うつ病をきっかけに新たな生き方を模索する人のためのブログ

「いやな気分よ さようなら」とは?感想をわかりやすく書いてみた

2019/10/26
 
この記事を書いている人 - WRITER -
たぐ
webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
詳しいプロフィールはこちら

「いやな気分よ さようなら」を読むと、不安になっている気分が楽になり、特別ではない日常の中に、幸せを感じる時間が増えます。

 

うつ病の人が書いたブログを見たり、うつ病の本を探したりしていると、時々、見かけるので、本の内容が気になっているんじゃないでしょうか。

 

僕は、自分がうつ病と診断されてから、「いやな気分よ さようなら 【コンパクト版】」を読んできました。この本には、ネガティブな気分でいっぱいで、人生に希望が持てなかった人が、毎日を楽に、楽しく思えるようになるヒントがたくさん書いてあります。

 

僕は、「いやな気分よ さようなら」を買う、買わないに関わらず、同じうつ病の人に、この本の内容を知ってほしいと思い、感想を書くことにしました。なぜなら、「いやな気分よ さようなら」には、大きな弱点があるからです。

 

「いやな気分よさようなら」の弱点は、2つ。

 

① 表現がむずかしい

② ページ数、文字数が多い

 

実際に、一度、ツイッターでおすすめした方は、「ボリュームが多く、心が折れた」と言っていました。それでも、僕は、うつ病の人におすすめたい本だと思っています。それくらい本の内容が、生きていくために、役に立つと感じられているからです

 

そこで、これは役に立つ!と思った「いやな気分よ さようなら」の内容について、読んでみた感想をわかりやく書いてみます。

「いやな気分よ さようなら」とは?

「いやな気分よ さようなら」は、デビッド・D・バーンズ先生(海外の精神科のお医者さん)が書いた本です。海外で「FEELING  GOOD」という名前で発売され、英語版では300万部以上、売れています。日本語では、「いやな気分よ さようなら」と訳されています。

 

まず、本の内容がどのようにまとめられているか、本の構成を知った方が、雰囲気がわかりやすいと思うので、下に構成を書きました。

 

いやな気分よ、さようなら 自分で学ぶ「抑うつ」克服法 コンパクト版/星和書店/デ-ヴィド・D.バ-ンズ
by カエレバ

ページ数:440ページ

 

● 構成(全部で6部)と見出し

第1部 理論と研究

第2部 応用

第3部 現実的なうつ

第4部 予防と人間的成長

第5部 絶望感と自殺に打ち勝つ

第6部 日々のストレスに打ち勝つには

 

ページ数と見出しをみると、すでに難しい本に感じられましたよね?元々、「いやな気分よ さようなら」は、デビッド・D・バーンズ先生自身が、診療のあい間に、患者さんが、自分で自分のネガティブな気分や考えを直すための手助けになるようにと考えて、書かれたんです。

 

本の中で、バーンズ先生も、〝自分でも、こんなに必要とされる本になるとは、思ってもみなかった〟と言っています。バーンズ先生の患者さんは、「読書療法」と言って、「いやな気分よ さようなら」を渡されて、先生の診療がない時に、自分でネガティブな気分や考えにならないような練習教材として使っているみたいです。

 

たぐ
本来、誰かと一緒に、読みこなしていく本でしょうから、1人で読みこなしていこうとすると、ボリュームがあって難しく感じられるんでしょうかね。

 

見出しの名前だけでは、全く内容が想像つかないので、第1部 理論と研究、第2部 応用 、第4部 予防と人間的成長について、内容を少し紹介します。僕は、この3箇所が、参考になると思っているからです。

 

第1部 理論と研究

第1部では、なぜ、うつ病になるのか?について書かれています。うつ病は、原因がはっきりとした病気ではありませんが、ネガティブに考える「考え方のくせ」が、自分をうつっぽい気分にさせたり、不安な気分にさせたりする理由のひとつと考えられているようです。

 

他の人にとっては、たいしたことがなく感じることでも、なぜか、自分だけ、強いストレスを感じられる時ってありますよね?

 

第1部では、自分が強いストレスを感じて、うつっぽい気分や不安な気分にならないように、自分の「考え方のくせ」を知るきっかけが、紹介されています。単語にすると難しく感じられますが、自分の「考え方のくせ」を見直して、自分の気分を変えていく方法を「認知行動療法(にんちこうどうりょうほう)」と言います。

 

第2部 応用

第2部では、ストレスに感じることがあっても、うつっぽい気分や不安な気分にならないように、自分の考えを変えていく具体的な方法が、たくさん紹介されています。

 

うつっぽい気分や不安な気分になっている時は、まさか、自分の考えが、ネガティブな気分を作っているなんて思ったことないですよね?だから、1度、ネガティブな気分になると、、物事をどんどん悪い方に考えて、何も行動できなくなることが多いんです。はっきりと言いきる理由は、僕自身が、そのタイプの人間だからです。

 

「いやな気分よ さようなら」では、自分をネガティブな気分にできるのは、「自分の考え方だけ」と考えられ、第2部に、自分の考え方を変えて、気分を楽に保つ方法が紹介されているんです。

 

実際、僕がストレスを感じた時に、自分の考え方を変えて、気分を楽に保てた時のことを記事にまとめています。以下も読んでみると、考え方を変えて、気分を楽に保つ方法のイメージが、湧きやすいですよ。

