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「すべき思考」の原因とは?ストレスを溜めにくい考え方に改善する方法を紹介

 
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webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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「すべき思考」とは、物事を何でも「~すべき」と決めつける考え方のことです。

「すべき思考」は、自分に向かうと罪責感や自責感にかられ、他人に向かうと葛藤や怒りを感じます。

いずれにしても、日常生活で何かとストレスが溜まりやすいのが、すべき思考の特徴です。

そのため、「すべき思考」を改善できればストレスが溜まりにくく、いまよりも生きやすくなります。

なぜ、「すべき思考」になってしまうのか?

ここでは、「すべき思考」の原因を説明するとともに、改善方法についてお伝えします

すべき思考の原因

何かあるたびに「~すべき」と決めつけてしまう…。

その「すべき思考」の原因は、主に3つあります。

常識やルール・マナーを守ろうとしている

人それぞれ、生まれ育った家庭、学校や職場・地域のなかで、さまざまな知識や価値観を身につけます。

それにより、自分が生活するコミュニティで通用する常識を築きます。

また、集団生活の場では、多かれ少なかれルールやモラルがあるものです。

すべき思考は、このような常識・ルール・モラルを守ろうとする時に、頭のなかに浮かんできます。

例えば、大人ならしっかり働くべき、社会人ならルールやモラルを守るべき、友だちとは仲良くすべき、社会の一員として地域に貢献すべき、家族なら困った時に助け合うべきといったように。

自分のなかの常識やルール・モラルを守ろうとした時、あるいは守らない人がいた時に、「~すべき」「~すべきではない」という思考に陥ります

当然、守ろうとする常識やルール・モラルが多い人ほど、すべき思考になりがちです。

「自分はいつでも満足できる」と思っている

「自分はいつでも満足できる」と思っている人は、他人の言動に対して「~すべき」と決めつけ、葛藤や怒りを感じやすいです。

アメリカで活動する精神科医で、認知行動療法のパイオニア デイビッド・D・バーンズ医師は、他人に「すべき思考」を向ける原因を、次のように述べています。

「すべき思考」は、あなたがいつでも満足できるという仮定に基づいていて、自分の気にいらない場面でパニックに陥ったり、怒ったりします。それはあなたがあるものを手に入れることができないからです(あるものとは恋愛であったり、愛情、地位、尊敬、迅速さ、完全さ、心地好さであったりします)
(引用 デビッド・D・バーンズ(2013):いやな気分よ さようなら.星和書店

例えば、熱心に尽くしているパートナーが自分のことを大切にしてくれなかったのであれば、「こんなに大切にしているのだから、私はもっと愛されるべき」と葛藤を感じるとか。

あるいは、いうもより高級なレストランで店員の態度が悪かったとしたら、「高いお金を支払っているのだから、親切丁寧に接客すべき」と怒りを感じるといったように。

自分の期待通りに物事が進まず、自分が満足できなかったり、ないがしろにされたと思ったりした時に、すべき思考は頭に浮かんできます

自分の欲求を我慢している

他人の言動に対して「~すべき」と決めつけている時は、自分の欲求を我慢していることも多いです。

我慢していると、他人にも、同じ我慢を強いたくなるもの。

この「すべき思考」のパターンは、物事になんでも公平を求めるタイプの人に、よく見られます。

「自分は我慢しているのに、なぜ、あの人は勝手気ままにやっているのか」といったように。

自分とは違う、他人の自由な振る舞いが許せないと、「すべき思考」が頭に浮かぶのです。

すべき思考を改善する方法

自分や他人に向けると、ストレスが溜まる原因になる「すべき思考」。

手放すには、どのようにすれば良いのでしょうか?

ここからは、「すべき思考」を改善する方法を紹介します。

自分と他人の考え方の違いを認める

自分と他人は、考え方が違う人間です。

「~すべき」といったように自分の考え方を押しつけても、他人の納得が得られなかったり、言動を変えられなかったりものです。

それにも関わらず、自分の考え方を押しつけようとすると、他人に対して怒りが湧いてきます。

「なんで私の言う通りにしてくれないの?」といったように。

問題は、あなたが怒っても、他人は“ひいてしまう”だけで、何の解決にもならないということです。

人は自由な意志を持ち、あなたの気に入らないような考えが行動をとります。人をあなたの希望に従わせようと思っても思うようになりません。むしろ、その反対のことの方が多いでしょう。怒って人を自分に従わせようとすると人は遠ざかることが多く、あなたの思うようになることは少ないでしょう。他人に支配されたい人はいませんから、怒ることで問題解決にはなりません。
(引用 デイビッド・D・バーンズ(2013):いやな気分よ さようならコンパクト版.星和書店)

他人というのは、自分のことをいつでも満足させてくれるために存在しているわけではありません。

生まれ育った環境や生活しているコミュニティが違えば、考え方も変わってきますから、当然、お互いに理解し合えないこともあります。

「~すべき」と自分の考え方を押しつけ、ストレスを溜めないようにするには、自分と他人の考え方の違いを認めることが大切です。

例えば、他人の行動が理解できず「~すべき」と自分の考え方を押しつけたくなったら、「あの人は、そういう考え方の人なんだ」と、割り切って考えてみるようにしましょう。

こうすれば、自分の希望通りの行動を他人にとらせる、という努力にエネルギーを消耗せず、気持ちを楽に保ったり、他のことに意識を向けやすくなったりします。

自分のなかの常識を疑う

常識とは、生活するコミュニティや時代といったものが変われば、大きく違ってくるものです。

これは、自分自身にも言えることです。

例えば、「何でも一生懸命に頑張るべき」「誰とでも仲良くするべき」「ワガママを言うべきではない」といったことを親や先生に言われ、大人になっても守り続けている人も多いでしょう。

しかしながら、人それぞれで得意・不得意がありますし、何でも一生懸命に頑張られるほど器用でなければ、エネルギーがないという人もいます。

誰とでも仲良くできれば理想ですが、お互いに考え方のまったく違う人もいますし、そもそも、人付き合いにメリットを感じない人もいます。

あるいは、自分勝手な振る舞いばかりすれば他人が自分のもとから離れていってしまう可能性もありますが、だからといって、それが自分の欲求を訴えてはいけない理由にはなりません。

つまり、これまでは自分のなかの常識を守ることに意味があったのかもしれませんが、いまの生活では、その「常識」自体が守る必要のないものになっている可能性もあるのです。

「常識だから」と、守る必要のないものに縛られていると、身動きがとりにくくなったり、ストレスを感じやすくなったりするだけです。

そのため、「(常識だから)~すべき」と思えた時は、その常識を守り続ける意味があるのか、いまの自分に必要なものなのか、まずは、自分のなかの常識を疑ってみましょう

もしも、守る必要性がない常識であれば、考え方を変えて、いまの自分の生活に合うように、常識をアップデートしていくことが大切です。

すべき思考を改善し、自他ともに寛容な生き方を

すべき思考は、自分に向かうと、さまざまな欲求をおさえることにつながりますし、他人に向かうと、葛藤や怒りの感情が湧く原因になります。

いずれにしても、すべき思考は、ストレスを感じる大きな要因のひとつです。

すべき思考を改善するには、「自分と他人の考え方の違いを認める」「自分のなかの常識を疑う」ことが必要です。

すべき思考を手放すことができれば、日常生活のなかで、ストレスを感じる機会を減らすことができるでしょう。

自分や他人の言動を縛ることでストレスを感じやすいのなら、紹介した方法を実践し、「すべき思考」を手放してみてはいかがでしょうか。

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