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うつ病という人生の転機をどう捉えるか?

2019/02/20
 
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たぐ
webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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うつ病が、人生の転機になることは間違いない。

 

 

 

 

将来に何の希望も持てず、死を身近に感じていた毎日。そんな辛いうつ病の急性期を乗り越えると、自分の生き方や働き方に対する価値観が変わっていることに気づく。

 

 

 

 

僕は、うつ病になる前は、作業療法士(リハビリの国家資格)として、サラリーマン(病院や施設勤務)をしていました。当時の僕は、1日8時間、週5日間、当たり前のように会社で働いていました。作業療法士であり、会社員として働くことが、自分にとって当然の生き方・働き方だと思い、疑ったことがなかったんです。。

 

 

 

 

会社員として働き続けた10年間で、僕は2度のうつ病を患いました。

 

 

 

 

1度目のうつ病の時は、「自分の思考を変えよう!」と認知行動療法を学び、復職後の2年間を働くことができました。2度目のうつ病では、認知行動療法を学び直し、復職をしてみましたが、上手く働けず。会社という一定のリズムの中で働いたり、対人的な人間関係によるストレスに耐えきれなくなっていた僕は、丸1ヶ月で会社を退職しました。

 

 

 

 

現在、僕はwebを使って、ライターやブロガーとして活動しながら、かつ、主夫をしています。2度目のうつ病が転機となり、会社で働くことは、自分に向いていないと感じ、フリーランスで仕事をしながら、主夫をする道を選んだんです。

 

 

 

 

振り返ると、うつ病になる度に、自分の思考を見つめ直したり、自分の生き方や働き方に疑問を持ったり、うつ病になることが、僕の人生の転機になっていました。

 

 

 

 

うつ病になると、たしかに辛い。けれど、うつ病は自分の人生をより良くするためのきっかけ、人生を変える転機なんです。

 

 


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うつ病になった事実は変えられない

うつ病になった事実について、すぐに受け入れられる人はいないでしょう。

 

 

 

 

うつ病の治療を始めると、短い期間で、症状が消失したり、うつ病の症状の変動が安定する人もいるでしょう。しかし、症状が安定せず、辛く、苦しいけれど、毎日、必死に生きている人が多いと思います。

 

 

 

 

僕も、1度目のうつ病では、比較的、うつ病の症状が安定しやすかったのですが、2度目のうつ病の時は、症状が良くなったり、悪くなったり。症状というか、体調の変動が激しいから、「今日は、調子が良い!仕事をして、家事をして、それから…」とタスクを詰め込みすぎると、翌日は、たいてい、エネルギー切れで動けなくなったりする自分が嫌になることも多いです。

 

 

 

 

また、平穏な日常生活に油断していると、どこからともなく、不安がやってきて。自分がどこか無価値な人間に感じられたり、理由がわからない漠然とした不安が襲ってきては、うつ状態に悩まされることもしばしば。

 

 

うつ病の症状が軽く、平穏な状態が訪れては、うつ状態がぶり返してくるような変動の激しい生活をしていると、率直に思うことがあるんです。

 

 

 

 

もう、やんなっちゃう(涙)

 

 

 

 

僕自身が、うつ病の症状に振りまわされている方だから、体調の安定しない人の気持ちは、症状の程度の差こそあれ、ちょっとは理解できているつもりです。ただ、どんなにうつ病になったことを嘆いても、うつ病になった事実は変えられません。

 

うつ病になって変えられるものは、これからの生き方

 

 

僕が言いたいことは、「うつ病になった事実は変わらないから、早いとこ、その事実を認めて開き直れ!」とか、そういう根性論ではありません。うつ病になった自分自身の受け止め方や状況を受け容れる時間は、人によって違いますから、うつ病者だからと言って、一様の過程を歩むことはないはずです。

 

 

 

 

うつ病になると、色々なものを失いますよね?社会人(1人の大人)としての自信、将来設計、プライド、役割(例えば、家族を養う大黒柱のお父さん)など、うつ病になる前に思い描いていた生き方や働き方とは、ほど遠くなります。

 

 

 

 

うつ病になる前、僕が思い描いていた生活は、会社でバリバリ働くサラリーマンであって、休日には、家族サービスをかかさない素敵な夫であり、お父さんでありたかった。今、小学1年生の娘が1人いるのですが、できたら、もう1人子どもが欲しかったです。

 

 

 

 

うつ病になってからは、会社で働けないどころか、妻の扶養に入り、収入はサラリーマン時代の10分の1。すぐに疲れてしまうので、休日も妻に子どもの面倒を見てもらうことも多いですし、自分が子どもと遊ぶ時は、DVD育児が多くなりました。2人目の子ども…?諦めてはいませんが、金銭的な部分と性欲の減退で、ちょっと難しいのではないかと思っています。

 

 

 

 

でも、そうやって、思い描いていた生き方が崩れ、自分の生き方や働き方を見つめ直すきっかけになったエピソードが、うつ病だったように感じています。僕は、うつ病になり、思うように動かない心身の中で、自分がどうすれば楽しくて、幸せな人生を送れるのか、立ち止まって考え直すようになりました。

 

 

自分の人生を考え直してみると、うつ病になる前に思い描いて生き方は、生きていく上での単なるひとつの手段でしかなかったんです。

 

 

 

 

バリバリ働かなくても、家族のために、栄養バランスを考えて、食事を作る夫や父親でいられる。収入は10分の1に減ったけれど、自分のペースで、コツコツ稼げる今の生活が楽しい。我が家には、我が家の家族の形がある。妻は会社で働いているし、2人目の子どもがいなかった分、娘と2人きりで過ごせる時間が圧倒的に多い。

 

 

 

 

うつ病になる前の思い描いていた生き方に、自分が固執していただけだったことに気づけた時、うつ病の経験を糧に生きていこう、うつ病があっても、「楽しいことをやりたいようにやりたい」と、病気ではなく、自分の人生に、意識を向けられるようになったと感じられました。

 

 

 

 

うつ病は、個人の人生観や価値観への影響がとても大きいです。「死ぬこと」さえも考えたうつ病の体験は、間違いなく、人生の転機です。うつ病という自分の人生の転機を通して、自分がこれからどう生きていくかを考え直すことができれば、うつ病で立ち止まったことにも、何か意味があるのではないかと思います。

 

 

 

 

うつ病になったからこそ、これからの生き方を考えて、自分の手で人生を変えていきたいですよね。

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