いい人をやめたい人に、偽善者だった僕が伝えたい2つのこと
高校時代のあだ名が偽善者だった たぐ です。
他人へ気をつかうことほど、疲れる行為はありません。
いい人を演じている訳ではないけれど、気がつくと周囲に気をつかい、いつの間にか「いい人が習慣化」している。
いつでも、誰に対しても「いい人をやめられない」理由は、自分の気持ちよりも、他人の目を気にしているからかもしれません。
僕は、他人の目を気にしすぎ、いい人を続け、気づいた頃には精神を病んでいました。
「いい人をやめたい」
そう思っている時、無理をしている自分の人生に、疲れしか感じなくなっていました。
目次
いい人でいなければいけない強迫的な気持ち
他人の目を気にしすぎると、いい人をやめられないものです。
・ 周りの期待にこたえなければならない
・ No.と言わない、言えない
・ まわりの人の模範となる
・ だらしない見た目や生活はダメ
僕の場合は、中学校の時に学級委員をやってから、常に他人からの評価を気にしながら生きてきたように思います。
そうしているうちに、いい人でいなければいけないという気持ちが、強迫的に自分の中に根付いてしまったのでしょう。
あなたも、似たようなところがないでしょうか?
いい人を装っていたら、病気になっていた
もちろん、自分では、「いい人を装っている」つもりはありません。
でも、「いい人をやめたい」「疲れた」「自分は一体何がしたいの?」などと思い始めていたら、今の自分の生き方が無理をしている証拠だと思うんです。
僕は、4ヶ月前に、うつ病の診断を受けました。
仕事が多忙だったというよりは、転職したばかりの不慣れな人間関係の中で、他人の言動を気にしすぎて、過剰にストレスを溜めたんだと思います。
病気の原因はさておき、無理をしない自然体の自分でいられなかったために、非常に強いストレスを感じたことはたしかです。
他人の目を気にして生きてきた人間にとって、いい人をやめて、自然体で生きていくことは、難しい課題になると思うんです。
僕自身が、そういう人間だったから。
いい人をやめたいという人に伝えたい2つの考え方
うつ病になって休職をしてから、僕は色々な生き方・考え方に触れる機会がありました。
そこで得た考え方が、他人の目を気にせず、いい人をやめたいあなたの参考になると思ったので、ここで紹介させていただきます。
自分のために生きている?
この考えを僕は、あんちゃさんというプロブロガーから学びました。
・今の生活で、自分にとって何が楽しいか考えたことはありますか?
・今の当たり前の生活に、疑問を持ったことはありますか?
・もし、会社と自宅との行き帰りが人生の大半の時間を占めていたら、そんな人生楽しいですか?
あんちゃさんは、26歳で、自分よりも年下の女性でした。
しかしながら、自分の生活や人生に疑問を投げかける数々の言葉を聞き、「はっ」としました。
人によっては、会社での仕事が死ぬほど楽しいという仕事人間もいますが、おそらく大半の人は違うと思うんです。
もっと、自分の為に、自分のやりたい事のために、時間とエネルギーを使う事を意識してみると、他人の目を気にしていた時間が、すごく無駄な時間なように感じられてくると思います。
好きがいれば、嫌いもいる
他人の目が気になってしょうがなかったから、嫌われたくない人の気持ちすごく、わかる。
でも、好きがいたら、必ず嫌いがいるよ。それが人格や価値観の違いだから。
今は嫌いって言われたら、感情を揺さぶれたんだなと思う。
嫌いわね。
無関心ほどは、怖くないよ。 https://t.co/knS96YmTXY— うつ病療法士たぐ (@tagweblog) 2018年5月3日
当たり前の事なんですけれど、人は一人ひとり、人格も価値観も違うんです。
どんなに仲の良い友人も、血の繋がった家族でも一緒です。
この当たり前の考えを僕は、堀江貴文(ホリエモン)さんから学びました。
何か新しい事を始めたり、常識や慣習から外れた事をすると、必ず批判する人は出てくるものです。
ホリエモンは言います。
好きとも嫌いとも思われなければ、自分は無個性であるということ
(引用:堀江 貴文(2018):自分のことだけ考える。無駄なものにふりまわされないメンタル術.ポプラ社)
僕は嫌われるのを恐怖に感じていましたが、他人から嫌われるということは、他人の感情に何かしら訴えることができた、ということではないでしょうか。
そう思えると、相手に嫌われたことでさえ、自分の存在価値を感じられるようになりました。
おわりに
他人の事を気にしてばかりいて、自分をいい人で偽っていると、そこには無理をして疲れた自分しかいません。
① 自分は何の為に生きているのか?
② 他人とは人格と価値観が違うから、好きもいれば嫌いもいる
何よりも自分を一番大事に考えて、自分がやりたいことを周りに左右されずに、やっていければいいですね。