サラリーマン以外の生き方を選ぶために必要だった2つのこと
「会社で働きたくない…」
仕事で自信を失うと、、自分はサラリーマンに向いていないと感じる人も多いはず。
・長い拘束時間
・ストレスフルな通勤時間
・職場の人間関係
・上司からの理不尽な命令
など
働く環境が過酷に感じられれば、サラリーマン以外の生き方についても考えるでしょう。
僕は、仕事のストレスをきっかけにうつ病になり、会社を病気退職しました。
会社を退職したあとも体調は回復しなかったので、サラリーマン以外の生き方を模索し、現在はwebライターとして在宅ワークをするようになりました。
ずっと会社で働いてきた人からすると、サラリーマン以外の生き方を選ぶことは人生において大きな決断です。
サラリーマンを辞めた人間が歩んできた道を知りたくもなるでしょう。
そこで、僕が、サラリーマン以外の生き方を選ぶために必要だったことについて紹介します。
目次
サラリーマン以外の生き方
そもそもサラリーマンとは、会社に勤めながら給料を貰っている正社員のこと。そのため、サラリーマン以外の生き方を選ぶとなると、主に次の3つの方法があります。
① アルバイト、パートをする
② 専業主夫(主婦)になる
③ フリーランスになる
3つの選択肢のうち、①の「アルバイト、パート」はサラリーマンと同じように会社に雇われて仕事をする働き方です。②はパートナーの許可が必要ですし、自分では直接お金を稼ぐことはできません。
ですから、サラリーマンを辞めてからも、自分の力で収入を得ながら生活するには、フリーランスとしての生き方を考えていく必要があります。
フリーランスとは?
フリーランスとは、特定の企業や組織、団体に所属することなく仕事をしている個人事業主のことです。
プロフェッショナル&パラレルキャリア フリーランス協会が発表した「フリーランス白書 2018」によると、日本では1000万人余りの人(副業・兼業を含む)がフリーランスとして働いています。
では、フリーランスとして働く時には、どのような仕事があるかというと、主には次のような職業があります。
デザイナー |
エンジニア |
イラストレーター |
フォトグラファー |
ライター |
その他 たくさん |
フリーランスの仕事は、羅列しはじめるときりがありません。
それというのも、いまはあらゆる物事が仕事につながるので、従来の「○○業」という名称ではくくれない働き方も多いからです。
Youtuberやブロガーは、そういった働き方の代表格かもしれません。
以上のように、フリーランスとして仕事をする時には色々な働き方があります。
最近では、フリーランスで働く人と企業との仕事を仲介するサービス「クラウドソーシング」も人気です。
「クラウドソーシングサービス」を利用すると、数多くのクライアントから仕事を受注しやすくなるので、フリーランスの働き方を体験しやすいのも魅力です。
「 ランサーズ」や「クラウドワークス」が大手の会社になるので、試しに登録してみても良いかもしれません。
サラリーマン以外の生き方を選ぶのに、必要だった2つのこと
サラリーマン以外の生き方を選ぶにしても、何からはじめていいかイメージがつかないでしょう。
いままでずっと会社で働いていた人は、個人で仕事をしようにも自分に何ができるのかわからないものです。
僕の場合も、フリーランスとして働きはじめるには、次の2つのことが必要でした。
人生経験を棚卸しする
「何をやりたいか?」「何ができるか?」
まずは、自分の人生経験を振り返ることが必要です。
会社で働かないということは、クライアントを探したり、仕事を受注したりする作業をすべて自分でおこなわなければなりません。
サラリーマンをしていると、自分が何もしなくても会社から勝手に仕事がもらえるので、自分ひとりで何ができるのか?わからない人も多いはず。
ですから、人生経験の棚卸しをして、「やりたいこと」「できること」を知ることが大切です。
例えば、僕の場合は、サラリーマンを辞めた時に、仕事に使えそうな次のような経験がありました。
① 作業療法士(リハビリの専門職)として働いた経験
② 個人ブログを運営した経験
ただ当初は、作業療法士の経験の活かし方がわからなかったので、個人ブログ運営した経験を活かすことについて考えました。
元々、文章を書くことが好きだったこともあり、その延長でおこなえる仕事として「webライター」を始めてみようと考えたんです。
もしもイラストを描くのが得意であれば、イラストレーターをやってみたかもしれませんし、もっと容姿が良ければ、フリーのモデルなどを選んでいたかもしれません。
