うつ病になったら、サラリーマン続けなくてもいいんじゃない?
うつ病になると、サラリーマン人生が終わったような気持ちになる。
予想もしていなかったうつ病という人生の転機、自分も家族も不安になるのは必然ですよね。自宅で療養し、体の回復に合わせて、復職を目指していくのも1つの生き方だと思います。
ただ、本当に今の会社に戻りたいと思っているの??
うつ病で休職した人は、
復職をこわがるようになる。でも、本当にこわがっているのは、
うつ病になった会社でしか働く事ができない
自信のなさなんだと思う。自分が戻りたい会社なら、
復職にこだわればいい。戻る必要を感じないなら、
違う働き方を探せばいいだけなんだよ。— うつ病療法士たぐ (@tagweblog) 2018年5月21日
今の会社に復職できなかったら、生きていくことができない。
本当に恐れて不安になっている原因は、復職しか選択肢のないと思っている自分に、自信が持てないことではないのでしょうか?
そんな事簡単に言うけど、他に進むべき道なんて、私にはないんだよ!?といった批判が聞こえてきそうですが、僕は、安易に今の会社の退職を勧めたい訳ではありません。
ただ、必死に会社にしがみついて、うつ病の再発と回復を繰り返すくらいなら、自分に合った場所を探して、自分に合った場所で働くことを考えた方が、自分らしい人生を楽しめるんじゃないでしょうか。
「そんなこと誰にでもできるわけじゃない!簡単に言うな!」って…いやいや言うよ(笑)やる前からあきらめの言葉を放つんじゃなくて、とりあえずやってみなよ。やらないと向いてるか向いてないかもわかんないでしょ。うつ病になるとできないことは増えるけど、全てが終わったわけじゃないんだよ。
— ほっしー@メンタルハッカー (@HossyMentalHack) 2018年5月21日
うん。なかなか、いいことを言う人が、ツイッター上にはいますよね。
このほっしーさんは、20代のうつ病者で、インターネットを使って色々な活動をし、楽しみながら仕事をしています。
「彼は20代だから、サラリーマンではなく、他の道を選べたんだよ。」
そうなの?…きっと違うよ。
僕は、年齢の問題で、自分の働き方や生き方が決まるとは思っていません。人には人にあった働き方・生き方があるんです。
サラリーマンが合う人、フリーランス(組織に属さない働き方)が合う人、色んな働き方や生き方があり、自分に合った方法で、働き・生きていった方が、自分の人生を楽しめますよ。
目次
うつ病者には、サラリーマンの働き方自体がしんどい
僕は、サラリーマンの働き方を否定したい訳ではありません。ただ、サラリーマンの働き方が、うつ病の人には、かなり「酷な働き方」だと思いません?
● 決められた時間に出社し、仕事をする
● 休みたい時に、休めない
● 人と対話するコミュニケーションがいっぱい
● 辛い気分の時でも、相手に合わせなければならない
一言で言えば、うつ病の僕からすると、「サラリーマンってしんどい!」。
うつ病者には、フリーランスが生きる為のリスク回避
僕と同じように、「サラリーマン」としての適性を感じられず、うつ病者に「フリーランス」としての生き方を提案している人がいます。
以下の記事は、先ほど紹介した20代のうつ病者、ほっしーさんが書かれたブログの記事です。
紹介記事:精神疾患の私がサラリーマンよりもフリーランスのほうが絶対に!良いと思う理由
このブログ記事の中から、ほっしーさん自身が、自分にサラリーマンの適性がないと感じた点は、主に4つありました。
● 通勤
● あんまり気の合わない同僚や上司
● ちょっとだけ雑談が入る会議
● 残業は60時間まで
うつ病になる前なら、サラリーマンだったら当たり前だろ?!と言ってところですけれど、その根拠のない一般的に当たり前と思われいるころが、きつくて耐えられない人もいるんです(もれなく僕も)
僕自身は、10年間、4回の転職をしながら、サラリーマンとして働いてきました。