関連記事:認知行動療法のトリプルカラム法をうつ病当事者がやるとこうなる

 

第4部 予防と人間的成長

第4部には、うつ病を悪化させたり、再発させたりしないための重要な考え方が書いてあります。

 

身近なところで言うと、家族や友達など、他人と関わる時に、つい相手の顔色を見て、自分の気持ちを隠したり、物事をやりたいように行えなかったりすることって多いですよね?きっと、「なんで、こんなに生きづらいんだろう?」と思うことが多いはず。

 

うつ病は、1度回復しても、同じような暮らし方をしていると、悪化したり、再発したりする病気です。どうして、うつ病になるかはわかりませんが、少なくとも、「もっと、楽に生きられるような考え方のヒント」があると、うつっぽい気分や不安な気分になりにくいと思うんです。

 

他人を意識しすぎてしまったり、生きづらさを感じたりする考え方を知って、うつ病の再発予防と、これからの人生を楽しくしていけるようなヒントが、第4部に書かれています。

 

「いやな気分よ さようなら」を読むと、考え方が変わる

「いやな気分よ さようなら」を読んでみた感想を一言でいうと、自分の考え方が変わって、生きやすくなったということです。

 

① 完璧にやろうとしない方が、満足感が大きい

僕は、生まれながらに優秀なタイプではなかったんですが、いつの間にか、「模範的な学生」、「模範的な会社員」になっていました。特に、他人から評価されることになると、自分の中で「きっちり」、「しっかり」仕上げないと、相手に迷惑がかかると思ってしまうタイプです。

 

例えば、このブログを書く時も、読んでくれる人のことを考え過ぎて、1つの記事を書くために、3日間くらい時間をかけて書いていました。さらに、仕事関係の提出物であれば、〆切のギリギリまで、文章の表現を確認したり、誤字や脱字がないか確認したり、あらゆる場面で、「間違うこと」を恐がっていたんです。

 

間違うことを恐がって、完璧なものを作ろうとすると、1つのことに執着しますよね?でも、1つのことしかできないと、今日も、「あれができなかった、これができなかった」と、どんどん、自分が何もできない人間に思えて仕方がありませんでした。

 

完璧主義者が、いかに自分を不幸にしているかを学べたことで、物事は、完璧にやろうとしない方が、色々なことを体験できるし、結局は満足感が高いことに気づけたんです。

 

今まで、完璧と思えるものの方が、自分も、他人も満足できると思っていたんですけれど、中途半端に行ってみた方が、人生の満足感が高いと思えるようになりました。

 

 

② 自分のやれたことを大事にできる

 

 

僕は、昔の上司に、「勝手に仕事を抱え込みすぎるから、ストレスがたまるんじゃない?」と言われたことがあります。言われた当時は、「部下の仕事の管理をするのが、上司であるお前の仕事だろ?」とか、心の中で、イライラしてばかりいました…。

 

「1人で抱え込みすぎ!」と言われた経験があれば、心あたりがあると思うんですけれど、自分のできていない部分を探す習慣があると、いくらやっても、自分がやっていることに満足がいかなくないですか?

 

自分がやれたことを大事にできず、満足できないでいると、気分がネガティブになってくるもんです。だって、ずっと、「できていない自分」を見ているんですから。

 

僕は、「いやな気分よ さようなら」を読んでから、何をする時でも、自分が「やれたこと」を数えるようになりました。できていないことを数えはじめれば、きりがありません。自分のやれたことを大事にできるようになってからは、これから自分がやろうとすることにも、自信が持てるようになりました。

 

③ 仕事以外に、自分の存在価値を見つけられる

 

仕事くらいしか、重要に思えなかった人生を送ってきた人間は、まともに仕事ができなくなると、自分に存在価値がないように思えてくるんですよね。「自分なんて、重荷になるだけだからいない方がいいんじゃ…」なんて、よく考えたもんです。

 

僕は、仕事を大事にする考えを否定したいわけではありません。ただ、仕事ができないからと言って、自分の存在価値がないように思うのは、かたよった考え方だと思うようになりました。

 

自分の存在価値は、誰かにほめられる、誰かのためになる、収入があることで、決まるものではありません。他人に貢献できたり、収入を得たりすることでしか、自分の存在価値を認められないとすれば、きっと、何をしたところで、「もっとやらなきゃ!」と自分の首をしめるだけでしょ?

 

仕事以外のことでも、自分の存在価値を見つけられるようになると、何をしていても、楽しめるようになってきたんですよね。

 

まとめ

「いやな気分よ さようなら」を読んで、自分に役だったことについて、感想を書きました。とてもボリュームがあって、表現が難しい本ですが、買う、買わないに関わらず、本の内容で、誰にでも生かせると思ったので、以下に、ためになった考え方をまとめます。

 

ひとつのことを完璧にやろうとしない方が、できることが増えて、結局は満足感が大きい。

 

②  「できなかったこと」を数え続ければ、誰でも、ネガティブな気分になる。「自分がやれたこと」を大事にできるから、自信がついてくる。

 

自分の存在価値は、仕事だけで決まらない。生きているだけで、存在価値があることを認めないと、何をしても満足できない。

 

たぐ
意識してみるだけで、生活が変わりますよ。参考にしてみてください。
この記事を書いている人 - WRITER -
たぐ
webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
詳しいプロフィールはこちら

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© 僕の人生にうつがきた , 2018 All Rights Reserved.