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人付き合いをやめたい人が知っておくべき、やめるメリットとデメリットを紹介

2021/10/07
 
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webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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「人付き合いをやめたい…」

仕事も、プライベートも。

人間関係に気をつかったり、疲れを感じたりすれば、人付き合いをやめたいと思うものです。

わずらわしい人間関係に悩まず、ストレスが少ない毎日を過ごせたらと、思うこともありますよね。

僕は、10年近くサラリーマンをしていたのですが、退職をきっかけに人付き合いをやめました。

現在は、家族やごく少数の友達やクライアントといったように、必要最低限の人間関係に囲まれて生活しています。

もしも、人付き合いをやめたことを考えると、いまの人間関係を変えることに不安を感じる方も多いでしょう。

人付き合いをやめるとどうなるか?

ここでは、人付き合いをやめた僕の経験をもとに、やめるメリットやデメリットについてお伝えします

親友と呼べる相手の人数は、平均3.7人

2010年に、オリコン・モニターリサーチは、専門・大学生、20~30代の男女合計500名を対象に、“友情”をテーマに意識調査をおこないました。

この調査では、親友と呼べる相手の人数について、次のような回答が得られています。

年代 親友と呼べる相手の人数
専門・大学生 4.9人
20代社会人 3.3人
30代社会人 2.9人
平均 3.7人

調査対象者の意識では、「心の言葉を理解してくれる人」「家族と同等、それ以上の存在」「かけがえのない存在」を親友と考えていたようです。

言い換えると、多くの人にとって、人付き合いは表面的なものがばかりで、深い人間関係にはなっていないということではないでしょうか?

僕自身は、表面的な人間関係をつくることでが苦手で、深い意味を感じなかったことが、人付き合いをやめるきっかけになりました。

人付き合いをやめた理由

では、どうして人付き合いをやめたのか?

具体的な理由をお話しします。

他人の感情の起伏が疲れる

僕の場合は、他人の感情の起伏に振りまわされやすかったためか、人付き合いに気疲れしてしまいました。

精神科医として、色々な書籍を執筆されている長沼医師によると、世の中には相手の気持ちや敏感に察することができ、他人にマイナスの影響を受けすぎるタイプの人もいると言います。

負のエネルギーを注ぎ込んでくる人や、あれもこれもと要求されるような状況からはすぐにでも離れましょう。

(引用 長沼 睦雄(2019):「敏感すぎていつも不安」なのは「HSP」かもしれません.PHP研究所

僕は、まさしく、このタイプのような気がしています。

相手の感情の起伏に巻き込まれ、気がつくといつも心のエネルギーを消耗している…

そういった方が人付き合いで気疲れしないためには、他人との距離感をとっていくことも必要かもしれません。

他人の反応を気にしすぎる

人付き合いをしていた頃の僕は、他人の評価や顔色ばかり気にしていたので、相手が自分の思った通りのリアクションをしてくれないと、不安な気持ちになってしまうことがよくありました。

例えば

・怒らせたかな?

・イラッとしたのかな?

・嫌われたか…

といったように。

他人の反応を気にしてばかりいたら、気疲れするのも仕方がないのでしょう。

とはいえ、どうしても気にしてしまう、という人もいますよね。

どうしても他人の反応が気になってしまう僕は、他人に嫌われたり怒られたりして、自分のことを批判されることを恐怖に感じたので、余計な人付き合いをやめたんです。

建設的ではない話がつまらない

また、僕は、仕事やプライベートに関わらず、世間話や雑談などが好きではありませんでした。

目的がない非建設的な場にいても、楽しく感じられなかったんです。

どんな人間関係でも、いまは「場の空気を乱さないことが良い」とされがちです。

しかしながら、「愛想」や「ウソ」が苦手な人間からすると、空気を乱さないように自分の気持ちをごまかせません。

そうなると、社交辞令の場は、苦痛でしかないものです。

僕は、つらい思いをしてまで「愛想」や「ウソ」を振りまかなくてもいいように、人付き合いをやめました。

人付き合いをやめた後のメリット、デメリット

人付き合いをやめると、どのようなメリット・デメリットがあるのか。

人付き合いをやめたいと悩んでいる人にとっては、もっとも気になるところだと思うので、以下にまとめてみました。

メリット

・他人の感情に振りまわされなくなる

・他人の生活と比べて劣等感を感じなくなる

・仕事やプライベートに集中しやすくなる

・やりたいことに時間を使いやすくなる

・ひとりでいる時間の楽しみが増える

・家族や親友と過ごす時間が大切に思え、充実感が増す

デメリット

・時々、話し相手が欲しくなる

・時々、世間や社会から取り残されたような気持ちになる

・知り合いの近況がわからなくなる

・知り合いに連絡をしたり、相談しにくくなったりする

・グループ向けのお店が利用しづらくなる

ひとりでいることに孤独感や寂しさを感じないタイプの人にとっては、人付き合いをやめても大したデメリットはないでしょう。

むしろ、自分の好きなように使える時間がエネルギーが増えるので、毎日を有意義に過ごしやすいです。

逆に、知り合いや社会とのつながりを常に持っていたいタイプの人にとっては、人付き合いをやめると孤独感や寂しさが強くて、苦痛に感じられるかもしれません。

自分に意味ある時間を楽しむ

人間関係にストレスを強く感じるのであれば、余計な人付き合いを続ける意味はないでしょう。

多くの人と連絡をとりあったり、食事にいったりすることが、さも人生が充実している象徴のように思われがちですが、実際のところは、「親友」と思えるような存在は少ないものです。

・どうしたら、上手くコミュニケーションができるか

・関係性を壊さないための方法はないか

人付き合いをするたびに、そのような気遣いをしていると、日々の生活で消耗していくだけです。

人間関係をわずらわしく感じるなら、余計な人付き合いをやめてみて、もっと自分にとって意味ある時間を楽しむようにしてみては、いかがでしょうか?

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