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うつ病で会社を休んでしまった時は、開き直って考えた方が良い理由とは?

2021/10/07
 
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webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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「今日は、会社を休んでしまった。」

 

 

 

うつ病になり休職をし、無事に復職ができた。けれども、どうしても、今日の1日を乗り越えられる自信がなくて、会社を休むことってありますよね。上司が出勤するであろう時刻までベッドの中で過ごし、スマートフォンをドキドキしながら握っている感覚は、僕もよく経験しました。

 

 

 

僕は、うつ病で3ヶ月間、休職し、復職後2日目にして体調不良を理由に、会社を休みました。会社に休みの連絡を入れるには、ちょっとした勇気が必要です。でも、僕は会社に休みの連絡をする時には、ほとんど迷いがありませんでした。理由は、僕が復職をする時に、すでにうつ病をオープンにしていたからです。

 

 

職場とまでは言いませんが、すでに上司にうつ病をオープンにしていれば、体調不良で休んでしまうことは、仕方がありません。会社も、うつ病を持っている社員の事情を知って、それでもなお雇用している訳ですから。

 

 

 

とは言っても、会社に電話するまでは、あるいは電話してからも、心の底から休める人はいないです。会社を休むと、他のスタッフへの負担が増えたり、他のスタッフからの見え方が気になったりなど、色々な理由で罪悪感が生まれるからです。

 

 

 

でも、僕は、うつ病を会社にオープンにしていて、それでも、会社を休んでしまった時は、もう後悔なんてしない方がいいと思うんです。後悔なんてしても、誰一人として得をする人がいないからです。

 

 

 

うつ病を持ちながら、仕事を続けていく為に、会社を休んでしまった時に、いかにして開き直って考えるかについて、説明していきます。開き直った方が、気が楽に持てますし、うつ病で一番苦しかった時期のような気持ちに戻ることを予防できると思いますよ。


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会社を休んでしまった時に、1番辛い思いをしているのは自分自身

会社を休んでしまった時には、上司や同僚に迷惑をかけてしまったことばかりが頭に浮かんできて、罪悪感でいっぱいになりますよね?普段から責任感が強く、頑張り屋さんだからこそ、自分よりも、他人にいかに迷惑をかけないか考えているので、ひと一倍、休んだ罪悪感を感じやすいんです。

 

 

 

「たまには、休む時だってあるよ!」という気休めの一言は、いまのあなたの耳には、届かないでしょう。でも、実は、会社を休んだ時点で、一番辛い思いをしているのは、自分自身なんですよね。だって…

 

 

● 欠勤で給料は減額

● 有給が使えても、上司の評価が下がる

● 休んだ翌日には、気まずい思いをしながら出勤する

● 朝礼で、休んだお詫びをしなければならない

 

すでに、これだけのハンディキャップや辛い思いをすることになる訳です。一番辛い思いをしていて、なおかつ、休んだ代償も払っているのに、これ以上、会社を休んでしまった後悔をする必要なんてあるんでしょうか?

 

人事評価が下がったところで、何も失うものはない

会社を欠勤すれば、人事評価は下がります。会社を何回欠勤すると、人事評価が下がるかは、その会社次第だと思いますが、休んだこと自体は、上司の印象に残るでしょうね。うつ病をオープンにしていて、すでに体調不良で休みがち、仕事の量も減らしている状況なら、人事評価は、なおさら下がります。

 

 

 

…でも、その人事評価って…いります?

