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体調の波を気にせずに、自分のリズムで生活できるようになる考え方

 
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たぐ
webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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うつ病になると、毎日同じようなリズムで生活するのが難しい。

 

からだが動かずに自己嫌悪になる日もあれば、動きすぎてエネルギーが枯渇してしまう日もあるでしょう。日々変動しやすい体調に、翻弄されてしまうことのほうが多いかもしれません。

 

僕も体調の波にはよく悩まされていました。体調が安定しないと仕事や家事をおこなったり、やりたいことができなくなったりしますし、動けない自分が嫌になるからつらいですよね。

 

どうすれば、体調の波を気にせずに、自分のリズムで生活できるのでしょうか?ここでは、僕が療養をするなかで気づいた「体調の波との付き合い方」について紹介します。

体調の波が大きいほど、つらくなる

医師
うつ病は、体調が良くなったり悪くなったりをくり返しながら回復していきます。だから、症状の波は気にせずに生活しましょう。

 

これは、患者向けの本やホームページを見ると、必ず掲載されている説明です。

 

専門家が言うように、たしかにうつ病が回復してくると「治った!」と思えるくらいに調子が良い時もあれば、うつ状態に戻ってしまったように思えるほどつらい時もあります。ですから、当事者としても「体調の波はうつ病の特徴」といったように受けいれていく必要があるのかもしれません。

 

ただ、療養期間が長くなった患者としては、専門家が言う理屈だけでは、現状のつらさを理解できないことも多いと思います。

 

どんよりと重たいからだ、うつうつした気分、やる気や集中力のなさ、あがらない仕事の効率、思ったように動けない焦り、自己嫌悪など。体調の波が大きいと、本当につらいものです。

 

「早く良くなりたい」

「うつっぽいな…またか」

「本当は自分だってがんばりたいのに」

 

うまくいかない現状を嘆いたところで、何かが劇的に変わるわけではないと頭では理解していても、本音では嘆きたくなることもありますよね。

 

人には人のリズムがある

僕は、うつ病を発症してから約2年になるのですが、これまで自分なりに、体調の波とうまく付き合う方法について考えてきました。というのも、体調に波があることでまとまった仕事ができなかったり、健常者のように活動できない自分がみじめに感じたりすることが多かったからです。

 

色々模索するなかで、僕が気づいた考え方は「人には人のリズムがある」ということです。

 

僕は、うつ病になってから、心理学や脳科学に関する本を数多く読んできました。心理学や脳科学を学んでみて知ったことは、人間は同じようなからだの構造をしているように見えても、人によって、心や頭のつくりにはずいぶんな違いがあるということでした。

 

例えば、性格ひとつとっても、“ポジティブ”で、“コミュニケーションが好き”で、“エネルギッシュ”な人がいる一方で、どちらかと言えば“ネガティブ”で、“ひとりを好み”、“省エネタイプ”の人もいます。心理学では、前者を「外向型」、後者を「内向型」と呼ぶそうです。

 

外向型 内向型
ポジティブ ネガティブ
人とのコミュニケーションが好き ひとりを好む
エネルギッシュ 省エネタイプ

 

いまの世の中では、「外向型」の人が「優れた人間」という見方をされます。そのため、ちまたにはポジティブになる本、コミュニケーションがうまくなる本、エネルギーにあふれた生き方ができる本が溢れていますよね。

 

自分も「優れた人間」であると評価をされたいがために、無理をして「外向型」になろうとしている人も多いでしょう。

 

話が少しそれましたが、ここで重要なことは「外向型」と「内向型」のどちらの性格が良いということではありません。僕が言いたいことは、性格というひとつの側面から見るだけでも、人間には色々なタイプがいるということです。

 

病気によって思ったように動けない時ほど、他人の生活と比べて、自分をみじめに思ってしまいがちです。

 

しかし、そもそも、誰もが同じようなリズムで生きていると考えること自体に無理があるのかもしれません。そう考えると、他人のリズムと比べるよりも、自分のリズムで生きることの大切さに気づけるでしょう。

 

理想は大事に、完璧は目指さない

自分のリズムで生きるとは言っても、思ったようにできることが少なければ、毎日の満足感も少ないかもしれません。

 

誰にだって、理想はあるものです。

 

・こんな生活がしたい

・あの人のようになりたい

・あれが欲しい

 

形は色々あると思いますが、自分の理想をもとにした欲求があるから、生きる意欲が湧いてきたり、働きがいを感じたりするのではないかと思います。

 

では、どうすれば理想を大事にしながら、自分のリズムで生活できるかというと、それは完璧を目指さないことです。

 

健常な頃であれば、高い理想に向かってがんばることもできていたかもしれません。ですが、体調の波が大きいと、どうしてもがんばれないことも多くなるんですよね。がんばれない生活のなかで、できるだけ満足した生活を送るには、自分の完璧な理想を目指さないことも必要です。

 

僕の場合は、完璧な理想を目指さなくなってから、自分の生き方に次のようなメリットを感じるようになりました。

 

① 物事の難易度が低く思えて、行動しやすくなった

② 失敗しそうな予感が減り、行動を起こす時の恐怖心が少なくなった

③ 思った通りにできなくても、部分的な成功を喜べるようになった

 

完璧な理想通りにならなくても、幸せに感じられることはたくさんありますし、自分への期待値を下げたからこそ行動しやすくなることも多いです。

 

体調の波に左右されやすいからこそ、自分のリズムで、自分にできる範囲の生活を送っていくことが大切ではないでしょうか。

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