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うつ病で人が怖いと思っていた僕が、仕事で人と関われるようになった考え方

2021/10/07
 
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webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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うつ病になってから、人が怖いと思うようになっていませんか?

 

僕は、うつ病になる前、会社でサラリーマンをしていました。うつ病をきっかけに会社を退職して、しばらくしてから自宅で仕事を始めようと考えたのですが、仕事を再開する時になって、自分が他人との関わりに恐怖を感じていることに気づいたんです。

 

上手く仕事復帰していくには、他人と関わる恐怖心に対処していく必要がありました

 

僕は、特に「他人から批判されること」に恐怖を感じていたんです。というのも、うつ病になって自分にすっかり自信をなくしていたので、仕事を通して他人から批判されることが怖くて仕方がなかったんです。

 

おそらく、あなたも仕事復帰を考えると、人と関わることや他人から批判されることに恐怖を感じていると思います。

 

そこで、他人からの批判を恐れずに、仕事で人と関われるようになっていった考え方を紹介します。仕事復帰する時の参考になると思いますよ!

人と関わることが怖いと思った理由

僕が人と関わることに恐怖を感じるようになったのは、うつ病になってからです。うつ病になる前の僕は、約30人ほどの部署で毎日同僚やお客さんとコミュニケーションをとりながら働いていました。

 

ところがうつ病になってからは、仕事で他人とコミュニケーションをとるどころか、ちょっとした挨拶をするだけでも恐く感じるようになったんです。うつ病になってからは、「他人が自分のことを批判しないか?」と警戒するようになっており、他人との関わりに恐怖心を持っていたからです。

 

うつ病になってから自分がダメな人間に思えたり、無価値な人間に思えたり。とにかく、自分がどうしようもない人間に思えるような経験が多くなるので、自分に自信がなくなると思うんですよね?

 

うつ病になったことで失った自信のなさがきっかけで、他人にから自分が批判されるような気がして、恐く感じられてくるのではないでしょうか。

 

● 批判されたら、また傷つく

● 批判されたら、立ち直れる気がしない

● 批判されたら、自分にはどうすることもできない

たぐ
そう思えてくると、他人と関わるのが怖いですよね。

 

ちなみに、健常者の会社員も、働く上でもっともストレスを感じる原因は人間関係だそうです。厚生労働省が発表している「過労死等の労災補償状況(平成25年、平成26年)」を元にして、All aboutが精神障害になった原因をグループわけしてみたところ、次のような結果になったようです。

 

1位:人間関係(32.8%)

2位:負担に感じる業務内容と業務量(18.6%)

3位:業務上のミスや事故(17.6%)

4位:社内や取引先からの強要(10.1%)

5位:職場の環境変化によるストレス(6.4%)

 

健常者でも約3割が他人との関わりに困難さを抱えているわけだから、うつ病になって人との関わりに難しさを感じるのは、当然の状況なのかもしれませんね。

 

仕事復帰していくには、こういった人との関わりの中で他人から批判される恐怖心に対処して、自分の気持ちを保っていくことが必要です

 

他人の批判で気持ちを落ち込まないための考え方

うつ病を抱えながら仕事をしていくには、他人の批判で気持ちを落ち込ませない考え方が重要です。

 

自分が仕事復帰した体験からすると、うつ病になる前よりも気持ちが傷つきやすくなっていますし、仕事ができるようになったからといって物事を悪い方に考えて気持ちが落ち込みがちです。またうつ病のからだは疲れやすかったり、頭が働きづらかったりハンデが多いです。

 

気持ちが落ち込んで、うつをぶり返すようなストレスだけは避けたいですよね。

 

僕は、うつ病になってから次のように考えることで、他人から批判された時に気持ちが落ち込まないようになりました。

 

 

 

僕は、うつ病になる前の自分を振り返ってみて、「誰とでも真正面から向き合おうとしすぎていた」ところがあったように思いました。他人と真正面から向き合うこと自体は悪いことではありません。ただ「誰とでも」、「どのような状況でも」他人を理解しようとすることには無理があったんです。

 

そのことに気づいたきっかけは、うつ病に対する周りの理解の違いでした。

 

僕は、うつ病の診断を受けた当時に勤務していた会社でも、在宅ワークで仕事をしているクライアントにも、うつ病について隠さず仕事をしています。

 

うつ病を隠さずに働いているとよくわかるのですが、うつ病というだけで毛嫌いする人がいる一方で、うつ病かどうかは関係なく、仕事上の対等な関係を築ける人がたくさんいたんです。

 

要するに、自分がどのような働きをするかに関わらず、理解してくれない人はいるし、反対に自分のことを理解してくれる人が必ずいたんです。

 

そもそも、他人同士なんだから、いつでも誰とでも理解し合おうとする必要はなかったのかもしれません。そう考えると、お互いに理解できない状況が合っても受け容れやすいです。

 

自分とは理解し合えない人が必ずいると知った上で、理解してくれる人が必ずいることに気づけると、他人からの批判を上手に受け流しながら、仕事をしていく自信がつくと思いますよ

 

まとめ

仕事をしていくには、必ず人と関わっていく必要があります。これは、サラリーマンであろうと、在宅ワークであろうと一緒でした。

 

他人の批判が怖く感じている時には、他人と関わっていく恐怖心に対処していく必要があります。うつ病になって仕事復帰してからの僕は、このように考えるようになりました。

 

他人の批判で気持ちが落ち込まない考え方

・批判する人は必ずいる

・批判を受け入れる必要はない

・全ての人を理解することはできない

・批判はたくさんある考え方のひとつ

・人格までは否定されていない

・他人とは理解しあえないこともある

・自分を理解してくれる人が必ずいる

・批判には耐えるな、受け流せ。

 

他人の批判に対処できる考え方を持つと、自分に自信を持って仕事復帰していきやすかったですよ。参考にしてみてくださいね。

 

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