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「こじらせない練習。」を読んでみてわかった自分を中心に考えた人生の歩き方

2019/10/13
 
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たぐ
webライター・ブロガー。うつ病当事者。うつ病になった人に向け、会社で働く以外のフリーランスとしての働き方・生き方を情報発信。うつ病と付き合いながら、〝自分らしい〟人生の歩み方を模索中。
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過去を悔やんだり未来に不安を感じたりしていると、頭の中がネガティブな考えに支配されがち。

 

「今この瞬間が大事」とわかっていても、後悔や不安が強い時ほど、今に集中することが難しくなりますよね。

 

先日、僕は「こじらせない練習」という本を読みました。僕がこの本を読んだ理由は、変えようのない過去やまだ来てもいない未来に捕らわれず、「今この瞬間」の時間を楽しめるようになりたいと思ったからです。

 

この本は一言でまとめると、いまの自分が本当は何がしたいのか、自分の気持ちに向き合える一冊でした。

「こじらせない練習。」とは?

この本の著者は、心理カウンセラーの石原 加受子(いしはら かずこ)さんです。石原さんは、「こじらせない練習。」のほかにも、「自己肯定感の高め方~「自分に厳しい人」ほど自分を傷つける~」など多くの本を執筆されています。

 

この本のテーマは、「他者中心」から「自分中心」の生き方にシフトし、「今この瞬間」の人生を楽しめるようになることです。

 

特に自分のことを犠牲にして、他人の感情や考えを気にしすぎて悩んでいる方には、自分の人生と向き合うための参考書となるでしょう。

 

この本を読んで、僕は主に3つの重要な点に気づくことができました。ここでは、本の内容を引用しながらポイントについて書いていきます。

 

他人の価値観よりも、自分の欲求に意識を向ける

みんながそういうふうに言っている。みんながそうしている。一般的にそういうふうになっている。社会がそういうことを要求している。だから、自分もそれに従わなければならない。 ~中略~ 自分の欲求よりも、外側の枠を基準にして「できるのが当たり前」から入れば、自分ができないことは、すべて、「それができるようになるにはどうすればいいでしょうか?」という悩みにすり替わり、どんどん苦しくなっていくでしょう。

(引用 石原加受子(2015):こじらせない練習。-「今」に生きる人のための心理学.すばる舎

 

子どもの頃は自分の欲求で行動していた人でも、大人になる過程や社会でもまれるうちにまわりの価値観ばかりを大事にする癖がついて、自分の欲求をおさえ込んでしまうことって多いですよね。

 

いつでもどこでも自分の欲求をおさえていると、生きる意味や楽しさがわからなくなり、やり場のない追いつめられた気持ちになることもあるでしょう。

 

・「頼まれたら仕方がない」と理由をつけては、自分がやりたくもない仕事をおこなっている。

・「仲間外れにされたくないから」という気持ちから、自分が望まない人間関係のなかに所属している。

 

大人になると自分の欲求よりも前に、他人の顔色を気にしてしまうことが多くはないでしょうか?

 

ところが自分の欲求を無視したり、自分が望まないことを続けていたりしても、人生で幸福感や満足感は得られないものです。

 

だって、自分が望んでいないのだから

 

実は「こじらせない練習。」を読んでから、僕自身も他人の顔色ばかりを気にするタイプの人間で、いままで「他者中心」の生活をしていたことに気づきました。

 

例えば、上司やお客さんから依頼されたことは何でもかんでも素直に聞き入れたり、同僚から相談があれば家庭をかえりみずに話を聞いたり。自分が望まないことにも、「No!」と言えない人間だったのです。

 

僕の場合は、他人に嫌われてしまうことを想像して自分の欲求をおさえ込んでしまうことが多かったので、仕事もストレスも自分ひとりで溜め込みやすいところがあったんですよね。

 

でもそれではダメだと気づきました。というのも、他人の顔色を気にしすぎた生き方では、自分の幸福感や満足感がほとんど感じられなかったからです。

 

他人の欲求を満たしているだけでは、自分の欲求は満たされない。自分が幸福感や満足感を感じるには、置き去りにしてきた自分の欲求に気づいてあげることが大事なんだと思います。

 