 

 

 

うつ病で休職をした時に思ったはずです。一番大事なのは、働くことよりも、健康でいられること。仕事の成果や功績を残そうと頑張っても、健康を崩しては、何も楽しめなくなりますし、働いている意味がありません。

 

 

 

それに、おそらくですが、今の会社は、人事評価が高いからと言って、劇的にボーナスや昇給があがるわけではないですよね?人事の評価良くて昇進しても、増えるのは責任だけです。僕は、過去に60人の部下がいて、月の給料は1万円アップ。税金がひかれると、いくら昇給したのかわからないくらい…。

 

 

 

大した見返りのない人事の評価を気にするよりも、まずは、職場に定着していくことが重要です。人事評価とは別に、会社を休んだことによって、たしかに同僚の目は気になってしまいますけれど…。

 

会社を休んでしまった翌日の同僚の目が気になる

会社を休んでしまった日の何が辛いか。それは、休んだ翌日、出勤した際の同僚の態度を想像することではないでしょうか?

 

 

 

うつ病で体調が悪くて休んだのに、「ズル休み」と思われるのではないか。「会社を休むなんて、あいつはメンタルが弱い」などと思ったり、実際に、陰で言ってくるような同僚も、たしかにいますよね。気にしなければいいのに、そういう同僚の言動こそ、気になってしまうもの。

 

 

 

でも、僕の経験上では、本当に自分の味方になってくれる同僚は、体調不良で休んだことについてやましく考えたりしません。むしろ、こちらが申し訳なく思うくらい、心配してくれるもんですよ!そういう同僚を大事にしていきたいですね。

 

 

 

「ズル休みだ!」、「メンタルが弱い!」などと体育会系の人の言動に巻き込まれていると、自分が悪いことをしているような気持ちになってきて、不安や焦りから、うつ病が悪化しかねません。言わせたい人には言わせておいて、自分の体調のことだけに、注意を向けた方がいいです。

 

会社を休むことについて、まじめに考え過ぎている

会社を休んでしまったことに罪悪感や後悔を感じる理由のひとつは、「会社は休んではいけない場所」という考えに縛られているから。もちろん、無断欠勤はいけませんよ。

 

 

 

ただ、会社という組織は、自分がいなくても仕事がまわるようにできていますし、体調が悪いのに、「無理してでも来い!」っていう雰囲気の会社を今の世の中では、ブラック企業と言うんです。ちゃんと就業前に電話を入れて、自分が休んでも、他の人が変わりに仕事ができるように引き継げれば、その後にあなたがやることはしっかりと休むことですよ。

 

 

 

社員1人が休んで、他の人が変わりに仕事を引き継げない体制なら、職場の体制が悪いんです。ちなみに、僕は役職者の時に、2ヶ月ちょっと休職をしていたんですけれど、寂しくなるくらい、自分がいなくても、部下達はしっかりと仕事をこなしていました。復職をした時には、自分がいなかったことによる大きな問題はありませんでしたよ。

 

さぁ、会社を休んでしまったら、自分が好きな事をしよう

軽いように聞こえるかもしれませんが、結構まじめに言います。どうしても会社に行きたくなくて、体が出社を拒否している場合は、心と体が悲鳴をあげているサインですよ。うつ病になった頃も、同じような経験があるんじゃないでしょうか?

 

 

好きなように、自由にさせてくれ!

 

 

病気になって思うことは、それは、もの凄く辛いはずなのに、我慢して、根性で会社に行き続けると、心と体って本当に壊れるんです。心と体が壊れたら、待っているのは休職か退職で、何もできずにベッドに横たわって1日を過ごす苦痛の日々です。

 

 

 

だから、どうしても休みたくて仕方がない時は、自分の権利として、いっそ会社を休んでしまって、自分の好きなこと、やりたいことをしましょう!れが、会社を休んでしまった時のあなたの役目です。翌日のことは、翌日になったら考えればいいんです。

 

おわりに

会社に行くことは、絶対の正義ではありませんよ。会社を休んでしまって罪悪感や後悔を感じているでしょうが、その罪悪感や後悔で、得をする人はいないですし、一番辛い思いをしているのは、会社を休んでしまったあなたです。

 

 

 

だから、会社を休んでしまったからこそ、好きなこと、やりたいことをめいいっぱいして、自分の心と体に優しい一日を過ごしてくださいね。
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