うつ病をきっかけに新たな生き方を模索する人のためのブログ

うつ病で休息できない理由は、仕事に価値を置きすぎているから

2019/02/20
 
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たぐ
webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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うつ病には、「心の休息が大切です」と言われても、ゆっくり休めない。

 

 

 

 

心から休めた気持ちがしないと、ごろごろしている毎日に、「自分は何やっているんだろう?」、「このままでいいのかな?」という気持ちが強くなりますよね。

 

 

 

 

僕も、うつ病になって、自宅でゆっくり好きなように過ごしている日々に、罪悪感を持つことが多かったです。自宅でゆっくりしたくても、何かをやっていなければいけないような気持ちになり、在宅ワークや家事をがんばってみるも、その度に、うつ症状を繰り返していました。

 

 

 

 

今まで生きてきた人生で、仕事を中心に生きてきた人間にとって、「うつ病になったから休む」ということは難しくありませんか?だから、僕は、どうやったら、休息をとることができるのか?休むことについて、真剣に考えるようになったんです。

 

 

 

 

この記事のポイント

● 仕事も、休息も大事

● 自分の欲求を軸に考える

● 仕事のために休まない。休みたいから休む


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うつ病者は、仕事のために休息しがち

 

 

人間の生活をざっくり5つに分けると、「睡眠」、「食事」、「休息(休む、遊ぶ)」、「運動」、「仕事(家事・育児を含む)」にわけられるそうです。ツイッターでつぶやいてみたところ、多くの人の共感を得られました。

 

 

 

 

たしかに、仕事をしていると、お金を稼ぐことで家庭に貢献しているような気持ちがしたり、仕事を通して、社会貢献したりしている気がして、安心感があるんですよね。

 

 

 

 

逆に言えば、うつ病になる人は、自分の喜びよりも、人の顔色や言動など、他人の評価を気にする傾向が強いので、誰かに貢献している気持ちが持てないと、途端に不安になってしまうんだと思います。

 

 

 

 

だから、自宅でゆっくり休息をしていても、「自分だけ好きなことをして…」、「自分だけゆっくりして…」といったように、気持ちが休まらないんです。

 

 

 

 

でも、仕事(家事・育児を含む)を大事に思っているように、休息をとることも、生活をするためには重要です。休息をとるからこそ、冷静に物事を考えられるようになりますし、本当に自分が大事にしたいことがわかるからです。

 

たぐ
お金を稼ぐことが大事なの?仕事をしていない自分には、存在価値がないの?

 

 

 

 

うつ病から回復するためには、自分の人生の価値観を変えていく必要があると思うんです。仕事をして、家庭や社会に貢献することだけが、自分の人生における価値ではない。

 

 

 

 

うつ病で休息をとっている時間は、仕事だけしか大事にできなかった価値観について、考え直す時期ではないでしょうか?

 

なぜ、休息より、仕事を優先に考えるのか?

「仕事」には、他人からの評価がついてきます。会社で働けば、人事評価や給与が入ってきますし、家事や育児をすれば、妻や子どもから感謝されることもあります。ところが、「睡眠」、「食事」、「休息」、「運動」には、「仕事」で感じるような他人からの評価がありません。

 

 

 

 

これまでの人生で、他人からの評価に喜びを感じ、誰かの評価がないと、自分の存在価値を感じられなかった。だから、うつ病になっても、「仕事」を優先に考えるクセが抜けないのではないでしょうか?

 

 

 

 

僕は、中学・高校生の頃、学級委員をしていました。大学では、国家資格をとるための試験に向けて、自分が先生の代わりとなって、約20名ほどのクラスを持って、友達に勉強を教えていました。就職してからも、社会人4年目には、新人の教育係、その後は、所属している部門のリーダーや役職者の役割を与えられ、働いていました。

 

 

 

 

世間的に言うと、ずっと、「模範的な生徒」、「模範的な社員」だったんです。自分で言うか?と思われたかもしれませんが、自分の気持ち以上に、他人のことを考えることを美徳に感じていたので、周りにも真面目な印象を与えていたんだと思います。

 

 

 

 

ところが、家族、友人、同僚など、周りの人に褒めてもらえることに喜びを感じているうちに、いつの間にか、他人からの評価がないと、自分の存在価値を見いだせなくなっていたんですよね。他人から褒められたり、感謝されたりしないと、自分がやることに自信が持てなくなっていたんです。それで、うつ病になる前の僕は、「睡眠」、「食事」、「休息」、「運動」よりも、「仕事」を重要視していました。

 

 

 

 

「仕事」を重要視した生活しかしらないと、うつ病で、まともに「仕事」ができなくなった今の状況が、不安にしか感じられなくなっていると思います。「仕事」ができていない状態に、自分の存在価値を感じられず、不安になっているので、気持ちが休まりません。

 

たぐ
もちろん、収入が減ったことも不安でしょう。でも、今日や明日のご飯が食べられない訳ではないですよね。不安になって休めないのは、収入以外に、休んでいる自分を認められないという理由があるんじゃないでしょうか?

