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うつ病は活動と休息のバランスが難しいから「活動量早見表」を作ってみた

2021/10/09
 
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webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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うつ病の回復期には、活動と休息のバランスが重要と言われます。

回復期は活動量が増えていく時期ですが、無理をして動きすぎると体調が崩すこと多いもの。

でも活動と休息のバランスは、言葉でいうほど簡単にとれません。

うつ病になったからだは疲れやすいですし、気がついたら動けないくらい疲労がたまっていることがよくあると思います。

普段の活動でどのくらいエネルギーを消費しているかわからなければ、ついつい無理をしてしまうものでしょう。

「活動量の目安があれば…」と思ったことはありませんか?

僕は、普段行っている活動のエネルギー消費がわかれば、自分の活動量を調節しやすいと考えました。

そこで、「活動量早見表」という活動の目安を作ってみました。

「活動量早見表」とは寝ている状態を〝1〟とした時に、普段の活動が何倍のエネルギーを消費するか知ることができる表です。

自分の体調に合わせた活動量の目安に使ってみてはいかがでしょうか。

回復期は活動と休息のバランスが大事

回復期の活動量については、次のように言われています。

✔   短時間ごとに休憩 をとる

✔  やろうとすることに優先順位をつける

✔  メ モや計画表をつけるなどの工夫をする

✔  5割くらいの力でできることから活動する

(参考:日本うつ病学会治療ガイドライン )

たぐ
 うつ病を治療している側からすると、回復期では休息をとりながら活動量を調節していくことは一般的なようです。

ただ、そうは言っても、患者としてはできることが増えていく時期ですし、どういった活動がどのくらいのエネルギーを消費するのかわかりません。

だから、無理をして動きすぎないためには、活動量の目安が必要です。

活動量を知ることはできるのか?

実は、からだを動かした時の活動量は数値化されています。

例えば、歩いたり、家事をしたり、パソコンで作業したりなど。

普段行っている活動で、どのくらいのエネルギーを消費しているのか知ることができるのです。

こういった活動量(エネルギーの消費量)の数値は、もともと生活習慣病の治療やメタボリックシンドロームの予防の分野ではよく使われてきました。

活動量が数値でわかると、身体活動や運動量を増やして病気の治療や予防ができるからです。

話が少し横道にそれましたが、僕はうつ病にもこの活動量の数値が活かせるのでは?と考えました。

普段行っている活動のエネルギー消費を知れば、動きすぎを防いだり、からだを休めたりが行いやすくなると思います。そこで作成したものが「活動量早見表」です。

「活動量早見表」を作ってみた

作成した「活動量早見表」がこちらになります。

この表は、(独)国立健康・栄養研究所が作成している活動量の数値を参考にして、うつ病の療養生活にあてはまりそうな活動をイラストにしたものです。

「活動量早見表」の見方は次のようになります。

たぐ
寝ている状態の活動量を〝1〟として、それぞれの活動が何倍のエネルギーを消費するかというように見てください

そうすると、例えば「今日は散歩に行けなかったけれど掃除をしたから運動になったな」とか、「散歩や料理をしたから休憩を多くとろうかな」とか。

自分で活動量を調節しやすいと思います。

僕は、どんな時でも体力を落としたくないと考えているので、体調が悪い日にも散歩に行く習慣があります。

体調が悪くてもいつも通り散歩に行き、いつも通り自分や家族の夕飯を料理するようにしていました。

ただ、そういう日は夜になるとぐったり疲れて、翌日は全く動けなくなることも多かったんですよね。

でも「活動量早見表」を作ってみてから、実は「散歩」と「料理」は同じくらいエネルギーを消費する活動であることがわかったんです。

それを知ってからは、体調が悪い中で散歩をした日には夕飯を惣菜ですましたり、散歩の量を減らして料理にエネルギーを使ったり、活動量を調節しやすくなりました。

ツイッターでつぶやいてみても…

行動する時の目安になりそう。
運動とのバランスが大事ですよね。

といった意見もあり。無理をせず療養するのに、活動の目安にできると思うんですよね。

まとめ

「無理をしない」、「休むことが大事」と言われても、回復期にできることが増えてくると、活動と休息のバランスを保つことが難しいです。

でも、普段行っている活動のエネルギー消費がわかっていれば、自分で活動量を調節しやすくなると思います。

「今日は○○をしたから疲れていて当たり前。少し休みを多くとろう!」と思えるツールがあればと考え、自分で「活動量早見表」を作ってみました。

思うように動けない時、無理をして動きすぎる時など。

自分の体調に合わせた活動量の調節をする時の参考にしてみてください。

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