自分の固定観念が悩みの元凶であることもある

「自分が、収入を得られるようになったら、主張することができる」「稼げるようになったら、自分のしたいことが、できるようになる」というふうに思えばますます、働かなければならないと焦り始めるでしょうし、焦りながら、やっぱり「でも、できない」というつぶやきをくり返すだけとなるでしょう。

(引用 石原加受子(2015):こじらせない練習。-「今」に生きる人のための心理学.すばる舎

 

そんな思考で気持ちがラクになったり、やる気が出るのであればまだしも、そうでなければ、そんな思考で自分を縛ることに、何の価値があるのでしょうか。反対に、そんな思考こそが自分を苦しめ、感情をこじらせていく元凶となっているのです。

(引用 石原加受子(2015):こじらせない練習。-「今」に生きる人のための心理学.すばる舎

 

個人的に、これはとても響きました。

 

僕は現在うつ病を患っているのですが、うつ病で会社を退職してからは全く収入のない時期があったんです。

 

人間って全く収入がなくなると、食事をしたり遊びに行ったり、自分の生活にお金を使ってはいけないような気がしてくるんですよね。

 

昔から「働かざる者食うべからず」という言葉があるように、働いていないとお金を消費するばかりの自分が、無能で家族に迷惑だけをかけている存在に思えてきます。

 

だから「早く働かなきゃ…」「早く稼がなきゃ…」と思うわけですが、健康でなければ思ったようにはからだが動きませんでした。

 

今働けるようになってきて思うことは、「お金を使ってはいけない」「食べてはいけない」「遊んではいけない」「働かなきゃいけない」「稼がなきゃいけない」という気持ちにかられて苦しんでいた元凶は、自分の固定観念だったかもしれないということです。

 

僕の場合は、誰に何を言われているわけでもないのに、自分で生活を制限し就職を焦っているだけでした。

 

「大人は働かなければいけない」

「お金を稼がない人は楽しんではいけない」

 

そんな固定観念が勝手に培われ、自分が苦しくなるほうばかりに考えが及び身動きがとれなくなっていたんだと思います。

 

苦しく思える時には自分の固定観念を疑い、必要のない固定観念なら捨ててしまう。

 

「こじらせない練習。」を読んで、そういった人生が楽になるヒントをもらえました。

 

もう一度、人を信じたいと思えた

実際には何も起こっていないにもかかわらず、自分の意識によって生み出した感情によって、自ら傷つき、またそんな否定的な感情を、自分の中でこじらせていくのです。土台になっている意識の基本設定が「人は敵」となっていれば、すべてが「敵」のように見えたり感じたりするでしょう。

(引用 石原加受子(2015):こじらせない練習。-「今」に生きる人のための心理学.すばる舎

 

精神的に病んでいる時には、他人に対して警戒心が強くなってることも多いです。

 

僕はうつ病を患った時に人間関係もこじれていたので、それからは他人に対する警戒心が特に強くなっていました。

 

他人に対する警戒心が強くなってからは、他人の行動がなんでもかんでも「自分への攻撃」に感じて、何かと“イラッ”としやすかったように思います。

 

・道を譲ってくれない人に“イラッ”

・釣り銭の渡し方が雑な店員さんに“イラッ”

・すれ違いざまに目が合った人に“イラッ”

 

今振りかえると大したことが起きてもいないのに、他人に敵意をむき出しにしていたのかもしれません。当時は「人は怖いもの」と決めつけて、自分から人間関係を拒否する気持ちが強かったんだと思います。

 

もちろん、他人に敵意をむき出しにしたり“イラッ”としたりしたところで、自分も嫌な気持ちになるだけでしたし、何もメリットはありませんでした。

 

『土台になっている意識の基本設定が「人は敵」となっていれば、すべてが「敵」のように見えたり感じたりするでしょう。』

 

まさにその通りだったと思います。

 

他人に対する警戒心が少なくなってきてからは、他人の行動に“イラッ”とすることがほとんどなくなりました。

 

「人は敵」と決め込んでしまうところがあったとしたなら、「もう一度、人を信頼してみることからはじめたい」

 

僕は「こじらせない練習。」を読んで、そんなことを思えるようになりました。

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