 

休息をとるためにしたい2つのこと

僕は、うつ病の回復期の生活で、休息をとるためには、2つのことが重要だと考えます。ひとつは、① 自分の欲求を軸に、生活をすること、もうひとつは、② 仕事のために、休息をしないこと です。

 

 

① 自分の欲求を軸に、生活をする

他人からの評価に、自分の存在価値を感じてきた人にとって、自分の気持ちを優先して生活をすることは、それだけで周りに迷惑をかけているような罪悪感を持つと思うんですよね。

 

 

周りへの罪悪感があると、自宅でテレビやYoutubeなどを見てのんびりしていても、何かやらなきゃいけない気持ちにかられて、気力が湧かないのに普段やらない掃除をしたり、部屋を片づけてみたり。他人に何かを言われた訳でもないのに、勝手に自分で持った罪悪感によって、無理をし、気持ちをすり減らしていきます。

 

 

たしかに、うつ病になって、まともに仕事ができなくなると、家族に負担をかける機会が多くなります。収入が減るし、家族が仕事に行っているのに、自分が好き勝手にのんびりしている状況は、罪悪感を持ちやすい状況にあると言えるかと。

 

 

ただ、うつ病になる人は、病気になるまで、真面目に生活してきている場合が多いでしょうから、家族も、ある程度、病気に関して理解してくれて、そっとしておいてくれていることが多いと思います。

 

 

家族が気を遣って、何も言わないでいてくれる優しさもあるのでしょうが、家族が「気を遣う」、「何も言わない」でいてくれるのは、今が休息する時期だと理解してくれているからではないででしょうか?

 

 

だから、今は「うつ病の回復期で、休息を大事にする時期なんだ」と割りきって、自分がやりたいことに、専念する時期にした方が良いと思います。休息の時期に、自分の欲求を軸にして生活をできることは、うつ病が回復した時に、他人の評価がなくても、自分の存在価値が認識できるような価値観を作ることにつながっていきますよ。

 

 

 

② 仕事のために、休息をしない

うつ状態から回復してくると、多少、仕事や家事ができるようになってきます。少しでも、仕事や家事ができるくらい回復してくると、それだけで嬉しく感じれますよね。

 

 

仕事や家事ができるようになってくると、もっと仕事や家事ができるようになるためには、どうすればいいか?生活の中心が、休息することから、仕事(家事・育児を含む)になっていきます。元々、がんばり屋であるから、からだが動けば、放っておくと、またがんばり過ぎてしまうんですよ。

 

 

ただ、うつ状態が回復してきたからといって、休息することを軽くみて、仕事のために休むような生活をしていると、うつの症状が簡単にぶり返してきます。

 

 

うつ病は、良くなったり、悪くなったりを繰り返して回復していくので、無理をしたからうつの症状がぶり返したのか?回復の過程でうつの症状がぶり返しているのか?判断がつきにくいですが、少なくとも、再発や再燃を防ぐためには、仕事のために休むことをやめるべきです。

 

 

僕は、うつ状態が回復してきてから、webライターの仕事を立て続けに入れました。午前中は、4時間続けて、クライアントから依頼されたweb用の記事を作成する仕事をしていました。午後になってからも、娘を学童に迎えに行く午後5時頃まで、2~3時間を仕事に費やし、娘や妻が帰宅した後は、自宅で家事や育児を行っていました。

 

 

そんな生活を1ヶ月ほど続けていると、理由のわからない不安にかられたり、夜中や早朝に目が覚めやすくなったりして、うつ病の症状がぶり返してきたんです。

 

 

僕が伝えたいことは、「うつ病の回復期だから、仕事をしてはいけない」という考えではなく、仕事のために休むことをやめて、からだを休めるために、自分の好きなことをしたり、のんびりしたりすることを優先した方が良いということです。

 

 

おわりに

うつ病になり、からだを壊してもなお、他人からの評価を気にしていると、心から休むことができません。「休息」には、他人からの評価がついてはきませんが、自分の人生という視点で考えると、「仕事」と同じように、大事なことです。

 

 

 

 

僕は、うつ病者が休息をするために、① 自分の欲求を軸に、生活をすること、② 仕事のために、休息をしないことが重要だと思います。

 

 

 

 

他人からの評価がなくても、自分の存在価値を感じられるようになったり、自分のからだのために休息をとる習慣をつけたりすることが、再発や再燃を予防していくことにも、つながっていくと考えています。

 

 

 

 

うつ病で休んでいる時期をきっかけに、自分の人生の価値観を変える、そんな期間にしてもいいのではないでしょうか?

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