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あなたの生きづらい理由に気づける本「内向型の生き方戦略」

2019/10/13
 
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たぐ
webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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「コミュニケーションが苦手」

「人付き合いが下手」

「完璧主義で神経質」

 

今の世の中、こういった特徴がある人は何かと生きづらさを感じやすいものです。

 

僕も自分の性格に悩むことが多く、どうして自分が生きづらさを感じるのか知りたくて「内向型の生き方戦略」を読みました。

 

この本は、

人付き合いがあまりうまくなく、どちらかというと根暗で、ネガティブで、完璧主義で、細かいことにこだわる神経質な性格で、なかなか社会の人々と協調できない

(引用 中村あやえもん(2017):「内向型の生き方戦略-『社会から出て、境地を開拓する』という生き方提案」.あやえも研究所

方が読んでおきたい一冊です。

 

まわりの人に比べると、自分はちょっと変わった性格で独特な感性を持っているように感じることはありませんか?

 

その性格や感性で生きづらさを感じているのだとしたら、内向型の自分にあった生き方ができていないのかもしれません

「内向型の生き方戦略」とは?

著者の中村あやえもんさんは大手のソフトフェア会社で勤務した後、ゲーム制作チームを立ち上げ、制作監督として独立。現在は、アニメ制作、3Dゲーム制作、心理学本の執筆など、幅広く活動されています(参考:あやえも研究所ホームページ)。

 

「内向型の生き方戦略」は、社会で生きづらさを感じやすい内向型タイプの人が、自分らしく生きてくための生き方を紹介している本です。

 

そもそも人間には、脳内の興奮物質に鈍いタイプ(外向型)と鋭いタイプ(内向型)の人がいるのをご存じでしょうか?

 

僕は「内向型の生き方戦略」を読む前に、心理療法士が書いた内向型についての専門書を読んだことがあるのですが、人によって脳内の興奮物質に対する感度の違いがあることが、科学的な研究でも明らかになってきています

 

 

あやえもんさんによると、「外向型の人は脳内の興奮物質に対する感度が鈍い」のが特徴とのこと。感度が鈍いことから強い刺激にも耐えることができるため、例えば人付き合いが得意だったり、楽観的で細かい事にはこだわらなかったりする傾向があると言います。

 

一方で「内向型の人は脳内の興奮物質に対する感度が鋭い」のが特徴で、感度が鋭いので強い刺激が苦手な傾向があり、人付き合いがうまくなく、悲観的で神経質なタイプが多いのだそう。

 

もちろん、内向型と外向型のどちらが優れているという訳ではありません。肝心なことはどちらにも得意なこと、苦手なことがあるという事実を知っておき、自分の過ごしやすい状況や環境で生きようと考えることです。

 

それで世の中の比率はというと「外向型の人が約8割」いるのに対して、「内向型の人は約2割」と言われています。つまり内向型の人は、たいてい外向型の人が多い社会の中に適応する必要性にせまられるので、生きづらさを感じやすいのです。

 

いままで僕も、どうにかして自分の性格を変える必要があると考えていたのですが、内向型と外向型の人がいると知れたことで、無理をして外向型の性格を装うよりも、自分に合った内向型の性格を活かして生活をしたほうが人生が生きやすくなることに気づけました

 

ここでは本の感想を兼ねて、僕がそう思えるようになった3つのポイントについて書いていきます。

 

外向型の社会だから生きづらい

境地開拓型(※内向型)は、ネガティブな力を発揮することでリスク対策ができて、人付き合いよりも好奇心を重視することで成果を出せて、人脈よりも工夫で新しいものを作り、大勢でいるよりも一人でいることで思考するエネルギーを得られて、より完璧を目指すことで良質なものを作れるのです。

(引用 中村あやえもん(2017):「内向型の生き方戦略-『社会から出て、境地を開拓する』という生き方提案」.あやえも研究所

世の中には外向型の人が多いので、どこを見ても「外向型の性格が正しい」という教えや教材で溢れています。

 

例えば「ポジティブになるためになるための方法」とか、「コミュニケーションが得意になるために必要なこと」とか。

 

小さい頃から「外向型の性格が正しい」という雰囲気の中で生活していれば、内向型の自分の性格が悪いものだと思い、変わりたいと思うのも仕方がありません

 

だけど、そもそも本当に外向型の性格が合っていると思っているか?もしも外向型の性格よりも内向型の性格が合っていると感じているのなら、無理をして変わろうとすること自体がストレスだし、生きづらさを感じると思うんです。

