精神疾患を持っている人が多いです。

 

自分もそうなんですけれど、精神疾患系の病気や障がいを持っている人って、警戒心や不安感が人一倍強いと思うんですよね。

 

たぶん、多くの人が対人関係的に、辛く苦しい経験をしてきていることが多いので。

 

まぁ、この顔にどういう印象を持つかは、ブログを読んでくれる人次第ですが、顔を出すことで、ブログに来てくれた精神疾患を持っている人の警戒心を少なくして、ちょっとでも安心して記事を読んでもらえたらなと思ったんです。

 

おわりに

うつ病のブログで、僕があえて顔出しをする思いを書きました。

 

1.うつ病になったことは、自分の経験値

2.うつ病の辛さや苦しさを言葉にするのは難しい

3.ブログに来てくれる人に、安心してほしい

 

うつ病者にはうつ病になったことを恥じてほしくないし、健常者には「うつ病」とひとくくりにしないで、1人の人間として見てもらえる世の中になってほしい。

 

そんな思いから、うつ病ブログで顔出しをしているので、こんなうつ病者もいるんだなって、おもしろがってもらえれば幸いです。笑

 

記事を読んでいただき、ありがとうございました。

関連記事:僕はこういうものです→うつ病で人生がかわった、webライター&ブロガーたぐのプロフィール

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Comment

  1. なな より:

    とても共感できることばかりで、落ち着きます。
    私だけじゃないんだって。
    うつにも色々あって当然。それを再確認できました。

    私も誰かの何かのヒントになればと思いうつ関連の記事等を書いています。
    相手に自分の気持ちや感覚を伝えるのはとても難しいことですが、挑戦中です。
    これもうつ病にならなければできなかったこと、感がなかったこと。

    私もたぐさんのように頑張ります!

    • たぐ より:

      コメントありがとうございます。

      「落ち着きます」って、なんかすごく嬉しい言葉ですね。笑

      ブログの世界では、よく言われていますが、
      何を書く時でも、「たった1人に届けばいい」と思って、
      いつも記事を書いています。

      うつ病になる前は、
      「みんなから好かれたい」と思っていましたが、
      自分のありのままを好きになってくれれば嬉しいし、
      ありのままを嫌ってくれる人がいてもいい。

      だから、どんなに批判がこようが、
      自分の経験が刺さるように、書きたい。

      うつ病だと、
      ネット上でも他人の顔色を伺いやすいように思いますが、
      そんな気持ちで書くと、
      「楽しく、頑張れる」と思います。笑

      自分の意見を参考にしてもらうために、
      記事を思考錯誤するのは大事ですけれど、
      自己を犠牲にしてしまってはつまらないですからね。

      せっかく見つけて、おもしろツール。

      ブログを楽しんでいきましょうね。笑

  2. なな より:

    >「たった1人に届けばいい」
    これ刺さりました!(笑)

    そうですね、「自分のありのまま」を大切にしたいと思います(^^)
    お互い楽しみましょう!
    ありがとうございました。
    またお邪魔しますね~!

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