10年間、サラリーマンとしての自分の働き方に、疑問を持ったことがありませんでした。当たり前の働き方と思っていたんです。
でも、うつ病になり、休職をした復職後に、なんとか毎日会社に通勤し、働いていく中で、やっぱりサラリーマンの働き方がきついと感じるようになってきました。
サラリーマンの働き方がきついと感じ始めた時には、「食欲がなくなる」、「眠れない」、「何をしていても不安」、「気力が湧かない」、「時々、希死念慮」といったうつ病の診断を受けた時と、同じような症状が出ていて、僕は〝このまま会社に行き続けたら、何の生産的活動もできないうつ病の急性期に戻る〟と直感的に思ったんです。
① このまま、うつ病の症状を悪くするか
② フリーランスで自分らしい生き方をするか
僕は、②にかけてみる事をしました。自分に合わない、自分が楽しくない働き方や生き方は、もう自分の体が拒んでしまってしかたがない。うつ病になったら、サラリーマンよりも、フリーランスで働いた方が、人生を楽しめるんじゃないか?と、今は僕自身も思っています。
参考ブログ:
ほっしーのメンタルハック
引用ツイッター:
ほっしー@メンタルハッカー @HossyMentalHack
⇒うつ病を含めた精神疾患のことについて、実体験に基づいた勉強、情報発信しているブログとツイッターです。働き方や生き方について悩んでいるなら、とても参考になる情報や新しい発見がたくさん見つかりますよ。
フリーランスとして働くイメージが湧かなくても、肝心なことはとりあえずやってみる
サラリーマンとしてしか働いたことがないと、きっとフリーランスで働く自分のイメージが湧かずに、行動に移せませんよね?
自分の周りも、みんなサラリーマンだし、そして同じ業界の人ばかり。
僕も、もれなく周りには、自分と同じようなサラリーマンの知り合いしかおらず、それも医療の専門職として10年働いてきたので、知り合いはみんな医療のことしか知りませんでした。
自分に共感してくれる人、理解者がいないと、なかなか新しい道に進む「覚悟」と「勇気」が持てないもんです。そこで、僕ができるアドバイスは、2つです。
① 興味が持てたことは、とりあえずやってみる
② SNSで仲間を探す
やったことがなければ不安だし、同じような仲間がいなければ、挫折もしやすいです。
僕は、たまたま、何かについて「書いたり」、「伝える」ことが好きでした。
でも、何を書いて伝えればわからなかったので、ブログやツイッターで、自分の苦しんできたうつ病の経験をたくさん情報発信するようになりました。
クラウドソーシング「ランサーズ」というライターのサービスにも登録し、ライティング(書く)の仕事を始めました(現在、お小遣い程度の収益)。
フリーランスの相談をするなら、ツイッターで知り合った人やフリーランスとして働いている人がいいです。
サラリーマンで働いている人からは、フリーランスになることの理解がなかなか得られずらいですし、「それで大丈夫なの?生活できるの?」などという、心が折れるアドバイスをたくさんもらってしまうからです。
せっかく、情熱が持てても、心が折れたら「やっぱりダメなのかな?」という迷いが、環境を変えようとする勇気をへし折ります。
ツイッターで、フリーランスとして働いている人に、試しに自分がフリーライターでもしてみようかと思っている事を漠然と伝えてみたら、「全然アリ!」と言われた時に、僕は安心感と先に進む勇気をもらえました。
おわりに
うつ病になったら、休職をして、復職の時期が来たら元の会社に戻る。それだけがあなたの人生の道ではないですよ。
サラリーマンが合わない人だっている。
新しい道に進み、周りに同じような境遇の人がいないと、とにかく現状が不安にしか思えません。だから…
① 興味が持てたら、とりあえずやってみる
② リアルで頼れる人がいないなら、SNSで仲間を探す
自分の働き方や生き方が、思っている以上に多様な世の中です。
自分が納得した生き方を一緒にしていきましょうよ!