 

実際に僕は自分を偽って外向型の人と同じような人付き合いをしたり、明るく振る舞ったりするなどした結果、ストレスから体調を崩しました。もちろん体調を崩した原因はそれだけではないですが、自分の性格に合わないことを強制されることは心を病む原因にもなるでしょう。

 

このように内向型の人は、自分が苦手とする外向型の社会の中にいることに気づく必要があると思います。

 

自分が苦手な外向型の社会で戦うことを強いられているのだから、生きづらくもなりますよ。

 

世間の幸せではなく、自分の幸せを探す

境地開拓型(※内向型)は、刺激に対して鋭いので、ちょっとしたことで幸せを味わえます。それは、「神経を集中できること」だけでも十分に充実感を味わえる程度です。例えば集中して本を読んだり、絵を描いたり、花や風景を眺めたり、細かな手作業をしたり、好きなことを学んだり、深い内容を研究したりすることですね。

~中略~

すなわち境地開拓型の人にとっては、それぐらい簡単に「社会維持型(※外向型)がお祭り騒ぎをしなければ味わえない心地よさ」を味わえるのです。

(引用 中村あやえもん(2017):「内向型の生き方戦略-『社会から出て、境地を開拓する』という生き方提案」.あやえも研究所

あなたは、どのようなことに幸せを感じますか?

 

「家族とテーマパークに行く」

「友達と繁華街で食べ歩きをする」

「大勢の人と飲み会をする」

 

僕の場合は、こういった誰かとにぎやかなことをするよりも、ひとりで物思いにふけたり自然の中でゆったり過ごすことのほうが幸せを感じます。

 

あやえもんさんによると、内向型の人は脳内の興奮物質に対する感度が鋭いため、静かな場所や些細なことにも幸せを感じやすいのだそう。だから内向型の人には、身近な人の話やテレビ・インターネットで見聞きするような幸せは、ただただ騒がしいだけに感じることもあるんです。

 

もちろん内向型だからと言って、誰かと過ごしたりにぎやかなことをしたりすることが幸せに感じることもあります。ですが、まわりに合わせて無理をしてやっている時には、まったく満足感は感じられないでしょう。

 

内向型の人にとっては、世間(外向型の社会)における幸せに自分をあてはめるのではなく、自分基準で幸せに感じられる状況を探していく必要があると思うんです。

 

コミュニケーションができなくても劣等感は必要ない

社会維持型(※外向型)は「コミュニケーションすること」そのものを重視します。 ~中略~ 一方で境地開拓型(※内向型)は、目的を達成するためにコミュニケーションをします。

(引用 中村あやえもん(2017):「内向型の生き方戦略-『社会から出て、境地を開拓する』という生き方提案」.あやえも研究所

内向型の人は誰とでも気軽に話せる人に憧れたり、雑談を楽しめる人に感心したりと、コミュニケーションが得意な外向型の人と比べては、できない自分に劣等感を感じやすいですよね。

 

「コミュニケーションができなければならない」という固定観念を持っていると、今の社会はとても生きづらく感じると思います。

 

現に仕事やプライベートで必要最低限のコミュニケーションができるのに、不特定多数の人と余計なコミュニケーションをとることが苦痛に感じる人も多いのではないでしょうか?

 

大して親しくない人と雑談をする時なんて、顔がひきつって、「(その話)早く終われ…」という不満足感にひたっていることも多いはず。

 

今はコミュニケーション至上主義の世の中だから、どこでも誰とでもコミュニケーションができる人が歓迎されます。ただそれはコミュニケーションが得意な外向型の人が多い社会だからというだけであって、内向型の人が劣等感を感じる必要はないと思います。

 

自分にウソをついて外向型っぽいコミュニケーションスタイルを目指すよりも、内向型の自分が無理なく楽しめるスタイルを大切にすることが重要です。

 

まとめ

あやえもんさんのように、「内向型」「外向型」の生き方の違いについて情報発信している人はまだまだ少ないようです。

 

だから多くの内向型の人は、外向型の社会の中で肩身のせまい思いをしながら、自分に合わない環境に無理して適応しようとしいるから、生きづらさを感じやすいのだと思います。

 

「内向型の生き方戦略」には、ほかにも内向型の性格を活かした生き方の実際など、これから人生を生きやすくするヒントがたくさん紹介されていました

 

今の生活に生きづらさを感じているようでしたら、一読してみてはいかがでしょうか。

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