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認知行動療法は難しい?本当にマンガで学べるかどうかやってみた

2021/10/07
 
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webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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認知行動療法と聞くと、難しいイメージがありますよね。

 

「自分でも、できる」と、よく言われていますが、「○○療法」という名前を聞いたら気がひけます。でも、実際にやってみると、うつ病の回復期でも、取り組みやすかったです。

 

僕は、今まで、2冊の本を読み、自分で認知行動療法を行いました。自分で認知行動療法を行う良さは、自分のペースで学べること、自分の力で、気持ちが落ち込まないよう対処できることだと思います。

たぐ
…ただですね、認知行動療法の本は、どれも難しいの。

 

そこで、僕は、自分で認知行動療法を行う時に、もっとわかりやすい本がないか、考えるようになったんです。だから、先日、認知行動療法をマンガで学べる本を買い、マンガで認知行動療法をやってみました。

 

ここでは、認知行動療法が難しいと思った理由と、マンガで学んでみた感想を書きます

認知行動療法を難しいと思った理由

僕が、認知行動療法を難しいと思った理由は、次の2つです。

 

認知行動療法を難しいと思った理由 

① 出てくる言葉が難しい

② 色々なやり方がある

 

① 出てくる言葉が難しい

認知行動療法には、色々な言葉が出てきます。僕たちが、普段使わないような言葉も多いです。だから、僕は、自分で認知行動療法をやってみた時に、本に出てくる言葉の意味が、難しく感じました。

 

例えば、「認知」、「認知の歪み」、「自動思考」、「スキーマ」などの言葉が出てきます。もちろん、どの本を読んでも、出てくる言葉の解説をしてくれていますが、何度か読み返したり、実際に取り組んだりしてみないと、言葉の意味が、理解できない部分が多いです。

 

② 色々なやり方がある

認知行動療法には、色々なやり方があります。

 

僕は、マンガを含めると、認知行動療法の本を、3冊読みました。3冊の本を読んでみて気づいたことは、ある本で紹介されている方法が、別の本では紹介されていないということが、よくあるんです。そのため、自分が購入した本に載っていた認知行動療法の方法が、必ずしも、一般的な認知行動療法の方法とは限りません

 

ただし、認知行動療法の本で紹介されていた方法は、どれを行っても、役に立ちました。たくさんの本を買うと、色々な方法を知って、迷うと思います。自分で、認知行動療法を行う時は、「この本!」と一冊決めて、じっくり読み込んでいく方が良いですよ。

 

マンガでも、認知行動療法は学びやすかった?

マンガでも、認知行動療法は学びやすかったです。文章だけの認知行動療法の本に比べると、マンガでは、自分が落ち込んだ時の状況や気持ちを理解しやすかったです。

 

自分が落ち込んだ時には、どういう状況に陥っていて、どういう気持ちになり、何を考えているか、冷静に考えられないものだと思います。他人が落ち込んでいる時には、アドバイスできるのに、自分が落ち込むと、何もできないことって、多いですよね?

 

認知行動療法では、自分が落ち込んだ状況や気持ちを振りかえり、落ち込んだ時の考え方を見直していきます。落ち込んだ時の考え方を見直し、自分で、自分を追い込まないように、対策を立てていけるようにしていくんです。

 

たぐ
たった一度の失敗をしただけなのに、人生が終わったと思って、気持ちが落ち込んでしまう。そういった極端な考え方をして、自分を追い込まないように対策できる方法が、認知行動療法です。

 

マンガは、イラストの描写で、自分の落ち込んだ時の状況、気持ち、考え方が、理解しやすいという点で、認知行動療法を学びやすかったです。

 

マンガで、認知行動療法を学べる一冊

僕が、マンガで認知行動療法を学ぶために購入した本は、コチラ。

 

● ページ数:237ページ
(そのうち、約98ページがマンガ)

● 著者:玉井 仁氏(臨床心理士、精神保健福祉士)

● 価格:1620円(送料込み)

 

マンガで、認知行動療法を学べる本は、他にもいくつかあります。僕が、この本を選んだ理由は、主人公の女性が、どこにでもいるOLだったことです。

 

「マンガでやさしくわかる認知行動療法」のよい点は、主人公の女性に、感情移入しやすいところです。

 

物語は、どこにでもいるOLが、うつ病の人と同じような気持ちの落ち込みを経験しながら、進んでいきます。そのため、マンガを読んでいると、自分が、うつ病になった頃に、会社で経験した「気持ちの落ち込む場面」が、たくさん出てきました。

 

主人公の女性と、うつ病になった当時の自分が重ね合わさり、気持ちの落ち込んだ時の状況や、その時に、頭に浮かんでいた考えが、理解しやすかったです。

 

認知行動療法を行う時には、どういう状況で、どういう気持ちになり、何を考えていたかを知ることが重要だと思います。だから、本書のように、自分の気持ちの落ち込む状況や気持ちが理解できるものがあると、自分の考え方が見直しやすいと思いました。

 

一方で、この本のデメリットは、思っていたよりも、マンガの部分が少なかったことです。

 

タイトルも、表紙のイラストも、全てのページがマンガで描かれているように感じますが、実際には、半分が文章です。認知行動療法の説明や自分の考え方を変える方法は、文章で説明されています。購入を考える時には、文章を読み込む心がまえをしておくと良いですよ。

 

ただし、他の認知行動療法の本に比べると、やり方の説明や解説が丁寧で、わかりやすいです。また、実践的に使えるシートも紹介されているので、本を見ながら、自分で認知行動療法を行い、気持ちが落ち込まないように、対処できました

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