どのような経験があるかは人によって違いますが、自分の人生経験の棚卸しをおこなってみると、仕事に活かせる興味・強みに気づきやすいでしょう。
行動してみること
もうひとつは、「思い立ったら行動してみること」です。
なぜなら、個人で働く場合には、会社で働いていた時のように待っていても仕事の依頼がこないからです。
サラリーマンをしていると気づきにくいことですが、「会社」という所属組織がないと、仕事を発注してくれるクライアントに自分の存在さえ気づいてもらえません。
そのため、仕事を受注するためには、とりあえずできることからはじめることが大切です。
僕の場合は、クラウドソーシングサービスの「ランサーズ」に登録し、webライターとして仕事の受注ができるクライアントを増やしていきました。
webライターの仕事をはじめてみると、徐々に色々なジャンルの記事を執筆するようになったんです。
そうしてwebライターの仕事を続けていると、ご縁があって医療介護分野のwebサイトを運営するクライアントからも、仕事の依頼をもらえるようになりました。
僕には、作業療法士(リハビリの専門職)として働いた経験があったので、自分の得意分野を活かして、さらに仕事の幅を広げることができたのです。
このように、サラリーマン以外の生き方を選び、仕事の幅を広げていくには、行動してみることが必要になります。
サラリーマンを辞める前に「当面の生活費」を確保しておく
サラリーマンを辞めたいと思った場合でも、やむを得ない事情がない限り、勢いだけで会社を辞めるのはおすすめできません。
理由は、3つです。
収入がなくても、生活費はかかる
フリーランスとして働きはじめても、すぐにまともな収入が得られる保証はありません。
一方で、収入がない時期でも、家賃・食費・光熱費・通信費・交際費など、生きている限りは生活費がかかります。
病気やケガをしても、社会保障がない
サラリーマンの場合は、病気やケガで働けなくなったとしても、加入している雇用保険から「傷病手当金(給料の約2/3)」が支給されます。
これに対しフリーランスは、病気やケガをしても社会保障がないので、療養にかかる費用をすべて自分でまかなわなければなりません。
貧困は、心をむしばむ
そして、収入がなく貯蓄がない貧困状態は、働く自信や生きる意欲を失わせていきます。
「早く働かなければ!」「生活費がない…」と気持ちが焦るほど、落ち着いて仕事をすることができなくなります。
「サラリーマン以外の生き方」と聞けばとても魅力的なことばかりに感じられる人も多いかもしれませんが、実際に会社を辞める前にはリスクも知っておいてください。
個人的には、サラリーマンを辞めてからも1年間ほど無収入で生活ができるくらいの貯蓄があったほうが安心です。
サラリーマン以外の生き方を選ぶのは「生存戦略」
では、なぜリスクをおかしてまでフリーランスを選んだのか?
最後に、僕がフリーランスを選ぶ決め手となった理由をお話します。
体調を崩して、組織で働く自信を失った
僕は、うつ病の発症をきっかけに、勤めていた会社を病気退職しました。
退職をしてからは、しばらく自宅で療養していたのですが、仕事のストレスが強かったためか、どうしても会社に再就職する気持ちになれなかったんです。
・いやみを言い合う人間関係
・自分の弱みを共感できない同僚
・サポートせずに足を引っ張り合う職場体制
・規則で決められた労働時間や休憩時間
・朝早い通勤時間
など
もしかしたら、探せば自分に合った会社もあったかもしれないのですが、病気で体調を崩した僕にとっては、会社組織にありがちな労働環境やリズムで働くことが、体調を悪化させにいくようにしか思えなかったのです
自宅のほうが、安定した体調で働けた
そこで、試しに自宅でパソコンを使いながらフリーランスの仕事をしてみると、自分の体調に合わせながら働くことができ、人間関係に気を遣うことも少なかったので、自分のペースで仕事に集中することができました。
僕がうつ病を患っていたこともあったかもしれませんが、自宅で働いてみてからは、人にはその人にあった労働環境や働くリズムがあるのだと気づいたんです。
会社で働くことを辞めた僕の「生存戦略」
どのような生き方が合うのか?
これは、人によってさまざまです。
サラリーマンとして働くことが合っている人もいれば、フリーランスとして働いたり、主夫(主婦)業に専念することが向いている人もいるでしょう。
少なくとも、会社で働くことがストレスだけれど、自分の力でお金を稼ぎたかった僕にとっては、フリーランスとしての道は「生存戦略」だと考えています。
もし会社で働くことを苦痛にしか感じられないようなら、自分らしい生き方を探して、一度フリーランスとして働いてみるのも良いかもしれませんね。